佐藤水菜が軽快ピッチで逃げ切りV
2025年04月28日
■□ オールガールズクラシック<岐阜>決勝結果■□
【開催日】2025/04/27
初手で3番手の位置となった佐藤水菜は周回中に追い上げてきた細田愛未と石井貴子を入れる形で残り2周の赤板で5番手になる。徐々に石井との車間を空け始めた佐藤は打鐘付近から上昇していき先頭に踊り出る。気配を察知した児玉碧衣が小林莉子を叩いて待つと、佐藤を追ってきた梅川風子と佐藤の後ろで併走になる。最終ホーム前に車を外に持ち出した石井は梅川の後ろに追い上げる形で外併走に。ペースで駆ける佐藤に対し、最終2コーナーからまくりを狙った梅川であったが、佐藤がしっかりと合わせて切る。最後の直線で追い込みを狙った児玉の追撃も振り切って佐藤がそのままゴール線をトップで駆け抜けた。
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■□優勝者 佐藤水菜選手インタビュー■□
直前に体調を崩したりとか、ガールズケイリンの自転車に乗らずに入ってきているぶん、状態面は問題ないんですけど、それ以外が結構、不安要素が多かったんですけど。自分の力を信じられたので。先行すれば逃げ切れるって思って走ったので。そこはいい部分だったと思います。自分の番手に児玉選手がはまったのを見て、梅川さんと2人で併走状態を作れたのは自分にとって100点満点でしたね。(競技で)ある程度はああいうレースで勝ててきたので、長い距離の方が自分は勝率が高かったので。今日は絶対1周半か1周は行こうと思っていたので。うまくはまってくれたので、すごく有利に動きました。初手位置で梅川さんが番手で。行こうと思った時に1番が見えたのでそこで完ぺきに獲ったと思いました。手の内がばれているぶん、やりやすかったですね。もうまくりとかはやりたくないですね。昨日(準決)みたいになるのが一番いやなので。(準決勝で負けてしまい)やるせない気持ちというか、こういうこともあるんだなって。自分が経験したことのない負けパターンだったので。車券を外してしまって申し訳ない気持ちもあるんですけど、自分の成長が見えるので。すごくなんだろう...。久々に競輪が楽しいって思えて。競技は結構、負けて悔しい、楽しいって思えて走れるから、どんどん意欲があがったんですけど。最近のガールズケイリンはどこにモチベーションだったりとか。でも昨日ああいう負けをしてすごく自分にとって成長が見えたレースになったので。絶対にああいうことがないように。ああいう展開もあるって念頭において走れたのは今後の人生に大きな影響を与えました。(これでグランプリ出場権を得たが)正直、今年G1を全部獲るって公言していたと思うんですけど。だからこそグランプリに出るって。最低条件ではいたので、そこまで大きくは。最低条件としてグランプリも獲るって決めていたので、まずはチェックマークが一個ついた感じです。今回の状態で獲れたのは大きかったので、ジャパントラックカップもあるんですけど、パールカップも頑張ろうと思います。
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決勝結果
地元エースの郡司浩平が完全優勝
2025年04月22日
■□ 桜花賞・海老澤清杯<川崎>決勝結果■□
【開催日】2025/04/22
犬伏湧也がスタートを取り、郡司浩平率いる地元ラインが中団。福井勢が7、8番手となり、単騎の根田空史が最後方で周回を重ねる。青板バックで動き出した脇本雄太が、赤板過ぎに犬伏を押さえる。郡司は福井勢にスイッチして中団、中団を回る。7番手まで下げ切った犬伏は構えて、徐々にペースを上げた脇本の先行。一本棒で最終周回を迎えて、郡司は2コーナー過ぎから仕掛ける。踏み直す脇本を、郡司は2センターで力強くねじ伏せて先頭へ。番手から追い込む松谷秀幸の強襲もこらえた郡司が、地元ホームの川崎記念6度目の優勝を4連勝でゲット。1月高松記念以来、24度目のGIII優勝と最高の弾みを付けて、ダービーへと向かう。
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■□優勝者 郡司浩平選手インタビュー■□
1番車でしたし、中団、中団を立ち回れれば一番優勝に近いと思ってました。すんなり3番手を回れたんで、力勝負ができた。(近畿勢が)2車だったのもありますし、3車だったら行けなかった。犬伏が来たらいやだなと思いながらも、ゴールまで必死でした。声援がすごかったし、お客さんもいっぱいいて、その前で優勝できて良かった。(ダービーに向けて)このメンバーでどれだけ力勝負できるかを課題にしてやって、4日間自力で、地元のプレッシャーの中で戦ってこういう結果を出せた。もう、怖いものなしです。
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決勝結果
山田庸平が無傷で地元記念制覇
2025年04月14日
■□ 大楠賞争奪戦<武雄>決勝結果■□
【開催日】2025/04/13
太田海也がスタート争いを制し前受け。九州勢が3番手を確保し、坂井洋が7番手の位置取りで周回を重ねる。赤板手前から坂井が上昇し、突っ張るそぶりを見せる太田を抑えて1センターで先頭に立つ。そこを嘉永泰斗がすかさず巻き返して打鐘から主導権をにぎる。ハイペースで飛ばす嘉永に対し、外併走から仕掛けた太田は、最終ホームで口の空いた4番手に降りる。7番手に置かれた坂井が最終1センターから仕掛けるが、太田も2コーナーからまくり返す。山田庸平が太田に合わせて最終バックで番手まくりを打って、4コーナーでは先頭へ。出切れなかった太田は直線に入って落車。そのまま後続を振り切った山田が完全優勝で地元記念を制した。
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■□優勝者 山田庸平選手インタビュー■□
優勝することは意識せず、去年は失敗しているので、失敗しないように、楽しんで走ろうと思ってました。地元で完全優勝できるなんて思ってなかったですし、最高の結果だと思います。(嘉永)泰斗の踏み方的にオーバーペースな感じで、自分は半車身くらい空いてて、余裕はなかった。(太田のまくりは)なんとなく見えていたけど、4番手に入っているとは思っていなくて、来たタイミングがなんか違った。でも、反応できて、最後はしっかり踏めたと思います。接触もあったし、落車もあったので、なんとも言えない感じだった。引き続き状態は良かったと思います。一日一日、練習で自転車と向き合って、その中でGIも戦っていきたい。
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決勝結果
清水裕友が13度目のGIII制覇
2025年04月07日
■□ よさこい賞争覇戦<高知>決勝結果■□
【開催日】2025/04/06
志村太賀がスタート争いを制し、関東勢が前受け。犬伏湧也が関東勢の後ろに入り、山崎賢人が5番手の位置取り。単騎の脇本雄太は7番手で、松井宏佑が8番手で周回を重ねる。赤板が過ぎて1センターから松井が上昇し、打鐘で眞杉匠をおさえる。松井ラインを追った山崎は2センターから巻き返して松井を叩き、4コーナーで先頭に立つ。7番手に下げた犬伏だったが、最終ホーム手前から一気の巻き返し。抜群の加速力で最終2コーナー過ぎに山崎をとらえてバックを先頭で通過。松井がバック手前からまくり上げるが、清水裕友のけん制で失速。清水は直線で逃げ粘る犬伏を一気に抜いて13度目のGIII制覇を達成した。
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■□優勝者 清水裕友選手インタビュー■□
「犬伏とか、(取鳥)雄吾とか、前で頑張ってくれた自力選手のおかげで優勝できたと思います。犬伏の車番が良かったので、初手の位置から何からお任せでした。踏み出しが強烈で、口が空きかけたんですけど、付け切ってからは落ち着いていました。付き切るまでは、きついというか、すごいスピードだった。松井さんが後ろにいるのは分かっていたけど、のみ込まれる感じではなかったので、ゴールに向けて走るだけでした。(状態は)初日、2日目と、かなりクエスチョンマークが付く感じだったんですけど、昨日(3日目)、今日と脚は悪くなかった。前を走ってくれる選手が強かっただけだと思うし、自力の番組もなかったので、そこに関しての不安はぬぐえていない。ダービーまで時間があるんで、上げていきたい」
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決勝結果
福島の絆!山崎芳仁が番手まくりで5年ぶりのGIII制覇!!
2025年03月30日
■□ 施設整備等協賛まえばし春風賞<前橋>決勝結果■□
【開催日】2025/03/30
号砲とともに5番車の高橋晋也が飛び出し、内枠3車がけん制している間にS取りを決めて福島勢が前受けからレースをスタート。その後は青板の1センター付近から後ろ攻めとなった和田真久留が進出を開始するが、高橋が突っ張り和田は元の8番手まで車を下げる。レースは打鐘までスローペースで進み、前中団となった佐々木豪が追い出し気味に車を外に持ち出すと、高橋が打鐘3角で一気に踏み込み先行態勢に入る。後方となった和田は巧みに関東勢の間に切り込み四国勢の後位を確保し、掬われた篠田幸希がそのまままくり上げるも小倉に振られ1センター付近で減速。最終バックでは佐々木のまくりに合わせて山崎が番手から発進し、切り替え追った小倉を寄せ付け似ず先頭でゴール線を駆け抜けた。
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■□優勝者 山崎芳仁選手インタビュー■□
(優勝できたのは)晋也君のおかげですね。思ったよりペース先行で、あとは踏んでおいて誰かきたら入れてって感じだったと思う。(最終バック付近では)下手にブロックすると小倉さんにさばかれそうだったし踏んで良かった。佐々木豪も強いのは知っていたので。合わせて踏んだら(佐々木が)止まっている感じがあって、そのまま踏んだ。今回は前に助けられました。歳的にも強くなることはないけど、こういう時に勝てるように練習をしておきたい。(26年に地元いわき平でのグランプリ開催が決定し)タイムスリップしてくれればいいけど、まだ(出場を)諦めていないので。まだGIにも出れるし、常に決勝を目指してその中で優勝できれば。(当所ではGI優勝の実績もあるが)あの時も番手まくりだったし、後輩の力に助けられています。
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