決勝結果

戦況を見極めて自力に転じた深谷知広が20回目のGIII制覇

2024年05月14日


■□ 大楠賞争奪戦<武雄>決勝結果■□
【開催日】2024/05/14

 号砲とともに8番車の阿部力也が勢いよく飛び出して根田空史-深谷知広を迎え入れて、その後ろに大槻寛徳が付けて4車ラインが正攻法に構える。後ろが地元の山田英明と稲川翔で競りとなった清水裕友が車番を生かして中団取りに成功し、浅井康太に任されていた志田龍星が8番手で周回を重ねる。青板周回から早くも上昇していった志田が誘導員を降ろして先頭にたったが、清水が間髪を入れず叩きに出て、番手を手に入れた稲川と2車で出切る。後方ではぐれてしまった山田は根田の番手で深谷と併走する流れとなり、打鐘4コーナーから巻き返した根田の駆け出しに遅れ気味になっていた深谷は最終1コーナーでは追いつくと、別線に抵抗されて減速し始めた根田の上を最終2コーナーから自ら踏み込む。最終ホームで清水の番手を奪い返していた山田は、深谷のまくりに対応できない。逃げる清水を最終2センターでのみ込んだ深谷がそのままゴール線を駆け抜けて阿部を1車身半差で振り切った。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■□優勝者 深谷知広選手インタビュー■□
 (根田との並びの前後は)自分が前にいくつもりもあったんですけど、バック数だったり普段の走り方だったり含めて後ろになりました。(打鐘付近で山田が内から潜り込んできたが)その1車を見失っていて、少し対応が遅れてしまったんですけど。外を踏みながらって感じでしたけど、その中で内へ行ってくれたので。でもそこは甘かったですね。(根田は)行き切るかなっていうような感覚だったので、安心してついていたんですけど。止まった時に外に差し込んでいたので、遠回りにはなってしまったんですけど、なんとか超えられてよかったです。根田さんの頑張りのおかげでいい位置まで前に運んで行ってもらえました。次に根田さんと一緒のときは一緒に確定板に乗れるように。自分が前でも後ろでも。S班として優勝がなかったことは気になっていたので嬉しいですけど、その先にもっと必要な優勝があると思うので。そこに向けて練習していきたい。ダービーに向けていた気持ちだったりが遅れて出たと思うんですけど、そこのズレは修正だったりしてG1にピークを持っていけるように。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■【結果】大楠賞争奪戦決勝の着順・払戻金

■【レース映像】大楠賞争奪戦決勝

■【プロフィール】深谷知広の成績を見る

■【施設情報】武雄競輪場を見る

 

決勝予想

大楠賞争奪戦<武雄>最終日

2024年05月13日

大楠賞争奪戦も3日目が終了し、いよいよ決勝メンバーが出そろいました。
準決勝を勝ち上がった山田 英明(佐賀)選手、深谷 知広(静岡)選手、阿部 力也(宮城)選手ら9人による熱い戦いに最後までご注目ください。

【準決勝VTR(05月13日結果)】
◆10R
地元を引き出すべく伊藤颯が鐘発進で山田英に絶好の流れ。番手で大きく車間を切り、捲り迫る川口聖に併せ抜け出した。道中で隅田洋を捌き、最後も巧みなヨコでコースを作った稲川翔が2着。殿尻から大外踏み上げた大槻寛が3着

◆11R
打鐘から深谷知がスパート。マークは神山拓だが浅井康のブロックで離れ、志田龍が番手に嵌まる。それでも深谷は力強く、スンナリ嵌まったかに見えた志田でも抜けなかった。しぶとく外で抵抗する神山を2角で仕留めた浅井が3着

◆12R
根田空が鐘から巻き返し。後手を踏んだ清水裕がHSから捲り上げるが、隊列が間延びするほどの根田のカカリに苦戦。山田庸も清水に口が空き半端な追走。番手の阿部力が清水を止めて抜け出す。根田が逃げ残り、清水が辛くも3着


【12レース決勝(5月14日)】
1 清水 裕友 105 山口
2 深谷 知広 96 静岡
3 志田 龍星 119 岐阜
4 根田 空史 94 千葉
5 山田 英明 89 佐賀
6 大槻 寛徳 85 宮城
7 稲川  翔 90 大阪
8 阿部 力也 100 宮城
9 浅井 康太 90 三重

12レース出走表

■決勝インタビュー
清水裕友=後ろが競りになるのは自力選手として光栄。考えて走る。
深谷知広=上手くペースを作れたと思う。話して根田さんの番手に。
志田龍星=自分が弱かった。準決勝の分まで力を出し切りたいです。
根田空史=疲労がキツイが、気持ちで乗り切れている。先頭で自力。
山田英明=判断が難しかった。稲川君との競りは仕方ないですね。
大槻寛徳=無我夢中でした。調子もいい。東でまとまって4番手。
稲川翔=手応えはないけど、集中できている。競りでも清水君へ。
阿部力也=根田君のおかげ。自分の状態もよく自転車も流れてくれる
浅井康太=かなり脚を使ったレース。久しぶりに出し切れたと思う。

■レース展開
4車の4が先行だが3の叩きも。1は捲り
1(57)・39・4286

■番手深谷
注目の南関コンビは根田が前。番手で力温存の深谷が抜け出しV。清水とのS班ワンツー期待も、浅井もしぶとく両者に迫る。

■1着信頼度35%
2=1-8・9・3
2=9-3・1・8
2-8-1・9・6
2-4-1・9・8
1-9-3・2・5
1-5-2・9・3

■狙い目
混戦を清水が捲って決着。番手で競る2人は思い切ってオミット。深谷への12から3・8・9。浅井の2着192、193。


大楠賞争奪戦特設サイト
大楠賞争奪戦著名人予想
【武雄競輪】能登支援・万協 大楠賞争奪戦(GIII)キャンペーン開催中!

 

初日予想

大楠賞争奪戦<武雄>初日

2024年05月10日

5月11日から4日間、武雄競輪場で大楠賞争奪戦が開催されます。
清水裕友(山口)選手、深谷知広(静岡)選手を始め強豪が競う4日間、ぜひご注目ください。

【12レース S級初特選】
1 山田 英明 89 佐賀
2 深谷 知広 96 静岡
3 稲川  翔 90 大阪
4 山田 庸平 94 佐賀
5 浅井 康太 90 三重
6 北津留 翼 90 福岡
7 清水 裕友 105 山口
8 佐々木悠葵 115 群馬
9 嘉永 泰斗 113 熊本

12レース 出走表

■レース展開
9は引き出し役か。ただ先行力は2。7は捲り
9641・25・73・8

■九州作戦
九州4車結束。3、4番手を回る山田兄弟に応えて先頭の嘉永がブン回し、北津留の番手捲り。清水、深谷にGI争覇級の底力

■1着信頼度30%
6=4-1・7・2
6=7-4・3・2
6-2-4・5・7
6-5-4・2・7
7=3-6・5・2

■狙い目
まずは九州独占の6=41。仕掛けられない深谷が捲り追い込みで強襲するケースもしばしば。2から4・5・6・7。


【11レース S級一予選】
1 伊藤 颯馬 115 沖縄
2 齋藤登志信 80 宮城
3 宿口 潤平 91 埼玉
4 勝瀬 卓也 84 神奈
5 朝倉 智仁 115 茨城
6 関根健太郎 100 神奈
7 山口 敦也 113 佐賀
8 佐々木翔一 93 佐賀
9 橋本 智昭 99 宮城

11レース 出走表

■レース展開
1が自慢のスピードで一気に前を飲み込む
178・92・53・64

■伊藤が軸
パンチ力ある機動性で成績をまとめている伊藤が中心。地元コンビが巧追してライン上位独占。朝倉-宿口の一発に警戒。

■1着信頼度45%
1=7-8・3・5
1=3-7・5・9
1-5-7・3・9
1-9-7・2・3
3=5-1・7・9

■狙い目
3月当所G3の万博協賛では3連対で決勝進出。いいイメージを持って臨む山口の差し期待。713、715、718、719。

大楠賞争奪戦特設サイト
【武雄競輪】能登支援・万協 大楠賞争奪戦(GIII)キャンペーン開催中!

 

決勝結果

夢を叶えた平原康多がダービー王

2024年05月05日


■□ 日本選手権競輪<いわき平>決勝結果■□
【開催日】2024/05/05

スタートは武藤龍生が取り、吉田拓矢-平原康多-武藤が正攻法に構える。4番手からは古性優作、清水裕友、山口拳矢の単騎の3名の順番になり、小林泰正-諸橋愛の上越勢が7番手で、岩本俊介は最後方からレースを進めた。小林が青板のバックで上昇すると、古性が中団から合わせて出て誘導を外す。小林が先行態勢に入り、古性、清水、山口の単騎3名が上越勢を追走。吉田は6番手の位置まで車を下げると、最終ホーム前から一気のスパート。小林を2コーナー付近で捕らえてライン3車で出切る。吉田をマークの平原が4コーナーから絶好の展開を生かして抜け出した。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■□優勝者 平原康多選手インタビュー■□
「本当に20年以上やってきて、どんなに絶好調でも勝つことができなかった大会だったので。まさか大ケガから復調途上っていう段階で戦って優勝することができたのは、本当に、家族の支えだったり、ファンの支えだったり、練習仲間の支えだったり、今回一緒に戦ってくれた仲間の支えに尽きます。信じられない気持ちでゴール後を周っていて、(武藤)龍生が声をかけてくれて現実に戻ったような感じでしたね。もう(吉田)拓矢が一番強いって信じていたので、どんな状況で、どの位置に引いても力でねじ伏せてくれると思っていました。赤板からジャンあたりの単騎の人の動きを拓矢がどうするのか見ていて、ガシャガシャやっていたんで、どこで引くのかっていうのを待っていた感じですけど、もう一回踏める態勢に入ればどっからでもいっちゃうなって思っていました。(3人で出切ってからは)もうあそこをまくってこれる人っていうのはちょっといないだろうなっていうスピードだった。あとはもうゴール前勝負で拓矢のタレ具合とか伸び具合を判断しながら自分が踏んだ感じですね。車間を詰めながら。あの距離なら拓矢も押し切れる距離だと思ったので、最後は龍生と3人の勝負だなって感じていました。脇本(雄太)がでてきて、競輪界がスピード競輪になって。それを何年も追いかけてきたんですけど、それで体を壊した部分もあるし、落車でぶっ壊した部分もある。そういうのを含めて、もともとの自分を取り戻せた一年だったのかなっていう風に今は感じていますね。(これで全冠制覇まで残りオールスター競輪1つとなったが)自分の中では本当に日本選手権を獲るっていうのが一番の夢だったので。いまはグランドスラムがどうこうっていうのは考えられないですね。去年、左足が股関節から壊れてしまったので、脚力がもう少し戻れば、もう少し戦えるんじゃないかなって思っています」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■【結果】日本選手権競輪決勝の着順・払戻金

■【レース映像】日本選手権競輪決勝

■【プロフィール】平原康多の成績を見る

■【施設情報】いわき平競輪場を見る

 

決勝予想

日本選手権競輪<いわき平>最終日

2024年05月04日

日本選手権競輪も5日目が終了し、いよいよ決勝メンバーが出そろいました。
準決勝を勝ち上がった山口 拳矢(岐阜)選手、岩本 俊介(千葉)選手、清水 裕友(山口)選手ら9人による熱い戦いに最後までご注目ください。

【準決勝VTR(05月04日結果)】
◆9R
鐘で眞杉匠が先行態勢に入るが、寺崎浩の巻き返し早くホームは雁行状態に。眞杉が自ら振って牽制すると寺崎は失速、煽りを食らった南修が落車のアクシデント。平原康-諸橋愛で抜け出しワンツーかに見えたが、B過ぎ捲りの山口拳が前をとらえて1着。

◆10R
深谷知が先行に入ると、古性優が坂井洋を決めて4番手確保。その古性がバックから捲って出るが、思ったように車は出ず。番手の岩本俊が空けていた車間を詰める勢いで抜け出した。前との連結を外していた吉田拓が内掬い外伸び2着。古性が渋太く3着。

◆11R
新山響が代名詞の突っ張り先行。前中団に関東勢、後ろ中団は人気本線の中国勢。中近勢は後団で進行。2角から小林泰が先捲りを放つが、スピード勝る清水裕がその上を捲って頭。清水マークの松浦悠は踏み出しで離れてしまい小林-武藤龍の2着3着。

【11レース決勝(5月5日)】
1 古性 優作 100 大阪
2 平原 康多 87 埼玉
3 清水 裕友 105 山口
4 吉田 拓矢 107 茨城
5 山口 拳矢 117 岐阜
6 諸橋  愛 79 新潟
7 武藤 龍生 98 埼玉
8 小林 泰正 113 群馬
9 岩本 俊介 94 千葉

11レース出走表

■決勝インタビュー
古性優作=単騎で自力自在。脚力が急に上がる訳ではないし成る様にしか成らない。欲しいタイトルだし獲って帰りたい
平原康多=別になったので吉田君。これだけ関東の選手が多く嬉しい悩みだった。G1の決勝は西武園オールスター以来
清水裕友=単騎で。何れ古性さんとの連係があるかもしれないけど中四国で走っているので。優勝出来る様に頑張りたい
吉田拓矢=上越勢と別で自力勝負。準決は坂井さんのスピードを借りる事ができた。脚は悪くないと思うので勝てる様に
山口拳矢=単騎で自力。ダービーの連覇は意識していない。ずっと悪かったし、やっとスタート位置に立つ事ができた。
諸橋愛=小林君。前を1車も抜いていないけど決勝に乗れたので。今の泰正は仕上がっているしチャンスあると思う。
武藤龍生=平原さんの後ろで3番手。まだ脚力も技術も足りないけど、ラインには貢献したい。まずは表彰台を目指して
小林泰正=自力。今年、一番のデキ。自分の脚力がどれぐらいあるか試してみたい。もちろん特別競輪の決勝は初めて。
岩本俊介=自力。G1の決勝は初めて。運、不運もあるし今回は噛み合った結果。やはり深谷君の頑張りが大きかった。

■レース展開
主導権は3車構成の4か。最後は捲り合戦に
427・1・3・5・86・9

■激戦必至
単騎でも古性の安定感は◎。勝負圏からタテ脚を発揮してV。自力の威力と充実度は清水だし、息を吹き返した山口も怖い。
■1着信頼度35%
1=3-5・2・9
1=5-3・2・9
1-2-7・3・5
1-9-3・5・2
3-5-1・2・9
3-2-1・5・7
■狙い目
好回転捲りで準決を首位突破の清水に勢いを感じる。3から1・2・7・8の絡み。

日本選手権競輪特設サイト
日本選手権競輪著名人予想
【いわき平競輪】能登半島支援・日本選手権競輪(GI)キャンペーン開催中!

 

|< 36 37 38 39 40 >|

月間アーカイブ