飯野祐が3年ぶり2度目のGIII制覇を達成
2025年06月15日
■□ 第13回大阪・関西万博協賛競輪<富山>決勝結果■□
【開催日】2025/06/15
号砲とともに岡本総が飛び出すと、地元の村田祐樹を迎え入れて中部勢が正攻法に構える。谷和也-岡崎智哉の大阪勢が中団を占め、嵯峨昇喜郎を先頭に4車で結束した北日本勢は5番手からレースを進める。単騎の柿澤大貴が最後方になって周回を重ねる。青板付近から嵯峨が上昇していくと、気配を察知した谷が合わせて動き出す。嵯峨は谷の動きを警戒しながら青板バック過ぎの3コーナー付近で先頭に立ち、赤板付近から一気にペースアップ。後方8番手に置かれた村田が打鐘手前の2コーナーから巻き返しを狙うと、5番手の位置にいた谷も合わせて踏み込む。だが、気配を察知した佐藤一伸が最終1コーナーでひと振りしてから番手まくりを発動。余裕を持って佐藤をリードしていた飯野祐太が間合いを図りながら直線でシャープに抜け出した。
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■□優勝者 飯野祐太選手インタビュー■□
(初手の位置取りからレースが動き出すまでは)だいたいあんな感じですかね。谷君が中団から出てくるのは考えていなくて、分断に来るかなって思ったんですけどこなくて。嵯峨君が赤板から駆けて行ってくれたのでラインで決めることができました。昨日(3日目)とコンディションが違って終始、重い感じだったので。一伸もいっぱいそうだし、自分も余裕はあったんですけど脚にきていましたし。後ろ(になったほかのライン)はもっと脚にきていたのかなって。(谷が)きたときに(佐藤が)一度振ってから出ていく形だったんですけど。それが結構いいブロックというか、ほぼほぼみんな止まったので。あとは村田君がきていたんですけど、自分は無駄な動きをしないでついていたので良かったです。全体的に見えていたので、おそらく乗り越えてはこないだろうなっていうスピードだったので。(最後の直線で)一伸が持ってきたので、内に行かれちゃうよって。須永と岡崎もきていたんで。そこも全体的に見えていたんで。正直、優勝できないなって思っていたんで、今回のメンバー的にも厳しいかなって思ったんですけど。競輪はラインだと思うし、今日は本当にラインに助けられました。(3年前の当所GIIIの優勝以来2度目優勝で)35歳くらいから本当に自分も獲りたいなって急にでてきて。それでまた今回獲れたので。今回は昇喜朗が覚悟を持って先行してくれたので。それでワンツースリーが決まったかなって。(今後の目標は)競輪は40歳からなんで。こっからですね。
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決勝結果
守澤太志が3度目の別府記念制覇
2025年06月09日
■□ オランダ王国友好杯<別府>決勝結果■□
【開催日】2025/06/08
初手は新山響平が前受けとなり、阿部将大が北日本勢の後ろを確保。寺崎浩平が5番手の位置取りで、深谷知広が8番手で周回を重ねる。青板周回の3コーナーから深谷が上昇するが、誘導との車間を空けた新山が赤板で突っ張る。深谷は8番手に下げて態勢を立て直し、打鐘過ぎに内に潜り込んで5番手の寺崎と併走になる。主導権を握った新山が徐々にペースアップし、最終ホーム過ぎに寺崎が外併走から巻き返す。寺崎の仕掛けに合わせて、2コーナーから阿部が合わせて踏む。3コーナーで守澤太志がけん制して、阿部と寺崎は共に失速。2センターで村田雅一が中のコースを踏んで前の北日本勢に迫るが、逃げる新山が懸命に踏み直す。番手で好展開の守澤が、新山を交わして3度目の別府記念制覇を果たした。
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■□優勝者 守澤太志選手インタビュー■□
「本当に毎日、本線で4コーナーをハコで回ってこられた。前で頑張ってくれた選手のおかげです。やっぱりあれが(新山)響平のスタイルですし、スタイル通りかなって。今日に関して言えば、内をしゃくってくる選手も少なかったですし、(最終)3コーナーでもっていっても大丈夫かなって思っていた。(別線のまくりが)止まってくれて良かったです。(良いころに比べたら)脚力も落ちていますし、決勝に乗ることも難しくなってきているんですけど。ラインに感謝ですね。FIでも優勝できないのに、まさかこんなところで優勝できるなんて。響平に感謝です。(別府記念は3回出場してすべて優勝しているが)あと20回ぐらい呼んで欲しいです(笑)。まだ納得できる、自信を持てるデキではないんですけど。優勝できたことはいいキッカケにもなりますし、モチベーションにもつながってくる。(今年の)後半戦に向けて頑張っていきたい。こういう(決勝の)舞台で響平とワンツーが決まったことも良かった」
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決勝結果
郡司浩平がゴール前強襲劇で通算26度目のGIII制覇!!
2025年06月03日
■□ 水戸黄門賞<取手>決勝結果■□
【開催日】2025/06/03
号砲とともに7番車の郡司浩平がスタート取りに出るも、最内枠の吉田拓矢がそれを制して前受けからレースをスタート。赤板前の4コーナーから後ろ攻めとなった松井宏佑が上昇を開始すると、その動きに合わせた吉田が外に張りながら松井を突っ張る。松井は6番手まで車を下げ態勢を立て直す一方、打鐘から吉田が一気にペースを上げて先行態勢に入る。単騎で中団を確保していた岩津裕介はそのスピードに踏み遅れて前と車間が空き、松井が打鐘4コーナー付近からスパートして岩津を交わし、そのまま前団に襲い掛かる。吉田の番手を回っていた杉森輝大は最終バックから松井に合わせて発進。そのままゴールを目指して踏み込むも杉森を追った成田和也が中を伸び、松井が不発に終わるなか最終2センターから外を回した郡司浩平がゴール前で突き抜けた。
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■□優勝者 郡司浩平選手インタビュー■□
(今年5回目の記念Vで)記念ではまとまった成績を残せているけど、GI、GIIだと1つも2つもレベルが上がるので、そこでいかに勝負できるかが後半戦に向かっての課題ですね。(レースは)ダメ元でスタートを出て、外枠だったし半分取れないと思っていて、その中でどうするかでした。(松井が押さえに行って)宏佑の車体が出る前に(吉田に)行かれた。あとはどこから行くかだったけど、駆けたヨシタク(吉田)が流石だった。(岩津が前と車間が空いていたのは)想定外だった。宏佑もニュートラルに入る所だったと思うけど、岩津さんを交わして追い掛ける感じで脚力を消耗したのかなと。(自分は)雨ということもあって前だけ見ていた。張られないようにと余裕を持って走っていた。ヨシタクだけならいいけど、杉森さんもいて張りながら出ていったので、その中で自分がどうするかだった。(松井が)我慢している感じだったので、自分は脚を溜められていましたし、外で勝負してと。成田さんも(間から)踏んでいたし、自分は2センターぐらいから踏んで遠くなってしまった。自分の思った以上に余裕があって、それで伸びたかなと。(今節は)初日に反省があり、ピリッとした気持ちに切り替えられた。ダービー、平塚記念と終わってから緩んでいたところがあったので。(次回は高松宮記念杯で)2週間ぐらいあるし、次に備えたいです。
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決勝結果
グランプリ王者の古性優作が鮮やかにコースを強襲
2025年05月26日
■□ 全プロ記念競輪in青森<青森>決勝結果■□
【開催日】2025/05/25
スタートは1番車の古性優作が出て、寺崎浩平-脇本雄太-古性-浅井康太の中部近畿4車が前受け。中団は清水裕友-松谷秀幸の2車となり、眞杉匠-吉田拓矢-武藤龍生の関東勢が後ろ攻めからレースを進める。青板のバックで寺崎は誘導と距離を空け始め、上昇してきた眞杉をけん制しながら、赤板をめがけて一気にスピードを上げる。眞杉は寺崎を叩けずに、脇本の外で止まり、2番手は併走に。前団の動きを見極めていた清水裕友は打鐘の2センターからスパート。前団がもつれていたところを2コーナーでまくりきる。すると、脇本は自力にシフトして踏んでいくが、スピードの乗りは一息。古性は脇本が止まったと見るや、2センターで内に入り、直線は清水と松谷の間を割って先頭でゴールした。
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■□優勝者 古性優作選手インタビュー■□
(初手は)一番目の理想はあの位置ではなかったんですけど、清水君が前を取りそうだったので前からっていう感じですね。眞杉君が前を取ったら中団かなみたいな感じでしたけど、清水君が前を取りそうだったので。すごい難しかったですね。寺崎君も出させる気も一切なかったですし、眞杉君も脇本さんの外勝負っていう感じだったんで。イレギュラーですけど、一回自分がジャンで(脇本と眞杉の)中に入ってどかそうかなって思ったぐらい、本当にどうしようかなってすごい迷う時間が長かったですね。ジャンからずっと併走になってからですね。難しかったです。清水君はああいう所ですかさず来る隙のない選手。出ていったときには勝負圏外になったなって思ったんですけど。でもやっぱりこう、自分は寺崎君、脇本さんの後ろなので、とにかく一回、脇本さんを迎え入れて、あとは脇本さんが力を出し切ってそこからは自分の判断だなって思った。本当に最後の最後まで待ってっていう感じでした。脇本さんもヨシタク(吉田拓矢)が来て被ったときに、完全に力が抜けていくのもわかりました。松谷さんに張られる感じで外に走っていっちゃったんで。ここはもう内へいくしかないなっていう感じでした。脚に余裕はあったので、コースが空いたら勝負できるなっていう感じで。寺崎君もあんだけ頑張ってくれたので。新しい自転車の感覚も最近の中ではいい方かなって思いました。練習でも乗らずに、ここで、ぶっつけで乗ったんです。いきなり初日の脚見せで乗った感じでした。あと、もうちょっと練習して煮詰めていって、岸和田(の高松宮記念杯)で投入できるなら投入してっていう感じです。
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決勝結果
山田庸平がラインの絆で地元GIII連覇
2025年05月23日
■□ 日本名輪会カップ オッズパーク杯<武雄>決勝結果■□
【開催日】2025/05/22
山田庸平がスタート争いを制して4車ラインの九州勢が前受け。単騎の纐纈洸翔が5番手を確保し、木村皆斗が6番手の位置取りで周回を重ねる。青板周回のバック手前から阿部将大が徐々に誘導との車間を空けて、木村の動向を見ながら赤板で突っ張る。木村も引かずに叩きに出るが、全開で踏む阿部の前には出切れず、打鐘で北津留翼と併走になる。北津留は4コーナーで木村を飛ばしつつ、最終ホームで最後方からまくり上げる纐纈に合わせて最終1コーナーから番手まくりを敢行。中団外で併走していた木村は2コーナー過ぎに後退し、纐纈もバック手前で4番手に追い上げるまで。直線に入って懸命に北津留が踏み直すが、九州ラインの3番手を回った山田が直線で一気に抜き去り地元GIIIの連覇を達成した。
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■□優勝者 山田庸平選手インタビュー■□
(4月の武雄記念に続いての優勝で)本当にラインのおかげで、昨日(2日目)も助けられて、今日も皆が役割をしっかりやってくれて、最高の結果で良かったです。(作戦は)前を取って突っ張ろうかって作戦でした。(レース中は)誰かがラインを崩しにくると思ったので、3番手の位置をしっかり守り切ることを一番に考えていました。(ミッドナイトの時間帯は)日に日に調整でき始めてきたという感じでした。(A級以来のミッドで)初日、2日目は難しかった。(連続で地元GIII優勝を果たせたことは)本当に良かったし、今年も賞金が上積みできているので良かった。でもGIでは結果を残せていないので次は高松宮記念杯に向けてやっていきたい。岸和田は相性が良いので、そこに向けて頑張っていきたいです。
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■【結果】日本名輪会カップ オッズパーク杯決勝の着順・払戻金