柳詰正宏が地元バンクで初のGIII制覇
2025年08月11日
■□ 万博協賛 吉岡カップ(G3)<小倉>決勝結果■□
【開催日】2025/08/11
上野優太がスタート争いを制して林慶次郎が前受け。5番手に原田研太朗が位置を取り、阪本和也が7番手で周回を重ねる。赤板前から阪本が上昇するが、林慶が出させず赤板で突っ張る。阪本は5番手に降りて、後方に下げた原田研太朗は7番手で態勢を立て直す。林慶が後ろを見ながら打鐘でペースアップすると、初手から競りだったその番手は林大悟が櫻井正孝に競り勝ち2センターで単独回りに。林大は林慶との車間を空けて間合いを図り、最終2コーナーからまくり上げた原田に合わせて3コーナーで番手まくり。ゴール前は原田が外を迫るが、林大を追走していた柳詰正宏が直線で鋭く抜け出し、地元バンクで初のGIII制覇を達成した。
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■□優勝者 柳詰正宏選手インタビュー■□
(優勝は)想像できなかったし、フワフワしている感じで夢を見ているみたいです。感無量ですね。(林)慶次郎はあれ一本でしたし、自分も仕事をすることに集中できていた。競輪人生の全部の運を使ってもいいという想いで、この一戦に全部をかけました。正直、踏んだ時にあまり車が出なかったんですけど、自分の脚を信じて良かったです。(開催前は)自分が地元の牙城を守るとは思わなかったですけど、林兄弟が乗ってきてくれて、地元勢がもぎとれて、しかも自分が優勝できて信じられないですね。前半戦はここで優勝できて、後半戦の前に体調を崩してどうなるかなと思いましたけど、こうやって自分がやってきたことが実を結んで幸せです。GIIIを優勝して、少しは注目されると思うし、これからも一戦一戦気を引き締めて頑張りたいですね。
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決勝結果
佐藤水菜が豪快まくりでグランプリスラム達成!
2025年08月11日
■□ 女子オールスター競輪<宇都宮>決勝結果■□
【開催日】2025/08/10
号砲が鳴り7番車の久米詩が大外からSを取り、柳原真緒が追って佐藤水菜がその後ろを主張した。児玉碧衣が外から追い上げて2番手で位置を主張するも入れず車を下げると、それと同時に太田美穂が先頭まで位置を上げて久米が迎え入れる。その後は赤板過ぎまで仲澤春香が佐藤にフタをして打鐘前に1車位置を上げて柳原の外で併走となり佐藤が前との車間を空ける。最後方となっていた児玉は上昇を開始し仲澤を追走。最終ホームからスパートを開始した仲澤が太田を叩くと、児玉がそのままの勢いでまくり上げて久米が俊敏にスイッチ。児玉が最終2コーナー手前には仲澤を捕らえるが、最終1センター付近から始動していた佐藤が異次元のスピードで前団をのみ込み最終3コーナーで先頭に立つと、そのまま後続を一気に突き放し先頭でゴール線を駆け抜けた。
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■□優勝者 佐藤水菜選手インタビュー■□
やり切りました。思い残すことはありません。頑張りました。(レースは)多分、太田選手がSだろうと思っていて、その後ろに自在っていうコメントの選手がいる。じゃあその後ろがいいなって思っていたので、並びは結構自分の思う通りに走れて、自分のタイミングが来るまで脚を溜めて、自分のタイミングの時に全力を出し切れたかなと。人の後ろしか見れていなかったので、今が何コーナーなのか残りあと何周なのかとか、距離感覚が全くない状態でガムシャラにモガいてしまったので、500バンクに慣れていない部分がありつつ、どこがゴールなんだろうという不安がありつつ、しっかり前に踏み込むということだけを徹底して、ゴール線が見えて自分が一番で入れたのですごくうれしかったです。動きが激しかったので、レースがどこでっていうより人の動きしか見れてなかったので、結構ギリギリの戦いだったかなと思います。やっぱり昨日頑張り過ぎちゃって、脚を痛めてローラーモガキも昨日乗っている方が良かったので、不安を抱えて弱気のまま入ってしまったんですけど、皆が背中を押してくれたのでやるしかないという気持ちで無理矢理、前を向いて頑張んなきゃという気持ち一つだけで乗り切りました。大勢の方が表彰式に残ってもらって、胴上げもしてもらえてすごいうれしかったです。(今後は)ちょっと気持ちを立て直すまでに時間があるので、しっかりと考えて頑張ります。今が最後で、今がベストでっていうぐらいギリギリでやっているので。前を向くのは時間がかかるけど、全日本(選手権トラック)は全力で倒しにいきます。
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決勝結果
冷静な判断力で立ち回った山口拳矢が豪快まくり
2025年08月03日
■□ 瑞峰立山賞争奪戦<富山>決勝結果■□
【開催日】2025/08/03
号砲とともに村上博幸が飛び出して、岸田剛を迎え入れて近畿勢が正攻法に構える。松本貴治が近畿勢の後ろを主張していたが、単騎の山口拳矢が追い上げていって近畿の後ろを奪い取る。犬伏湧也は4番手の位置で周回を重ねる。伊藤旭が青板バック付近から内へと潜り込んでいき、赤板過ぎの1センターで松本を捌いて犬伏の後ろへスイッチ。犬伏が打鐘手前から仕掛けていくと、気配を察知した村上が伊藤を捌こうと外に振ったときにバランスを崩して落車のアクシデント。村上の後ろにいた山口は俊敏に交わして間合いを取ると、最終2コーナーからまくり発進。単騎で逃げる形となっていた犬伏を最終4コーナーで捕らえてゴール線を駆け抜けた。
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■□優勝者 山口拳矢選手インタビュー■□
2分戦だったので、あの並びだと犬伏君が楽過ぎると思ってあの位置を主張しないとなって。(犬伏の)スピードが違ったんで、村上さんが仕事をして(犬伏を)一人にするかなって思っていたので、慌てることはなかったですね。仕事をすると思っていたので、(村上が)バランスを崩した瞬間に避ける準備はできていたんで、脚を使うことはなかったですね。岸田君も脚を使っていたんで、追いつくことはないと思って。伊藤君を乗り越えられれば、最後は吸い込まれるかなって。最近はなかなか自力で通用していなくて、自信を失い掛けていたんですけど。自力で勝てたので自信になりますね。(次走のオールスターに向けては)自分の気持ち次第だと思うので。仕掛けるか、仕掛けないかは。(仕掛ける気持ちを)強く持って臨めたらなって思っています
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決勝結果
地元の鈴木竜士が2度目のGIII制覇
2025年07月28日
■□ 東京オーヴァルカップレース<京王閣>決勝結果■□
【開催日】2025/07/28
号砲とともに内枠4車がS取りに動き、最内枠の眞杉匠が制して前受けからレースを進める。中団は寺崎浩平が取る。後ろ攻めとなった荒井崇博は青板の2コーナー付近から早めに上昇。赤板で眞杉を押さえにかかるが、眞杉がその動きを張りながら突っ張る。突っ張られた荒井が中団に降りると、寺崎は1センター過ぎから一気にカマシを敢行。打鐘3コーナーで眞杉を叩き切り番手の三谷将太までは出切るが、3番手の友定祐己がからまれ吉田拓矢と併走になる。3番手にハマった眞杉は最終ホーム手前からすかさず巻き返すも、寺崎が合わせて眞杉は不発。吉田は2コーナー付近から自力に転じて、逃げる寺崎を4コーナーでまくり切る。続いた鈴木竜士が、渾身のハンドル投げで吉田を差し切った。
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■□優勝者 鈴木竜士選手インタビュー■□
過去イチ、うれしいです。ラインにすごく恵まれたと思います。今年グランプリに出る2人に、おんぶにだっこだったんですけど、その中での優勝なんで、めちゃくちゃうれしいです。まず離れないようにっていうことだけでした。自分の状態も状態なんで、優勝できるとは1ミリも思ってなかった。地元パワーですね。(ゴールの瞬間は)必死すぎて覚えてないんですけど、特に細かいことは考えてなくて、本当に迷惑を掛けないようにってことだけでした。前の2人のおかげです。僕は何もしてないし、2人の力だと思います。今の競輪は先行力がないと勝てない。自在性だけじゃなくて、真っ直ぐ走る力も付けて、2人の前を引っ張れるようになりたい
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決勝結果
関東4車で結束し眞杉匠が大会連覇を達成
2025年07月22日
■□ サマーナイトフェスティバル<玉野>決勝結果■□
【開催日】2025/07/21
号砲とともに1番車の眞杉匠が飛びてしてS取りに成功すると、佐々木悠葵を迎え入れて4車で結束した関東ラインが正攻法に構える。地元の太田海也と清水裕友の中国勢が中団に構え、後ろ攻めとなった郡司浩平が青板周回から早めに上昇していく。正攻法に構えていた佐々木は誘導員との間合いを取って突っ張ると打鐘手前2コーナーから一気にペースアップ。中団で車間を空けていた太田は打鐘過ぎ2センターから一気に巻き返すと、眞杉のけん制を乗り越えて最終1センターで先頭に踊り出る。煽りを受けて太田との車間が空いてしまった清水に対して吉田がブロックすると、眞杉が太田の後ろへとスイッチ。最終2センターから車を外に持ち出すと、直線外を迫る吉田とのゴール前勝負を微差で制して大会連覇を達成した。
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■□優勝者 眞杉匠選手インタビュー■□
(優勝が)だいぶ遠のいていたし、記念でも情けないレースばかりで。今年たぶん決勝にも2回しか上がっていないんで。久しぶりで、ラインのおかげなんですけど、すごいうれしいです。理想は前で、中団、後ろだったんですけど。一番車だったので緊張しましたけど、なんとかそこの仕事はできたかなと思います。基本はそれ(突っ張り)で行かれたら行かれたで、その時に考えて。どのパターンも考えていました。直線で佐々木さんもすごいかかっていたんですけど、その上を凄い勢いでこられちゃって止め切れなかったですね。あれ(太田を外に張る)があって遅れたので、そこの隙を突いてなんとかですね。(太田が)本当にずっとカカっていた感じで記憶にないですね。一回止め切れなくて、切り替えるので脚を使って。すぐにはいけなかったですね。(吉田とのゴール前勝負は)手応えは完全に抜かれたなっていう感じでした。(結果は)微差だったんですかね? (準決勝が終わって自転車のセッティングは)いじりました。番手だったのでわからなかったですけど、4日間の中では一番、セッティング的には良かったのかなって思うんですけど。ちょっと前回使っていたフレームに戻してもいいかなって思います。今回のレース内容的には佐々木さんがいいレースを毎日していて、僕は自分だけのレースになっちゃっていたので。ここ最近を見てもそうなんですけど。もっと切り替えて後半戦、頑張っていきたいと思います。もちろん自分が獲るつもりで毎回挑んで。練習も逆算してやって、それに合わせてやって。内容的にはやっぱり、ここ一年良くないので。もっと後半は内容重視で、結果がついてくれば。(G1優勝が)遠のいているので。あの(一昨年の競輪祭を優勝した)時の方が積極的だったと自分でも思うので。やれていたことがやれなくなったということはないと思うので、徐々に戻していきたい。次の京王閣に関しても、終わってからのオールスターに関しても期間は短いんですけど、その中でもしっかり自分を追い込んで。内容にこだわっていいレースができるように頑張ります
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