新山響平がラインの力で今年初V
2025年10月13日

■□ 蒲生氏郷杯王座競輪<松阪>決勝結果■□
【開催日】2025/10/13
初周は酒井雄多-新山響平-佐藤一伸-渡部幸訓の北日本4車、古性優作-園田匠、郡司浩平-武藤龍生、単騎の浅井康太が最後方からレースを進める。酒井は青板バックで誘導との距離を空け始め、赤板をめがけて一気にきた郡司浩平を突っ張りきって主導権を渡さない。佐藤、渡部は外に迂回しながらも付け直して北日本の4車が先行。新山は最終2コーナー手前から番手まくりを放ち押し切る。
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■□優勝者 新山響平選手インタビュー■□
「酒井は気持ちが入っていたし、何としてもモノにしないといけないと思っていました。(スタートは)早い選手がそろって取れるかなと思ったけど(渡部)幸訓さんが脚を使って取ってくれてありがたいですよね。(赤板は)郡司さんがうまくて本当にギリギリのところでしたけど、郡司さんがバックを踏んでくれて、自分は引く準備をしていたけど、酒井が突っ張りきって慌てて踏んで、僕のせいで後ろがついてこられなくなって申し訳なかったです。(酒井のペースは)自分が先行していても来られないだろうなっていうペースがあるんですけど、その感じでした。ラインで決めるにはまくりが来てからだとからまれて危なくなるので、来ていなくても早めに迷わずに行かせてもらいました。本当にラインのおかげです。(今回は)疲れがある中でまあまあの走りができた。もうひと追い込みして寛仁親王牌に行きたいと思います」
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決勝結果
脇本雄太が後方一気でグランプリスラマーの力を示す!
2025年10月05日

■□ ゴールドカップレース<京王閣>決勝結果■□
【開催日】2025/10/05
号砲が鳴り眞杉匠と和田真久留が飛び出し、関東、南関勢の混成ラインが前受けからレースをスタート。後ろ攻めとなった大川龍二は青板バック付近で上昇を開始し眞杉を押さえにかかるが、その動きを眞杉が突っ張る。中四国勢の後ろに位置した菅田壱道は大川が突っ張られるとすかさず迂回して打鐘前1センターからカマシを敢行。打鐘過ぎ2センターでは菅田が叩き切るも眞杉が飛び付き後位は新田祐大と併走になる。最終ホームでは大川がスパートを開始するも眞杉が押上げ併走していた新田が落車。それに乗り上げた大川も落車すると最後方となっていた脇本雄太は金網近くまで大きく迂回。最終バックでは眞杉がまくり、俊敏に追い上げた小倉竜二がそれを追っていく。最終3コーナーでは先頭に立った眞杉だが、後方からまくり上げた脇本が直線で一気に前団をのみ込んだ。
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■□優勝者 脇本雄太選手インタビュー■□
「(記念優勝は)かなり久しぶりの感じ。(レースは)何も考えずに9番手で構えて、何かしらの動きがあったら反応してアクションを起こそうと。大川が外に(車を)外したのを見て、その時には(自分も)外に行こうとした。落車を避けるので金網に近い所まで行ってしまい(前まで)遠くなってしまった。(外を踏まず)そのままいたら落車していたと思う。無我夢中で踏んで、前が遠いのもあったので、詰めてその勢いでと。前の感じはわからなかったけど、気が付けば伸びていた。(今シリーズは)体の悪影響(持病の腰痛)はないかなと思ったけど、気持ちの面が弱かった。(福井がバンク改修で使えず)少なくともいい影響が出ることはないので、悪い影響が出ないようにしたい。(次回は寛仁親王牌で)調子を落とさないように頑張りたい」
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決勝結果
S班の犬伏湧也が4度目のGIII制覇
2025年09月28日

■□ 75周年記念 平安賞in奈良<奈良>決勝結果■□
【開催日】2025/09/28
スタートで雨谷一樹が飛び出し、関東勢の前受け。その後ろに近畿勢が入り、九州勢、四国勢と並んで周回を重ねる。残り2周半で山田庸平が押さえにいくと、金子幸央がそれを突っ張る。九州勢は3、4番手に入り、5番手に下げた三谷竜生は赤板ホームをめがけて仕掛ける。金子を叩いた三谷が先頭に立つが、後方からすかさず反応していた犬伏湧也が打鐘めがけて一気に巻き返して主導権を奪う。犬伏がグングン加速して逃げて佐々木豪の追走、3番手の三谷以降は大きく離れて最終バックを通過。犬伏は勢いそのままに後続の追撃を振り切り、S班になってからようやく嬉しい初優勝を手に入れた。
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■□優勝者 犬伏湧也選手インタビュー■□
(優勝できなくて)ずっと苦しかったのでほっとしている。グランプリも走っていない中でS班になって、S班になった以上は勝たないといけないレースもあるので。遅いですけど、優勝できて良かった。しっかり落ち着いて一発で決められたら2人で決まるかなと思っていた。スピードを貰いながら踏み込んでいけたし、タイミングも良かったと思う。ゴールまでスピード感良くいけたので、抜かれなかったのは自分が成長している部分かなと思います。記念は優勝できていなかったので、ゴール後は声が出ました。もっと優勝できるように頑張りたいです。GIで結果が出ないとグランプリも見えてこないし、来年もS級S班を続けるのは結果が出ないと。(シリーズ振り返って)初日は自転車を試して、気づけたことがある。最終日に向けて調子も上がってきたし、良い開催でした。
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決勝結果
郡司浩平が今年6度目の記念制覇!!
2025年09月24日

■□ みちのく記念善知鳥杯争奪戦<青森>決勝結果■□
【開催日】2025/09/23
号砲とともに5番車の菊池岳仁がスタートを取る。そのラインの後ろに郡司浩平と南修二の即席タッグ、地元の新山響平が率いる北日本勢が後ろ中団。河端朋之は後方からのスタートとなった。赤板で後ろ攻めの河端が切りにいくも誘導との車間を空けていた菊池が突っ張り出させない。打鐘前には初手と同じ並びとなると、打鐘4コーナーから菊池が一気にペースを上げて最終ホームは一本棒で通過。好位3番手をキープした郡司は前との車間を取りながら、荒井崇博が車間を空け始めた所を逃さず、2コーナーからまくる。逃げる菊池をバック線で捕らえると、後続の追撃を振り切りゴールした。
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■□優勝者 郡司浩平選手インタビュー■□
何回目(の優勝)というよりも、力を出し切るレースができて、それで結果が出たことに少しほっとしました。スタートはとりあえず出てみて、菊池が前を取りそうだった。新山ラインに取られないように、自分としては良い位置が取れたと思います。菊池も前を取った意味があるでしょうし、さすがに河端さんは出させないだろうと。自分は3番手で遅れないようにと意識してました。(河端が)突っ張られたあと、新山がすかさず来るかなと思って、ワンテンポ見た。新山が来なかった時点で、来たら合わせられる準備ができていました。ホームぐらいでもう1回来るかなと思って、間合いを取ってタテに踏む準備ができていた。来なかったんで、2コーナーの自分のタイミングで行きました。(荒井が車間を切る)そのタイミングで真後ろから行けましたね。(菊池が)3車ラインでしたら行き切れるか微妙だったけど、行き切れたので最後も踏み切れました。昨日(3日目)も、一昨日(2日目)も、ワンテンポ、ツーテンポ早めに仕掛けられていた中で、今日は短い距離(の仕掛け)だったので、良い感覚で踏めました。一昨日、昨日のレースが生きているなと思いました。(共同通信社杯は初日敗退で)自分で流れを崩してしまった。その後の(共同通信社杯の)3日間と、今回の4日間を自力で戦って、立て直せたと思う。もう少し良くなる感覚があるし、その感覚を取り戻しながら上を目指していきたい。賞金というよりも、G1が2つ残っているので、次のG1を目標に。地区プロもあるんですけど、日々の練習を怠らずに上を目指していきたいです。
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決勝結果
近畿の結束力を示し南修二がビッグ初制覇
2025年09月15日

■□ 共同通信社杯競輪<福井>決勝結果■□
【開催日】2025/09/15
号砲とともに古性優作が飛び出して、地元の寺崎浩平を先頭に5車で結束した近畿ラインが正攻法に構える。残り4名の単騎勢は太田海也、野田源一、深谷知広、嘉永泰斗の順番で周回を重ねる。初手で8番手となっていた深谷が青板周回のバック線手前から上昇していきプレッシャーをかけたが、寺崎が突っ張り切って先行態勢に入る。初手から近畿勢の後ろにいた太田は最終ホーム手前から一気の巻き返しを狙ったが、古性に最終2コーナーで強烈なブロックをもらい、最終3コーナーで再びブロックされるとバランスを崩して落車のアクシデントに見舞われる。古性の後ろで内を締めていた南修二は落車を避けた勢いで内へと入ると、直線で一気に踏み込んで寺崎を交わしてゴール線へ飛び込んだ。

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■□優勝者 南修二選手インタビュー■□
「(ビッグレースを優勝した率直な感想は)どうですかね。ちょっとまだ映像を見ていないのであれですけど。待てなかったんで踏ませてもらった感じですかね。(ゴールした瞬間の気持ちは)特にというか、レース内容のことを考えてゴールした感じですね。5車というのを生かして、将太なり、僕なりも援護できればと思ったんですけど。ほとんど任せるような形になってしまった感じですね。古性が戻ってきたときに前輪がかからないようにと思って追走していたつもりです。踏み込んだときは捕らえられる感じでした。(近畿5車で並ぶことになった経緯は)各々がやってきたレースとかもありますし、簡単に回れる場所じゃないって(みんなが)わかってはいると思うなかで、話し合った結果この並びで行こうってなりました。結果としては受け止めるというか、優勝は良かったので次にはつなげたい。(グランプリ出場に向けて)賞金を気にしても自分のできる事とやることというのは変わらないと思うので。(デビュー23年目となるが)歳は関係ないんですけど、立場というか、しっかりとした競輪をまずは自分がして。近畿の競輪というのを見せれたらいいと思います。周りの進化が早いので、何とか自分が進化しても周りも進化するので。必死で追い掛けているような状態です。脚の状態は自分の中ではいいですけど、2日目は千切れていますし、そういうところの底上げも必要かなって思います。まだG1が2つ残っているのでしっかりいいレースできるように練習したいと思います。(デビューからここまで)ケガとかもありますけど、苦労という風に感じたことはないですね。本当に皆さんに支えてもらっているので、(優勝の喜びは)誰と言わずというかみんなに伝えたい」

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