深谷知広が豪快まくりで「たちあおい賞争奪戦」初制覇!
2025年02月16日
■□ たちあおい賞争奪戦<静岡>決勝結果■□
【開催日】2025/02/16
号砲が鳴り各選手がスタート取りに動くも、最内枠の深谷知広が制して南関勢が前受けからレースを進める。赤板前の2センター付近から7番手に構えていた新山響平が動き始めると、5番手にいた嘉永泰斗が合わせて動き、インを切って新山ラインを受ける。後方7番手となった眞杉匠が打鐘手前から一気にスパートする。眞杉が最終1センターで新山を叩き切ったが、坂井洋との連係が外れて新山が番手に入る形に。最終バックでは坂井洋が追い上げ気味に踏むも、浅井に弾かれ減速する。後方でじっくりと脚をためていた深谷が前団との車間を詰める勢いで最終2コーナー付近からまくり発進。直線は追走した岩本俊介との伸び比べとなったが、深谷が岩本の猛追を1/2車輪差で振り切ってゴール線を駆け抜けた。
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■□優勝者 深谷知広選手インタビュー■□
ずっとみんなに気を使わせていたので、やっと獲れて少しホッとしています(笑)。(ファンの声援は)地元で優勝したんだなという思いが沸いてきました。どこからでもどんな位置からでも自分の力を出し切ると。なるべく小細工しないで自分の力を出し切ろうと。1番車というのもあって前の方っていうのはあって、みんな、隙のない選手ですからみんなに動いてもらってから仕掛けようと思っていた。切り合いにはなると思っていて、そこを見てからと思って。後ろに河端さんがいたので、被らないタイミングで自分の踏み込めるところでと。最近、(後ろの選手を)振り切ったことがなくて、それくらい強い選手がかためてくれる。抜かれてもワンツー、押しきれれば最高と思っていました。(ゴールした瞬間)後ろに岩本さんが見えて、ワンツーが決まった喜びがあって。地元で優勝できたんだと、わいてきました。かなりきつい練習をしてきて、初日はかみ合わなくて不安もあったけど、そこの反省点から立て直せた。また、戦いが始まるのでこれを機に活躍できるように頑張っていきます。(次走は豊橋競輪場で行われる全日本選別競輪となるが)豊橋はずっと練習をしてきた競輪場。豊橋記念も1回しか優勝をしていないし、豊橋で優勝という思いは強いので、まずは1戦、1戦ですけど頑張りたい
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決勝結果
ラインの力で松井宏が3度目の記念制覇
2025年02月11日
■□ 大阪・関西万博協賛春日賞争覇戦<奈良>決勝結果■□
【開催日】2025/02/11
号砲とともに郡司浩平が飛び出して誘導員を追い掛ける。道場晃規を先頭に機動型3車で結束した南関ラインが正攻法に構え、地元勢を連れた古性優作が中団に構える。山崎芳仁を背に7番手で周回を重ねていた佐々木悠葵は残り3周を切った付近から上昇していったが、誘導員との車間を空けて間合いを図っていた道場が突っ張ってそのまま主導権取りへ、単騎の皿屋豊が内を掬って7番手に切り替えて佐々木は後方8番手に置かれてしまう。中団に構えていた古性が最終ホーム手前から車を外に持ち出すと、気配を察知した松井宏佑が自力に転じて一気に踏み込み。松井に合わされた古性は瞬時の判断で郡司を捌いて松井の後ろにスイッチ。最終2センターから追い込みを狙ったが、松井が8分の1輪差で力強く振り切った。
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■□優勝者 松井宏佑選手インタビュー■□
(決勝メンバーが出そろってから)道場君が前で頑張りたいって言ってくれて、郡司さんが後ろを固めてくれるって言ってくれたので、自分が番手を回させてもらって。各々がしっかり仕事ができたと思います。道場君がタレてきて、古性さんが仕掛けてきたのを見て前に踏んだんですけど、郡司さんが絡まれてしまって。迷惑をかけてしまいました。でもなんとかラインから優勝者を出せたのは良かったです。(後ろの状況は)わからなかったです。影は見えたので、誰かいるのはわかったんですけど。優勝した実感はまだないですけど、いいレースはできたかなって。(次走のG1に向けて)まだ納得できる調子じゃないので、ケアに集中して、体を叩いて少しでもいい状態に持っていけるように。今年は地元でグランプリがあるので、そこを目指して頑張りたい。
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決勝結果
郡司浩平が2週連続で記念V
2025年02月02日
■□ 万博協賛 玉藻杯争覇戦<高松>決勝結果■□
【開催日】2025/02/02
スタート争いは成田和也が制して田中大我を迎え入れ、この2人が前受け。3番手には犬伏湧也のラインで郡司浩平は7番手からレースを進める。田中は赤板前に誘導との距離を空け始め、郡司の上昇を突っ張る。すると郡司は成田の後ろに入り3番手の位置を確保。車を下げた犬伏は打鐘過ぎ2センターからの巻き返し。抜群の加速力で前団に迫って行くと、郡司も合わせて出ていくが、犬伏が1コーナー付近で先頭に出切る。出られた郡司は島川将貴をさばいて位置を確保。その間に犬伏との距離は空いてしまったが、徐々にその差を詰めていき、ゴール前でしっかりと捕らえた。
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■□優勝者 郡司浩平選手インタビュー■□
今回は4日間、自力で出来過ぎなくらい動けたと思う。スタートは失敗だったけど、田中君が前を取って、(郡司を)切らせて、行かせてのレースはしないでしょうし、そのあとの対処としては突っ張られて、あそこを狙えるように。(位置を取ってからは)車間を空けながら詰めつつ、(犬伏を)気にしていたけど、犬伏君は力があるので来ていて、反応した感じです。自分のタイミングではなかったけど慌てて踏んで、行かれるスピードだったので1センターで合って、そっち(犬伏の後ろをさばく)に頭を切り替えた。正直、けっこう空いていて、(捕らえられる)感覚はなかったけど、犬伏君のスピードが落ちてきて詰められた。グレードや格付けに関わらず、どうすれば1着を取れるのか、というのを考えている中での優勝。今年に入って、1着を取って、なおかつラインとして決めたいと思っていて、ラインは大事ですけど、人気になる以上は取りこぼさないようにと自分にプレッシャーをかけている。自分に厳しくしてそこで結果が出ているので自信につながっています。(次は奈良記念で)少し詰まっていて練習で追い込めなかったりするけど12月にできていましたし、気持ちが切れていないのと、もっともっと上にと思っているので問題ないかと思います。与えられたレースで1着を目指して、まず、勝てるように走って、その結果、G1優勝をしたい。
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決勝結果
郡司浩平が完全優勝で大会連覇
2025年01月26日
■□ 万博協賛蒲生氏郷杯王座競輪<松阪>決勝結果■□
【開催日】2025/01/26
スタートは外枠の郡司浩平と1番車の古性優作が出て出方を伺い、郡司が前を取って深谷知広を迎え入れる。南関勢が前受けでその後ろに古性-岩津裕介、単騎の浅井康太、佐藤慎太郎に山田庸平-小川勇介の九州勢で周回を重ねる。深谷は赤板で山田の上昇を突っ張って先行態勢に。車を下げた山田は4番手に入り、古性は山田と外で併走するが、小川に張られて車を下げる。深谷が軽快に駆けて行くと、郡司は最終ホーム付近から車間を空け始めて間合いを図る。後方では6番手の位置から浅井がまくり出て、その動きに合わせるように山田も前に踏み込む。山田の仕掛けに合わせて踏んだ郡司が先頭でゴールを駆け抜けた。
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■□優勝者 郡司浩平選手インタビュー■□
前にも後ろにも世話になりっぱなし。(スタートは)外枠だったので、深谷さんを見て、古性も前っていう感じではなく、確認して。周りの動きも確認してでした。あとは任せていたので。昨日も今日も(深谷は)すごいですね。引くかなっていうところで突っ張ったので、また昨日のパターンだと、腹をくくりました。(古性が)自分たちの後ろにいたし、どこかで追い上げてくるかな、とか、外で踏みながら来るか、とか考えていました。深谷さんが突っ張った時点で番手の仕事に頭を切り替えて、2コーナーでは(別線が)来ていなくて、嫌なところできちゃうかなと。岩本さんが内を締めてくれていたし、深谷さん、岩本さんのおかげで優勝できました。(最後は)残しにかかると、くわれるので勝ちに徹した。(立川は準優勝だったが今回は優勝で)ホッとした感じはないですね。目の前のレースで1着をとるっていうのは決勝でも変わらずに、その意識で走れた。グランプリが終わった後からレースで悔しさをぶつけたいと年頭から思っています。目の前のレースで勝つことだけ考えていきます。
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決勝結果
佐々木悠葵が2度目のGIII制覇
2025年01月19日
■□ 万博協賛 東日本発祥倉茂記念杯<大宮>決勝結果■□
【開催日】2025/01/19
村上博幸がスタート争いを制して、近畿勢が前団。佐々木悠葵が近畿勢の後ろに位置を取り、嘉永泰斗は7番手。寺崎浩平の後位は初手から脇本雄太と佐々木眞也の併走となり、道中では入れ替わりながらも赤板では脇本が外になる。2コーナーから上昇した嘉永が打鐘3コーナーで寺崎を押さえると、佐々木悠は九州勢を追って4番手。6番手に下げた寺崎は、最終ホーム手前から巻き返す。2コーナー手前で嘉永を叩いた寺崎を佐々木眞が追うも、脇本もバック手前で追い上げる。後方で脚をためていた佐々木悠が脇本、村上を追いかけて、そのまままくり上げる。佐々木悠が、抵抗する寺崎を2センターでとらえて先頭に立つ。武藤龍生は踏み出しで遅れて付いていけない。佐々木悠がそのまま後続を寄せつけず、先頭でゴール。2度目のGIII制覇を遂げた。
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■□優勝者 佐々木悠葵選手インタビュー■□
「最終日にやっと乗り方を思い出せて、それが一番良かった。自転車にあまり乗らなくて、忘れちゃうから3日目まではヤバいと思っていたけど、今日のアップで思い出した。骨盤の位置とかがこんな感じじゃないかなと。(寺崎は)突っ張るんじゃないかなと。突っ張れば、流したところを武藤さんと2人で行くつもりでした。(寺崎が)引いたので、(打鐘)4コーナーで仕掛けがありそうで、思っていた通りで完ぺきでした。佐々木眞也さんは競るって決めたらその位置を譲らないと思っていたし、脇本さんも追い上げてくると思っていたし想定通り。完ぺきでした。佐々木眞也さんがもってきて接触がありそうで、バックを踏んだのは良くなかったけど、乗り方が良くて脚を使わないまくりですごい良かった。武藤さんが離れたのはわからず、まくり切って武藤さんとワンツーだと思っていた。師匠(矢口啓一郎)がここ(大宮記念)で優勝していたので、師匠と弟子で優勝はすごくうれしい。今回は優勝を狙うっていうよりも地元選手の手助けと思って前で頑張ろうと思っていたけど、それで優勝できた。狙わずにいった方がいいのかなって。次は奈良ですね。少し(日にちが)空くので練習しながら追加がきたらなって。今日は展開が向いた。もっと脚が必要だなって感じた」
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