決勝結果

松井宏佑が番手まくりで地元V

2025年11月09日

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■□ 北条早雲杯争奪戦<小田原>決勝結果■□
【開催日】2025/11/09

最内枠の郡司浩平がSを取って、郡司-松井宏佑-和田真久留-菅原大也、山田久徳、杉浦侑吾-鈴木玄人、中野慎詞-橋本強の順で周回。中野が残り2周半の標識線を目がけて動き出したものの、誘導と車間を切った郡司が猛然と突っ張る。一方、8番手に下げてタイミングを取った杉浦は、赤板で一度動いたが、絶妙なタイミングで踏み上げた郡司が合わせて、2コーナーでは後方で外に浮いてしまう。杉浦は打鐘3コーナーで失速。郡司がハイペースで飛ばすなか、2センターで自力に転じた鈴木が前に迫ると、松井は最終1センターから番手まくりに出る。菅原と絡んだ鈴木は、3コーナーで後退。鈴木のさらに外を仕掛けた中野も進まない。和田が4コーナーから外して追い込んだが、松井を脅かすまでに至らない。堂々と押し切った松井が、2度目の小田原記念制覇を達成。2月奈良以来、通算4度目のGIII優勝で賞金を加算し、競輪祭へと弾みをつけた。


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■□優勝者 松井宏佑選手インタビュー■□
(郡司が)中野君を1回突っ張って、そこから踏みやめずにどんどん加速していった。他のラインも仕掛けづらいペースだったと思います。あとは、自分は他のラインの動きを見て、行けるところから行こうと思ってました。雨で視界が悪くて、鈴木君のスピード感が分からなくて、後ろの2人もいるし、のみ込まれる前にと思って(番手から)仕掛けました。神奈川(の3人)で確定板を決められたので最高の結果だと思います。めちゃくちゃ緊張したんで、ほっとしてます。(2年前の競輪祭の決勝の)あの時は、後ろが付きづらい感じで行ってしまった。今日は良い感じで出られたと思うし、今後に生きると思います。(4日間を通して)地元記念で気合が空回りせずに、自分らしいレースができたと思う。(競輪祭は)ここから調子を上げて、良い走りができるように。(グランプリは)全然諦めていない。でも、グランプリのことを考えすぎずに、自分らしいレースを心がけたい。
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決勝結果

神山拓が強敵を退けて完全優勝を達成

2025年11月03日

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■□ 泗水杯争奪戦<四日市>決勝結果■□
【開催日】2025/11/03

 号砲とともに飛び出した浅井康太が古性優作を制してS取りに出て、山口拳矢を迎え入れて中部勢が正攻法に構える。古性は稲川翔を背に中団の3番手に陣を取り、その後ろで単騎の山田英明が周回を重ねる。後ろ攻めとなった眞杉匠が青板周回のバック線過ぎから上昇していくと、気配を察知した古性が合わせて動き、眞杉の上昇を阻みながらゆっくりと先頭に躍り出る。金網近くまでバンクを登っていた眞杉は打鐘前の2コーナーの下りを使って一気の反撃に出る。合わせて踏み込んだ古性であったが、飛びつくことができず、最終ホーム手前には東日本ラインが4車できれいに出切る。後方8番手に立ち遅れてしまった山口に動きはなく、5番手まで下げた古性が最終2コーナー付近からまくりを狙ったが、神山拓弥が外に張りながらけん制し。最終2センターから前へと踏み込んでそのままゴール線へ一番に駆け抜けた。

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■□優勝者 神山拓弥選手インタビュー■□
 (記念で初めての完全優勝となったが)今回は連日、森田(優弥)眞杉と(鈴木)竜士と前で頑張ってくれて展開が向いたので、自分でもびっくりなんですけど。眞杉もすごい気迫で先行してくれて、飛びつかせないように行ってくれたので。さすがタイトルホルダーだなっていう感じでした。まさかの4連勝なので自分が一番、驚いています。眞杉は超一流の自力選手なので、要所の判断だったり、反応も良くて。古性君に飛びつかせないように行ってくれたのがすべてだったと思います。(最終バック過ぎに)古性君を張って戻ったときに、タレてきていたんで。昨日と同じ感じで踏みました。余裕はなかったので、4コーナーを回って誰も来ないでくれって祈りながら踏んだだけですね。ここ(の開催)に来る前に眞杉と一緒に街道でモガいた感じが良かったので。それがかみ合ったのかなって思います。眞杉はSSなんで、番手はなかなか回れないんですけど。少ないチャンスで結果を出せて良かったです。このメンバーで優勝できたことは自信にもなりますね。
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決勝結果

嘉永泰斗が単騎でGI初制覇

2025年10月26日


■□ 寛仁親王牌・世界選手権記念<前橋>決勝結果■□
【開催日】2025/10/26

 スタートを取ったのは松本貴治。犬伏湧也-松本-小倉竜二、古性優作、清水裕友-河端朋之、吉田拓矢-恩田淳平、嘉永泰斗の順で周回を重ねる。吉田が上昇すると、誘導との車間を切った犬伏はすんなりと車を下げて、残り2周半で吉田が誘導後位に収まる。嘉永が関東勢を追い、古性は四国勢から切り替えて4番手へ。犬伏が7番手まで下げ切ったのは赤板で、誘導は残ったままスローペース。後ろの出方をうかがっていた吉田は、2コーナーで腹を決め、誘導を降ろして先行態勢に入る。一気にペースが上がり、犬伏は7番手で構えて最終周回へ。脚を使わずに絶好の3番手となった嘉永は、2コーナーからまくりを打つ。吉田と間合いを取って備えた恩田だったが、スピードで上回る嘉永を止めきれない。後方の犬伏は不発で、嘉永を追った古性は、3コーナーで恩田と絡んで万事休す。4コーナーで吉田をまくり切った嘉永が、直線で後ろを引き離してGI初制覇を達成。2019年に高松宮記念杯を制した中川誠一郎以来のタイトルを九州にもたらした。

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■□優勝者 嘉永泰斗選手インタビュー■□
 うれしいのと、ちょっとまだ信じられない感じ。(九州は中川以来のタイトルで)自分も昨年とか、その前も調子落としたりして、なかなか上がっていかずに苦しい時期があったんですけど、なんとか優勝できたんでよかったです。(GI決勝は)初めてでしたし、単騎だったんで仕掛け所を間違わずに、力を出し切れたらと思って走りました。最初の行くラインについていって、あとは流れを見てという感じで。後ろを見る余裕なくて、吉田さんたちの動きに集中していました。この舞台であんな絶好の位置が回ってくるのはそうそうないと思うんで、しっかりチャンスをモノにできてよかったです。(恩田に)車間を空けて見られていたんで行きづらかったんですけど、踏んだら行けるなという感じでした。本当良かったです。初日から自分の中ではいい状態でした。(来年の地元GIはS班で迎えるが)それを目標にやってきたけど、責任もあると思う。その辺を考えてこれからまた練習していけたらと思います。(デビューから初タイトルまで)長かったと思います。(グランプリに向けて)まだ頭の中で考えられていないですけど、帰ってじっくり考えたいと思います。
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決勝結果

山田庸平が番手まくりで貫禄のV

2025年10月20日

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■□ 施設整備等協賛競輪<別府>決勝結果■□
【開催日】2025/10/19

 号砲が鳴ると、最内枠の阿部将大と、9番車の渡邉豪大が飛び出してスタート争い。阿部が前受けを選択して、中団が渡邉雅也、6番手の位置に青柳靖起で、単騎の長島大介が9番手からとなった。青柳が赤板前に上昇。赤板過ぎに阿部を叩いて先頭に立つ。阿部が中団に入って打鐘を迎えるが、7番手になった渡邉雅が3コーナーから反撃開始。それに反応して中団から阿部が合わせて踏み込むが、両者の反撃を察知した山田庸平が最終ホーム過ぎから番手まくりを敢行。山田はぐんぐんとペースを上げて最終バックを通過すると、そのまま後続の追撃を振り切ってゴールした。

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■□優勝者 山田庸平選手インタビュー■□
 青柳君が頑張ってくれました。いつも一緒に練習をしているのでうれしいですね。(青柳との連係は)ちょっと前の岐阜が初めてだったんですけど。(初手の位置取りは)だいたい後ろになるとは思っていました。(別線が巻き返して)来るならホーム線ぐらいで来るんじゃないかなって。それに合わせていけたので良かったです。やっぱり雨だと変わってくるので。前のガールズを見ていても前の自力選手は厳しそうだなって。自分は残り1周で余裕があったんで。まだそこまでの手ごたえはないんですけど。最近は優勝できていなかったので、勝てたのは良かったです。次の地元戦と競輪祭までは空くのでまた頑張りたい。
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決勝結果

脇本勇希が消耗戦をまくり一撃! GIII初Vを達成!

2025年10月19日

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■□ アジア・アジアパラ大会協賛競輪<豊橋>決勝結果■□
【開催日】2025/10/19

 号砲が鳴り笠松信幸と寺沼拓摩がS取りに動き、最内枠を生かした笠松がスタートを取り切って中部勢が前受けからスタート。赤板で吉田有希と単騎勢での動きはなく、志田が先頭誘導員との車間を空けて後ろを警戒する。そこを吉田が赤板の1コーナー過ぎから一気にカマして志田龍星と先行争いになる。両者の踏み合いは長引き、最後方で脚をためていた脇本勇希は最終ホーム付近から一気にスパートを開始。先行争いを制した志田の番手から纐纈洸翔が発進し合わせにかかるが、脇本がまくり切って、ゴール前では纐纈の後ろから切り替えた笠松の猛追も振り切った。

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■□優勝者 脇本勇希選手インタビュー■□
 (初手で)中団に入っても、吉田君のやる気をそぐだけになってしまうので後方から行こうと。それで動いてくれたら僕にもチャンスがあるなと。吉田君が出切ったらマズいと思ったけど、志田さんも地元3人が付いているし突っ張り切るだろうなと。自分は踏み遅れないように被る前に行きました。前回の佐世保でも自分の距離じゃないなという所からで良くて、今回もその感覚を忘れないようにと。バックでもう一伸びできると思ったけど、纐纈君がいたのでちょっと締めるかたちに。持って来られるのが一番しんどいんで。感覚的にも間合いを取って詰まった所をというのを今回も意識した。吉田君の後ろの(寺沼)拓摩が先に出たらきついと思ったけど、越えられたので(優勝が)あるのかなと。(今シリーズは)準決で近畿で決めたかったし反省している。自信があればまくりでも近畿で決められた。今回はたまたま優勝できただけ。警戒されていなかっただけなので。警戒されているなかでも力でねじ伏せられるように力をつけたい。今回の優勝で競輪祭の権利が取れたし、来年はGIの出場も増えるので、そこで活躍できるように。まずは全日本選抜で、あとはやっぱりダービー(出場)ですね。
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