石井寛子が2度目のガールズグランプリ制覇
2024年12月30日
■□ガールズグランプリ<静岡>結果■□
【開催日】2024/12/29
号砲とともに勢い良く出たのは尾崎睦。尾崎は誘導員との距離を計りながら、車間を詰めて行くと、佐藤水菜が上昇して誘導員の後ろに入る。尾崎は2番手になり、3番手には尾方真生、児玉碧衣、石井貴子、石井寛子の順番になり、坂口楓華は入れる位置を探しながら尾方の外で併走をするが、位置を下げ、石井寛子の前に入って6番手からレースを進める。打鐘で誘導が退避すると、先頭の佐藤は後方の仕掛けに合わせて踏む準備をする。そこを坂口が4コーナーの下りを使って一気のスパート。この動きを追った石井寛子まで出切り、佐藤は3番手。1センターから仕掛けた児玉は佐藤に合わされて外に浮く。佐藤は前に踏み続けて迫るが、石井寛子が2センターから合わせるように踏んで、先頭でゴール線を駆け抜けた。
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■□優勝者 石井寛子選手インタビュー■□
2017年に優勝をした時よりも、何倍も何倍もうれしくて、それは、12年間でずっと応援してくれる人が増えて、そのパワーだと思ったからです。7番車で後方を選んだけど、私は前々の勝負が多くて、グランプリでも前々勝負で勝てない日々が続いたんです。2024年は後ろから我慢のレースでした。最終バック2番手の状態でこの状態はなんなんだろう?という錯覚になって、1番いい状態じゃないですか?いつも通りに焦らず走れば、このまま突き抜けられると思った。(優勝の確信は)夢見心地で、グランプリのドキドキ、ワクワクを楽しもうと、緊張するのはもったいないと、走りながら思っていて、集中できていたし、ゴールをしてからも夢のようで、優勝したという感じではなく、勝ったというより、応援してくれた人の気持ちに応えられたかなと。感謝だなと。泣いていません(笑い)。昨年はグランプリに出られない1年でしたけど、とても応援してもらって、こういう形で返せてファンの人たちが喜んでくれていると思うのでうれしいです。7月には(ガールズグランプリに)出られないかもと、奮い立たせて、いろんな人と出会ってパワーをもらいました。(来年は)目標はグランプリ出場。一戦、一戦、応援してもらえるように心がけたいです。グランプリという大きい舞台で優勝できて、競輪を見ていない人にも見てもらえたと思う。これでまた、興味をもってもらえたら、うれしいです。また応援してもらえたら。
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決勝結果
卒記チャンプの纐纈洸翔がVロードを強襲
2024年12月28日
■□ヤンググランプリ<静岡>結果■□
【開催日】2024/12/28
スタートは中野慎詞が出て大川剛と北日本勢が前受け。その後ろが太田海也-真鍋智寛の中四国勢、後藤大輝-東矢圭吾の九州勢、村田祐樹-纐纈洸翔の中部勢が7、8番手となり、単騎の山口多聞が最後方からレースを進める。レースを動かしたのは村田。赤板をめがけて一気にスピードを上げて行くが、後藤が間髪を入れずに叩きに出る。だが、太田の巻き返しも早く、最終ホーム前に先頭に立って主導権を奪う。真鍋が太田の動きに離れると、太田の仕掛けにスイッチしたのは中野。番手に入った中野は2コーナーからまくり出るが、太田も意地を見せて、両者の踏み合いはゴール前まで長引く。激しい踏み合いを制したのは中野だったが、空いた内を踏んだ纐纈の強襲が決まった。
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■□優勝者 纐纈洸翔選手インタビュー■□
(優勝した率直な気持ちは)素直にうれしいですね。一番後ろ攻めだけは嫌だったんですけど、なっちゃったんで、割り切って仕方ないなって思って周回中は走っていました。ジャン前から結構ハイピッチで、モニターを見たときに(太田)海也さんがちょっと流し気味だったので真鍋さんをどかせたらいけるかなって思ったんですけど、どかせずっていう感じで一番後ろになってしまいました。1センターくらいで村田さんがいいスピードだったので、そのまま行っちゃうかなって思ったんですけど、バックくらいで煽りをもらっていて、内が空いているのが見えたので海也さんの後ろぐらいまで行けるかなって思って切り込んだ感じですね。内を突っ込んだときは正直、空いてくれと思いながら行ったので、一か八かで行きました。(最後のゴール前勝負は中野)慎詞さんよりは前にいれたと思うので、みんなから、おめでとうって言われて、優勝したのかなって感じでした。(今後の目標は)自力を出してしっかりG1のレースで力勝負できるようにしていきたいです。いま、愛知県と言ったら藤井侑吾さんだと思うので、愛知県と言ったら藤井侑吾さんと纐纈洸翔って言われるぐらいの自力選手になっていけたらなって思います。(今年一年を振り返り)夏が終わったぐらいから調子を落としていたんですけど、こうやって優勝して締めくくれたので来年につなげていきたい。
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決勝結果
窓場千加頼が記念初V
2024年12月22日
■□ 万博協賛 九十九島賞争奪戦<佐世保>決勝結果■□
【開催日】2024/12/22
6番車の渡邉雅也が号砲とともにS取りに出て、深谷知広を迎え入れる。その後ろは松浦悠士-荒井崇博で、5、6番手の位置から進めたのは佐々木悠葵と末木浩二の関東勢。窓場千加頼がけん引する近畿勢は7番手からレースを進める。青板過ぎの2コーナーから動いた窓場はゆっくり上昇して深谷に並びかけると、赤板をめがけて、誘導を外しにいく。そこを松浦が押さえるが、佐々木がすかさず巻き返して打鐘で先頭に躍り出る。末木浩二は佐々木との間隔を保って、松浦の動きを警戒するが、松浦は最終1センターから仕掛ける。このラインを追った窓場は2コーナー付近から車を外に持ち出してまくり発進。窓場は最終2センターで前団をとらえると、切り替えてきた荒井の追撃を振り切った。
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■□優勝者 窓場千加頼選手インタビュー■□
やっとGIIIを獲ったなって感じで、実感はないですね。これをステップに、GIを獲ることを目標にしたい。今年は、FIでの優勝はあったけど、こういうグレードレースで優勝できたことがうれしいです。車番が悪かったんで、まずは切って、深谷さん達の動き待ちになるかなと。赤板で切れたことがキーポイントだったと思うし、切ったから次の動きにつながると思うんで。佐々木君が本当にカカった先行だったんですけど、その上を行った松浦さんのスピードをもらって、まくることができた。ゴールも隣に誰か並んで来ているだろうなと思っていたし、誰もいないことが確認できて、手を上げました。(デビューから)長かったです。腐った時期もあったけど、もう一度頑張ろうと思えたのは、同期の古性(優作)さんの活躍だし、古性さんと、脇本(雄太)さんとウィナーズカップの決勝を走れたことがきっかけ。近畿の自力選手として成長しないとなって思ったし、後輩を育てていきたいと思った。(オールスターと地元記念の)大事なところで、2着だったし、何かを埋めないと優勝はできないと思っていた。それがこんなに早く優勝できたことは、自分でも驚きですし、成長できているのかなって思います。来月には和歌山記念がありますし、全日本選抜もすぐにある。近畿として総力戦で戦っていきたいです
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決勝結果
松浦悠士が4度目の地元記念制覇!!
2024年12月15日
■□ 万博協賛 ひろしまピースカップ<玉野>決勝結果■□
【開催日】2024/12/15
後ろ攻めとなった太田海也が赤板で正攻法から突っ張ろうとする新山響平を、イエローラインの上まで上がっての山下ろしで一気に叩いて主導権をにぎる。単騎の3名が次々と切り替えて、新山響平を後方に置くとグングンとスピードを上げてレースを支配する。番手の松浦悠士は車間を空けて別線の状況を伺うと、最終バック手前からまくってきた佐々木眞也に合わせる形で番手から出る。後続の反撃を許さずそのまま押し切りゴールした。
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■□優勝者 松浦悠士選手インタビュー■□
(今の気持ちを率直に)嬉しい。スタートは菅田さんにはかかっていたけど、鈴木君にかかっていない感じだったので引く形に。赤板のところは太田君がうまかった。後ろは気にせずでした。周回中から山田さんがラインの後ろにいるのはわかっていた。あとは太田君に全て任せていた。駆けてからは状況を確認しながらで。風が強くて太田君も出てからのペースが準決よりも早くてどうかなと。バックで止まった感じで前へ踏ませてもらった。佐々木君がきたのが見えてて詰めながらどうしようかと。詰まった感じがあってあれ以上だと後ろの池田さんも死んじゃうので踏んだ。重かったですね。誰も来ないでくれって感じでした。最後は気配がなくて大丈夫と思ったけど、池田さんの気配を確認できずどうかなって。競輪祭前のことは忘れました。過去のことを考えても仕方ないので。立て直せたし自分らしいレースができるようになったからこれからの走りをみてもらえれば。1月は走れないけど、(来年に向けて)反撃態勢は整ったかなと。来年はタイトルを獲りたい。獲れていないタイトルが一番ですけど、まずは全日本選抜を獲れるように。1月は練習ができるのでそこに向けてやっていきたい。それで終わりじゃないですけど。(来年新しくなる)広島バンクは楽しみ。記念開催は日程的に走れるかわからないですけど、広島バンクが生まれ変わるので、広島の選手として盛り上げたい。
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決勝結果
松本貴治が2度目の地元記念V
2024年12月08日
■□ 大阪・関西万博協賛金亀杯争覇戦<松山>決勝結果■□
【開催日】2024/12/08
内枠の松本貴治がスタート争いを制して、四国勢が前受け。深谷知広は、単騎で追い上げた浅井康太との併走を嫌って車を下げ、5番手からの組み立てとなる。周回中の並びは、犬伏湧也-松本-橋本強、浅井、深谷知広-松谷秀幸-山賀雅仁、山崎芳仁-大槻寛徳の順。犬伏は山崎の上昇を赤板過ぎに突っ張る。山崎が4番手に降りると、浅井が追い上げて中団は併走。深谷は7番手に下がる。山崎が5番手に下げたとほぼ同時の打鐘3コーナー付近から、犬伏は徐々にペースアップ。深谷を後方に置いたまま、四国勢がレースの主導権を握る。深谷が最終2コーナーからまくり上げるが、前と車間を切っていた松本は冷静に対処。車間を詰めて行った3コーナーで深谷を張って、追いついた勢いのままにタテに踏み込む。松本は4コーナーの下りで再度加速して追いすがる深谷を振り切って通算4度目のGIII制覇、そして2度目の地元記念制覇となるVゴールを駆け抜けた。
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■□優勝者 松本貴治選手インタビュー■□
犬伏君が頑張ってくれて、最高の結果になった。それがうれしいです。前を取られて突っ張られるよりは、突っ張って力を出し切った方がいいだろうって思ってた。(犬伏が)ジャンぐらいからいい感じに踏み上げてくれて、うまかったと思います。犬伏君が掛かっている上を深谷さんが来て、(番手から)出て行く準備をしながら、張りながらでした。道中は余裕があったんですけど、気持ちの面なのか、(踏み込んでからは)重かった。ラインのおかげで一番いい結果になった。連日、たくさんの声援をいただいてたんで、それに応えられて良かった。今年(の地元記念)は、すごいリラックスして走れました。GIでは全然戦えていないんで、総合的に底上げしたい。GI優勝が目標なので、毎日頑張っていきたいです
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