「スマートリレー」始動!
2025年06月20日
6月~7月限定での「スマートリレー」が実際に行われたので検証してみましょう。
デイ、ナイター、ミッドナイト開催において、発走時間帯が重ならない、「オートレース スマートリレー」はレース数を11R制で実施し、デイ開催・ナイター開催においては8車立て、浜松アーリーレース、川口ナイトレース、飯塚・山陽ミッドナイトオートレース においては、7車立てで行う。
6月13日、浜松アーリーレース2日目で一日が始まる。1R発走は9:30、最終11Rは13:45。鈴木宏和が勝って締めた。この日は本場入場1,029人、売上は87,959,600円だった。
そのあと伊勢崎ナイター「稲妻賞」3日目の1R発走は14:13。その間、約30分あり車券の購入にも余裕。1Rは木村享平が逃げ切った。最終12Rは20:43に変更され、金山周平が青山周平の追撃を振り切って3日目は終了。伊勢崎本場の入場は2,098人、売上は201,601,600円。
オーバーミッドの1R発走は21:22。ここも約30分間空いており、記念の余韻を残しながら、場所を山陽へ移動。濡れ走路を田方秀和が勝利し、最終8Rは24:30。雨巧者の山本智大が藤本剛を交わし逃げ切った。ミッドナイトは無観客なので入場は0人、売上は166,138,200円と結構売れてる印象。
◎6月13日(金)
浜松アーリーレース4日間の純売上は 337,465,400円(1日平均 84,366,350円)
伊勢崎GII「稲妻賞」5日間の純売上は 1,201,992,400円(1日平均 240,398,480円)
山陽オーバーミッド3日間の純売上は 455,080,200円(1日平均 151,693,400円)
比較としては、5月22日に浜松アーリーレース、GII川口記念ナイター、山陽オーバーミッドナイトがある。もちろん、この時点ではスマートリレーは実施してない。
浜松アーリーレース1Rは9:34~最終9R発走は13:55。この日は天候にも恵まれず本場入場は956人、売上は56,633,400円とさびしいものに。
川口記念の1Rは14;43。最終12R発走は20:45。本場入場は1,970人、売上は204,764,000円だった。
山陽オーバーミッドは準決日。1R発走は21:22で同じ開始時刻。8Rも24:30とスマートリレーと終了時刻は変わらない。売上は139,879,900円だった。
◎5月22日(木)
浜松アーリーレース4日間の純売上は 339,106,300円(1日平均 84,776,575円)
GII川口記念5日間の純売上は 1,224,588,000円(1日平均 244,917,600円)
山陽オーバーミッド3日間の純売上は 488,507,000円(1日平均 162,835,666円)
浜松アーリーレースはスマートリレー導入後と売上的には変化はないが9R~11Rへ2R増えたことを加味すると、1レース平均の売上は9R制の方が多い。
記念レースは伊勢崎と川口のレース場が違うため、単純には較できないが、同等と言えよう。
山陽オーバーミッドに関しては安定した売上を示している
こうして文章にしてみると大差はないように思えるのだが、実際としては確かにスマートリレーの方が流れがいい印象は受けた。
皆さんは「スマートリレー」どう思われましたか?
(文/中村)