デビュー節をオール連対でまとめた注目の38期新人

2025年02月07日

植村選手
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 デビュー節を2着、2着、1着で終えた植村愛悠斗選手に感想を聞いてみました。
 『どうですか?実際にデビューしてみて』「まだあまり実感が湧いてないです。まだレースっていうレースを自分の中でしてるって感覚がないので」
 
 『デビュー戦で緊張はありましたか?』「なかったです。逆に、やってやろうって気持ちが高ぶりすぎて、力が入ってしまってって感じでした。すみませんでした。自信あったんですけど...。次の伊勢崎でもしっかり勝って、レースらしいレースをしたいなって思います。今のところタイヤも大丈夫ですし、エンジンもやっていただいているので大丈夫だと思います。いい状態でレースに行けると思います」と、やる気が溢れんばかりの眼力で力強くコメント。
 『次の伊勢崎、頑張ってください』「ありがとうございましたぁ!」元気一杯の声で応えていただきました。養成所では最優秀賞を取れなかったことを本気で悔やんでいた植村選手。上を目指す気持ちは誰にも負けない様子。今後もその1走1走に注目していきたいです。
 

上原選手
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 デビューして2節目の初日は8着に沈んだ上原大輝選手。
 『感じが悪かったんですか?』「ダメでした。全然良くなくて、すみません」「試走から全然良くなくて、ずっと滑っちゃって、タイヤの選択ミスで...。アドバイスをいただいたので改善していきたいです」と。
 
 『デビュー戦は緊張しましたか』「しました。緊張しましたね。ホントに緊張して、師匠だったり、兄貴分だったり、牛沢さんだったりに背中を押してもらって、そんなに堅くなるなって。普通に走れれば取れるから、とにかく落ち着いて自分の走りだけすれば大丈夫だよって。そんなに堅くなることなく気持ち良く乗ってきなって言われたんですけど、デビュー1戦目は堅くなっちゃいましたね」
 『実際デビューしてみてどうですか?』「そうですね、前節はホントにレースもそうなんですけど、準備だったりだとかタイヤの当たりつけだったりだとか、全てのことにおいて自分の中では、なんていうんですかね、落ち着いてしっかり選択できる時間や余裕がなかったので、そこも経験を積んで、もうちょっと落ち着いて余裕を作ったうえで、腰回りだったりだとか方向性を間違えないように判断基準をしっかり見極めていかないと、この世界では勝てなくなってしまうので...。前節はホントに師匠とか派閥の方に助けていただきながら、その中でやっぱり自分にあまり余裕がなかった」
 『デビュー節の結果はまあまあ良かったかなと思いますが』「う~ん(微妙そうな表情で)、1、2、1、1...」「そうですね、ただ今回もちょっとミスしたし、いい流れにはなっていないですね。3節目から勝ち上がり権利があるので、そこでしっかり勝ち上がって行けるように、準備をしっかりして、しっかり勝負できるようにしていかなければいけないかなと」
 『最近は勝ち上がり権利発生の節でいきなり優勝ってのもありますからね』「そうですね、そこをまずは目指して、自分も頑張りたいなと思っています。しっかり準備して、練習して、良い悪いの判断基準をしっかりして、レースに向かいたい」
 『勝ち上がり権利発生節で優勝は狙いたいですか?』「狙いたいですね」
 気持ちが前面に表れるタイプではないが、自分の現況をしっかりと分析し、慎重に言葉を選んでコメントしていただきました。ロードレースでの経験の裏づけがあるからなのか、若手ながらクレバーさを感じさせる雰囲気を持っています。
 
 1ヶ月前はまだオートレーサー候補生だった2人ですが、将来のスター選手候補に挙げたくなる逸材です。

文/高橋


 

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