吉田拓矢が7度目のGIII制覇
2025年03月10日
■□ 万博協賛 瀬戸の王子杯争奪戦<玉野>決勝結果■□
【開催日】2025/03/09
取鳥雄吾がスタート争いを制し、地元勢が前団に構える。単騎の山田庸平が地元勢の後ろに入り、犬伏湧也が5番手。単騎の南修二は8番手の位置取りで吉田拓矢が最後方となって周回を重ねる。
赤板手前から取鳥が誘導との車間を空けると、犬伏が1コーナーから上昇開始して押さえて出る。南、吉田が犬伏ラインを追っていく。6番手まで下げた取鳥は打鐘3コーナーで巻き返し、最終ホームではわずかに犬伏の前に出て先頭で通過。柏野智典を清水裕友がけん制し、犬伏を3番手に迎え入れる。犬伏は2コーナー過ぎにすかさずまくり返すが、後方で脚をためていた吉田がほぼ同時に外をまくり上げる。犬伏が2センターで逃げる取鳥をとらえて先頭に立つが、勢いよく外を迫った吉田が直線で一気に抜きさり、7度目のGIII制覇を達成した。
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■□優勝者 吉田拓矢選手インタビュー■□
「とくに作戦はなくて、昨日失敗している分、どこかで仕掛けようと考えていて詰まったらいこうと。初手が取鳥(雄吾)さんが前だったので、カマすのかなと思っていました。隊列が短くなって、南(修二)さんが先に仕掛けたので、そこを目がけていった感じですね。後ろに(山田)庸平さんがいたのもわかったので、しっかり最後も踏み切りました。(1月の立川記念で)落車して次の日に手術して、その次の日からは練習して全日本選抜に備えてやっていた。(優勝して)つきものが落ちたかなとは思います。情けないレースが続いていて、後輩にも示しがつかないですし、その分決勝はしっかり頑張ろうと。これからも関東でまとまって、しっかりダービーに向けてやっていきたいですね」
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決勝結果
深谷知広が抜け出し、古巣の地で「金鯱賞争奪戦」を初制覇!
2025年03月04日
■□ 金鯱賞争奪戦 グランパスカップ<名古屋>決勝結果■□
【開催日】2025/03/04
号砲とともに内枠3車に加えて8番車の笠松信幸が飛び出しスタート合戦になる。最内枠の山田英明が車を下げると、郡司浩平がそのままスタートを取り前受けからレースを進める。赤板では新山響平が郡司を押さえて一旦ペースを緩めると、後方となった小林泰正がさらにその上を押さえて打鐘前で先頭に立つ。3番手に入った新山は前との車間を空け後方の様子をうかがうと、打鐘4コーナーから一気にスパートを開始。小林がその動きを合わせにかかるが、新山が最終1センター付近で小林を叩き切る。新山ラインの動きに乗っていた郡司はそのスピードをもらいながら2コーナーからまくり上げるが、新山が猛抵抗し両者で踏み合いになる。最後は郡司が踏み勝ち直線で新山を捕らえて、後位で脚をためていた深谷知広がゴール前で突き抜けた。
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■□優勝者 深谷知広選手インタビュー■□
「(ファンの声援がすごく)(元)地元って感じがしましたね。愛知(籍)時代は名古屋(記念)は獲れなかったし、(獲りたい)思いはあってうれしかった。(レースプランは)基本的には郡司に任せていた。後ろに付いていてずっとスピードが上がる感じがしたけど、郡司のスピードなら大丈夫だろうと、安心して付いていた。(並びについては)お互いで話して、どう折り合うかですけど、前回(全日本選抜競輪)は自分が前を回っていて、今回は初日(郡司が前を回り)のことも含めてでした。(郡司とは)前でも後ろでもいい関係を作れれば。(ウィナーズカップまでは)立て続けにレースが続くので集中力を切らさないように。(当所で行われるダービーまでは)気合いを入れて頑張りたい」
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決勝結果
脇本雄太が後輩の仕掛けに乗ってグランドスラム達成
2025年02月24日
■□ 読売新聞社杯全日本選抜競輪<豊橋>決勝結果■□
【開催日】2025/02/24
吉田拓矢がS取りに成功し、眞杉匠を迎え入れて関東勢が正攻法に構える。外枠でスタートは不利かと思われた寺崎浩平もスタートで頑張って中団を取り、脇本雄太-三谷将太を引き連れる。古性優作は南修二と村田雅一を背に6番手の位置で周回を重ね、単騎の深谷知広がその後ろに続く。古性が赤板を目掛けて上昇していったが、眞杉が突っ張りペースをコントロール。寺崎は位置にこだわらず車を下げたため、古性が一旦3番手の位置に収まって打鐘を迎える。大きな動きがないまま最終ホーム入り口に入り、最後方にいた深谷が寺崎ラインをすくって6番手の位置を奪う。最終バック手前で古性が車を外に持ち出すと、吉田が合わせて番手から踏み込み先頭に躍り出る。そこを後方からスピード良くまくってきた寺崎が一気に飲み込み、続いた脇本が直線外を踏んで鮮やかに突き抜けた。
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■□優勝者 脇本雄太選手インタビュー■□
ここに挑む時も腰の治療だったりとか、練習不足も含めてかなりきつい状態での戦いかなっていう風には思っていたんですけど、近畿の仲間に助けられた開催だったなって思っています。準決勝のラインだったりとか、勝ち上がりも含めて27人中12人の(準決勝への)勝ち上がりだったりとか本当に仲間たちのおかげだと思っています。(腰の状態に関しては)痛みの不安はなかったんですけど、自分の中での車の進みだったりとか、そういう意味での不安は大きかったのかなって思っています。(G1初制覇から7年経っての全冠制覇となるがG1タイトルを)獲り始めてからここまでは凄く自分の中では短く感じたなって思いますけど。(今日のレースに関して)枠も悪いですし、後ろからの組み立ても考えてはいたんですけど。取れる所から寺崎を信じてっていう風に思っていました。(初手で中団が取れたのは)一番想定していないところだったのでドキドキしながらっていう感じだったんですけど。ジャンのところで行くかなっていう風には思っていたんですけど構えたので。どこからカマシにいっても付いて行けるようにって思っていました。寺崎君を信じて、(仕掛けるタイミングを)待っていました。踏み始めはちょっと口が空いてしまったので、不安だったんですけど。しっかり追いついて最後行けたかなって思います。初速もすごかったですし、バックが向かいだったんですけどすごい伸びだったので、成長がすごいなって思いました。(最後の直線は)内側がかなり伸びているような雰囲気だったので、ちょっと早めでしたけど外にはずしてしっかりゴール勝負しようと思っていました。(これで年末のグランプリ出場が決まったが)いつもスロースターターなので、本当にスタートダッシュが決められてうれしいです。一人でも多く近畿勢がグランプリに乗れるように、僕もしっかりいけるところは行けるように頑張りたい。(寺崎とは)一番最初に連係したオールスター(の決勝)からもう4線も一緒にG1の決勝を走っているので、本当に心強い後輩だなって思います。
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決勝結果
鈴木竜士がGIII初制覇を達成!!
2025年02月20日
■□ ミッドナイトG3<小松島>決勝結果■□
【開催日】2025/02/19
後ろ攻めの久田裕也が赤板過ぎで切ると前受けした新田祐大と上昇した鈴木竜士で中団併走に。打鐘過ぎに新田が下げて鈴木が中団を確保すると、先行態勢に入る久田はペースを上げて最終ホームを通過。番手の島川将貴は車間を空けて別線をけん制して、3コーナー過ぎで前へ踏み込む。冷静にその状況を見ていた鈴木は島川の外を踏み込み、直線で鋭く伸びると、まくりから追い込み勝負に転じた新田が内から、外からは金子幸央が襲いかかるも振り切ってゴールした。
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■□優勝者 鈴木竜士選手インタビュー■□
GIIIですけど、グレードだけなのであまり特別感はないですね。ただ優勝できたこと自体はうれしい。作戦はなくて、スタートで後ろにならないようにだけで後は流れででした。(打鐘で併走のところは)新田さんが内にいけばラッキーだし、展開次第ではカマして島川君をキメて位置を取るのもあった。新田さんが引いてくれて、あとは島川君がいくタイミングを見ていた。あの展開になったら島川君も前に踏むしかないですし、それをみてから外を仕掛けられたらなと。結果1着だったって感じです。何ひとつ満足できるモノではない。1日、1日大事にして脚力を向上していきたい。(組み立ては)相手次第の所もありますし、まっすぐ走る力が強くないと上では戦えない。今回はそれを出せなかったし、そこが課題。これもひとつの結果ですし、次走もそうですし1年しっかり走り切りたい。落車しないこと、怪我なく1年走るのが目標。久しぶりの優勝ですし、東京の後輩が見ている中で結果を出せて良かった。
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決勝結果
深谷知広が豪快まくりで「たちあおい賞争奪戦」初制覇!
2025年02月16日
■□ たちあおい賞争奪戦<静岡>決勝結果■□
【開催日】2025/02/16
号砲が鳴り各選手がスタート取りに動くも、最内枠の深谷知広が制して南関勢が前受けからレースを進める。赤板前の2センター付近から7番手に構えていた新山響平が動き始めると、5番手にいた嘉永泰斗が合わせて動き、インを切って新山ラインを受ける。後方7番手となった眞杉匠が打鐘手前から一気にスパートする。眞杉が最終1センターで新山を叩き切ったが、坂井洋との連係が外れて新山が番手に入る形に。最終バックでは坂井洋が追い上げ気味に踏むも、浅井に弾かれ減速する。後方でじっくりと脚をためていた深谷が前団との車間を詰める勢いで最終2コーナー付近からまくり発進。直線は追走した岩本俊介との伸び比べとなったが、深谷が岩本の猛追を1/2車輪差で振り切ってゴール線を駆け抜けた。
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■□優勝者 深谷知広選手インタビュー■□
ずっとみんなに気を使わせていたので、やっと獲れて少しホッとしています(笑)。(ファンの声援は)地元で優勝したんだなという思いが沸いてきました。どこからでもどんな位置からでも自分の力を出し切ると。なるべく小細工しないで自分の力を出し切ろうと。1番車というのもあって前の方っていうのはあって、みんな、隙のない選手ですからみんなに動いてもらってから仕掛けようと思っていた。切り合いにはなると思っていて、そこを見てからと思って。後ろに河端さんがいたので、被らないタイミングで自分の踏み込めるところでと。最近、(後ろの選手を)振り切ったことがなくて、それくらい強い選手がかためてくれる。抜かれてもワンツー、押しきれれば最高と思っていました。(ゴールした瞬間)後ろに岩本さんが見えて、ワンツーが決まった喜びがあって。地元で優勝できたんだと、わいてきました。かなりきつい練習をしてきて、初日はかみ合わなくて不安もあったけど、そこの反省点から立て直せた。また、戦いが始まるのでこれを機に活躍できるように頑張っていきます。(次走は豊橋競輪場で行われる全日本選別競輪となるが)豊橋はずっと練習をしてきた競輪場。豊橋記念も1回しか優勝をしていないし、豊橋で優勝という思いは強いので、まずは1戦、1戦ですけど頑張りたい
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