フレッシュ37期生 注目選手その2
2024年02月02日
37期卒業生の話、第2弾は浜松所属となった、北市唯(きたいちゆい)選手と森下輝(もりしたひかる)選手。女子選手の北市選手は、オートレーサー初の北海道出身で19才。ロードレースの経験者です。森下選手はモトクロス経験者で、スズキのテストライダーも務めたとの事。森下選手は、養成所で優秀賞を受賞しています。24才。
北市唯選手インタビュー
「選手を目指したきっかけは、元々ロードレースをしていたんですけど、サーキット場に「オートレーサー募集」のチラシが置いてあったので応募しました。高校2年の時には選手の試験があったのは知っていたんですけど、ロードのレースの日とかぶっていたりして受けられず、高校3年の時に試験を受けました。養成所に入ってみてから乗ったオートレースのバイクは、ロードとは全く別物で、慣れるのに凄く苦労しました。デビュー戦は6周回、失敗とかなく、安全に走れるようにしたいです。でも、気持ちは誰よりも速く走りたいと思っています。競走車名は北海道の子ということで「ドサンコ」にしました」
※北市選手は1月15日に浜松オートで4Rでデビュー。デビュー戦は、試走3秒42、上がり3秒542で6着でした。2日目は試走3秒41、上がり3秒523で3着と、2走目にして掲示板(1~3着以内)に載る活躍を見せました。3走目は試走3秒39、上がり3秒513で5着。最終日となった3走目は人気に推されるも、ファンの期待に応えることはできませんでした。
しかし、さすがロードレース経験者。デビュー節での初勝利はならなかったものの、3日目に試走3秒39を出すなど、これまでの女子レーサーと比べても素質は十分。今後の活躍が大いに期待できそうです。
森下輝選手インタビュー
「(選手を目指した)きっかけは、小さい時からバイクに携わっていたんですが、モトクロスをやっていて、元々知り合いだった36期の吉林選手(モトクロス出身)が選手になったのを見て、自分も試験を受けてみようと思いました。養成所での生活は、携帯もないし最初は牢屋か監獄に入れられたようでした。でも、1ヵ月くらいで同期とかと話せて慣れました。訓練はキツいけど楽しかったです。同期と仲が良かったですね。デビュー戦は3日間とも1着を取って、連勝を伸ばしたいです。(どんな選手になりたいかは)目標は、佐藤摩弥選手です。佐藤摩弥選手もモトクロスをやっていて、女子ですが、トップで活躍しているのでそういう選手になりたいです。競走車名は「LE・セラ」です。K-POPのグループ名です」
※森下輝選手も1月15日に浜松オート6Rでデビュー。試走3秒36、上がり3秒439で後続をぶっちぎりデビュー戦で初勝利。2日目も試走3秒35、上がり3秒442で1着。3日目も試走3秒34、上がり3秒435で1着と「宣言通り」デビュー節で無傷の3連勝を飾り、早くも大器の片りんを見せてくれました。
浜松には、新鋭選手として規格外のスキルをもつ、36期の栗原佳祐選手もいますが、また一人楽しみな選手が加わりました。
北市選手、森下選手の次回出場予定は、2月16日~2月18日の浜松開催となります。両選手の走りにぜひご注目下さい。
次回の37期生卒業式コラムは、飯塚所属の福岡鷹選手と山陽所属の田中崇太選手の予定です。
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