決勝結果

脇本雄太が後輩の仕掛けに乗ってグランドスラム達成

2025年02月24日


■□ 読売新聞社杯全日本選抜競輪<豊橋>決勝結果■□
【開催日】2025/02/24

 吉田拓矢がS取りに成功し、眞杉匠を迎え入れて関東勢が正攻法に構える。外枠でスタートは不利かと思われた寺崎浩平もスタートで頑張って中団を取り、脇本雄太-三谷将太を引き連れる。古性優作は南修二と村田雅一を背に6番手の位置で周回を重ね、単騎の深谷知広がその後ろに続く。古性が赤板を目掛けて上昇していったが、眞杉が突っ張りペースをコントロール。寺崎は位置にこだわらず車を下げたため、古性が一旦3番手の位置に収まって打鐘を迎える。大きな動きがないまま最終ホーム入り口に入り、最後方にいた深谷が寺崎ラインをすくって6番手の位置を奪う。最終バック手前で古性が車を外に持ち出すと、吉田が合わせて番手から踏み込み先頭に躍り出る。そこを後方からスピード良くまくってきた寺崎が一気に飲み込み、続いた脇本が直線外を踏んで鮮やかに突き抜けた。

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■□優勝者 脇本雄太選手インタビュー■□
 ここに挑む時も腰の治療だったりとか、練習不足も含めてかなりきつい状態での戦いかなっていう風には思っていたんですけど、近畿の仲間に助けられた開催だったなって思っています。準決勝のラインだったりとか、勝ち上がりも含めて27人中12人の(準決勝への)勝ち上がりだったりとか本当に仲間たちのおかげだと思っています。(腰の状態に関しては)痛みの不安はなかったんですけど、自分の中での車の進みだったりとか、そういう意味での不安は大きかったのかなって思っています。(G1初制覇から7年経っての全冠制覇となるがG1タイトルを)獲り始めてからここまでは凄く自分の中では短く感じたなって思いますけど。(今日のレースに関して)枠も悪いですし、後ろからの組み立ても考えてはいたんですけど。取れる所から寺崎を信じてっていう風に思っていました。(初手で中団が取れたのは)一番想定していないところだったのでドキドキしながらっていう感じだったんですけど。ジャンのところで行くかなっていう風には思っていたんですけど構えたので。どこからカマシにいっても付いて行けるようにって思っていました。寺崎君を信じて、(仕掛けるタイミングを)待っていました。踏み始めはちょっと口が空いてしまったので、不安だったんですけど。しっかり追いついて最後行けたかなって思います。初速もすごかったですし、バックが向かいだったんですけどすごい伸びだったので、成長がすごいなって思いました。(最後の直線は)内側がかなり伸びているような雰囲気だったので、ちょっと早めでしたけど外にはずしてしっかりゴール勝負しようと思っていました。(これで年末のグランプリ出場が決まったが)いつもスロースターターなので、本当にスタートダッシュが決められてうれしいです。一人でも多く近畿勢がグランプリに乗れるように、僕もしっかりいけるところは行けるように頑張りたい。(寺崎とは)一番最初に連係したオールスター(の決勝)からもう4線も一緒にG1の決勝を走っているので、本当に心強い後輩だなって思います。
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■【結果】読売新聞社杯全日本選抜競輪決勝の着順・払戻金

■【レース映像】読売新聞社杯全日本選抜競輪決勝

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