決勝結果

S班の犬伏湧也が4度目のGIII制覇

2025年09月28日

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■□ 75周年記念 平安賞in奈良<奈良>決勝結果■□
【開催日】2025/09/28

 スタートで雨谷一樹が飛び出し、関東勢の前受け。その後ろに近畿勢が入り、九州勢、四国勢と並んで周回を重ねる。残り2周半で山田庸平が押さえにいくと、金子幸央がそれを突っ張る。九州勢は3、4番手に入り、5番手に下げた三谷竜生は赤板ホームをめがけて仕掛ける。金子を叩いた三谷が先頭に立つが、後方からすかさず反応していた犬伏湧也が打鐘めがけて一気に巻き返して主導権を奪う。犬伏がグングン加速して逃げて佐々木豪の追走、3番手の三谷以降は大きく離れて最終バックを通過。犬伏は勢いそのままに後続の追撃を振り切り、S班になってからようやく嬉しい初優勝を手に入れた。

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■□優勝者 犬伏湧也選手インタビュー■□
 (優勝できなくて)ずっと苦しかったのでほっとしている。グランプリも走っていない中でS班になって、S班になった以上は勝たないといけないレースもあるので。遅いですけど、優勝できて良かった。しっかり落ち着いて一発で決められたら2人で決まるかなと思っていた。スピードを貰いながら踏み込んでいけたし、タイミングも良かったと思う。ゴールまでスピード感良くいけたので、抜かれなかったのは自分が成長している部分かなと思います。記念は優勝できていなかったので、ゴール後は声が出ました。もっと優勝できるように頑張りたいです。GIで結果が出ないとグランプリも見えてこないし、来年もS級S班を続けるのは結果が出ないと。(シリーズ振り返って)初日は自転車を試して、気づけたことがある。最終日に向けて調子も上がってきたし、良い開催でした。
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決勝結果

郡司浩平が今年6度目の記念制覇!!

2025年09月24日

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■□ みちのく記念善知鳥杯争奪戦<青森>決勝結果■□
【開催日】2025/09/23

 号砲とともに5番車の菊池岳仁がスタートを取る。そのラインの後ろに郡司浩平と南修二の即席タッグ、地元の新山響平が率いる北日本勢が後ろ中団。河端朋之は後方からのスタートとなった。赤板で後ろ攻めの河端が切りにいくも誘導との車間を空けていた菊池が突っ張り出させない。打鐘前には初手と同じ並びとなると、打鐘4コーナーから菊池が一気にペースを上げて最終ホームは一本棒で通過。好位3番手をキープした郡司は前との車間を取りながら、荒井崇博が車間を空け始めた所を逃さず、2コーナーからまくる。逃げる菊池をバック線で捕らえると、後続の追撃を振り切りゴールした。

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■□優勝者 郡司浩平選手インタビュー■□
 何回目(の優勝)というよりも、力を出し切るレースができて、それで結果が出たことに少しほっとしました。スタートはとりあえず出てみて、菊池が前を取りそうだった。新山ラインに取られないように、自分としては良い位置が取れたと思います。菊池も前を取った意味があるでしょうし、さすがに河端さんは出させないだろうと。自分は3番手で遅れないようにと意識してました。(河端が)突っ張られたあと、新山がすかさず来るかなと思って、ワンテンポ見た。新山が来なかった時点で、来たら合わせられる準備ができていました。ホームぐらいでもう1回来るかなと思って、間合いを取ってタテに踏む準備ができていた。来なかったんで、2コーナーの自分のタイミングで行きました。(荒井が車間を切る)そのタイミングで真後ろから行けましたね。(菊池が)3車ラインでしたら行き切れるか微妙だったけど、行き切れたので最後も踏み切れました。昨日(3日目)も、一昨日(2日目)も、ワンテンポ、ツーテンポ早めに仕掛けられていた中で、今日は短い距離(の仕掛け)だったので、良い感覚で踏めました。一昨日、昨日のレースが生きているなと思いました。(共同通信社杯は初日敗退で)自分で流れを崩してしまった。その後の(共同通信社杯の)3日間と、今回の4日間を自力で戦って、立て直せたと思う。もう少し良くなる感覚があるし、その感覚を取り戻しながら上を目指していきたい。賞金というよりも、G1が2つ残っているので、次のG1を目標に。地区プロもあるんですけど、日々の練習を怠らずに上を目指していきたいです。
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決勝結果

近畿の結束力を示し南修二がビッグ初制覇

2025年09月15日

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■□ 共同通信社杯競輪<福井>決勝結果■□
【開催日】2025/09/15

号砲とともに古性優作が飛び出して、地元の寺崎浩平を先頭に5車で結束した近畿ラインが正攻法に構える。残り4名の単騎勢は太田海也、野田源一、深谷知広、嘉永泰斗の順番で周回を重ねる。初手で8番手となっていた深谷が青板周回のバック線手前から上昇していきプレッシャーをかけたが、寺崎が突っ張り切って先行態勢に入る。初手から近畿勢の後ろにいた太田は最終ホーム手前から一気の巻き返しを狙ったが、古性に最終2コーナーで強烈なブロックをもらい、最終3コーナーで再びブロックされるとバランスを崩して落車のアクシデントに見舞われる。古性の後ろで内を締めていた南修二は落車を避けた勢いで内へと入ると、直線で一気に踏み込んで寺崎を交わしてゴール線へ飛び込んだ。
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■□優勝者 南修二選手インタビュー■□
「(ビッグレースを優勝した率直な感想は)どうですかね。ちょっとまだ映像を見ていないのであれですけど。待てなかったんで踏ませてもらった感じですかね。(ゴールした瞬間の気持ちは)特にというか、レース内容のことを考えてゴールした感じですね。5車というのを生かして、将太なり、僕なりも援護できればと思ったんですけど。ほとんど任せるような形になってしまった感じですね。古性が戻ってきたときに前輪がかからないようにと思って追走していたつもりです。踏み込んだときは捕らえられる感じでした。(近畿5車で並ぶことになった経緯は)各々がやってきたレースとかもありますし、簡単に回れる場所じゃないって(みんなが)わかってはいると思うなかで、話し合った結果この並びで行こうってなりました。結果としては受け止めるというか、優勝は良かったので次にはつなげたい。(グランプリ出場に向けて)賞金を気にしても自分のできる事とやることというのは変わらないと思うので。(デビュー23年目となるが)歳は関係ないんですけど、立場というか、しっかりとした競輪をまずは自分がして。近畿の競輪というのを見せれたらいいと思います。周りの進化が早いので、何とか自分が進化しても周りも進化するので。必死で追い掛けているような状態です。脚の状態は自分の中ではいいですけど、2日目は千切れていますし、そういうところの底上げも必要かなって思います。まだG1が2つ残っているのでしっかりいいレースできるように練習したいと思います。(デビューからここまで)ケガとかもありますけど、苦労という風に感じたことはないですね。本当に皆さんに支えてもらっているので、(優勝の喜びは)誰と言わずというかみんなに伝えたい」
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決勝結果

吉本卓仁がGIII初優勝

2025年09月11日

■□ ウィンチケットミッドナイトG3<松阪>決勝結果■□
【開催日】2025/09/10

 最内枠の岩津裕介がスタートを譲らず、先頭から立部楓真-吉本卓仁-岩津裕介-高原仁志の4車ラインとなり、小原太樹-永澤剛-香川雄介のラインは後ろ攻め。赤板で小原が押さえにいくも、立部は突っ張る。一度下げた小原だったが、打鐘をめがけて再び仕掛けると、立部もペースアップ。打鐘の3コーナーでは岩津が落車するアクシデントが発生。6人での競走となり、最終ホームは立部を先頭に通過。叩けなかった小原は吉本の外へ追い上げる形になるも、吉本が番手を守って最終バック。4コーナーを絶好の番手で迎えた吉本がゴール前で抜け出してGIII初優勝をつかみ取った。

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■□優勝者 吉本卓仁選手インタビュー■□
 岩津さんがすごい気合で前を取ってくださって、それで自分も気持ちが入った。立部も、前が取れたら突っ張りだと思ってたんで、その気持ちを後ろの僕らが引き継がないとなっていう思いも、少しだけありました。正直脚を使ってなかったし、(小原との併走は)きつくはなかった。でも、自分の経験不足からくる気持ちの弱さで、遅れ気味になった。そんなんじゃだめだと、もう一回盛り返しました。岩津さんが落車したのは分かってたし、小原君が後ろに入ったのも分かってた。あとは誰が来るかなって感じだったけど、4番(永澤)が見えたので、これ以上(立部を)かばうのはと。抜かれたらだめなんで、勝ちにいかせてもらいました。9車立ての記念を獲りたいですね。今まで何回も取り損ねているんで。自力で獲りたいって思いもあったけど、この歳でそれは厳しい。今できることは、後輩の後ろで仕事をすること。それをやったなかで、記念を獲り切りたいです。
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決勝結果

S班コンビが貫禄示す!! 犬伏湧也に乗った清水裕友が差し切りV

2025年09月07日

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■□ 長良川鵜飼カップ<岐阜>決勝結果■□
【開催日】2025/09/07

号砲が鳴ると清水裕友と単騎勢がS取りに動くが、最内枠を生かした清水裕友がスタートを取り切り、その後位を菅田壱道、村田雅一の順で追っていく。後ろ攻めとなった纐纈洸翔は青板2コーナーで上昇を開始。嘉永泰斗は中部勢を追っていくが、単騎の村田がそれを阻み中部勢を追走。纐纈が赤板で犬伏湧也を押えると、菅田も嘉永を掬って先手を追っていく。嘉永は5番手で立て直しを図るも、後方まで車を下げた犬伏が前との車間を空けて、打鐘4コーナーから一気のカマシを敢行。纐纈がそれに合わせて踏み上げるも、犬伏が最終2コーナー手前で叩き切って、清水がピタリ追走。志智俊夫が中四国勢に切り替え追っていくが、犬伏のカカリが良く前2人との差は詰まらず。最後は清水が後ろの様子を確認しつつ、犬伏を寸前で差し切った。

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■□優勝者 清水裕友選手インタビュー■□
(初手は)前か中団で、しっかり犬伏君の距離で行ってくれればと。(犬伏が)しっかりカマせば(2人で)決まるかなという感じでした。(今節は嘉永の動きの良さが目立ったが)嘉永君も犬伏君のことが気になっていたと思うので、そこは逆に良かったかなと。(初日特選は犬伏と別線で)初日にギャフンといわされていたので。強いのは知っていたし、付け切ってワンツーが決まって良かった。今日は交わすまでは(抜けるか)半信半疑で、やっと交わせた。犬伏君の踏み直しがすごかった。(今シリーズを振り返って)状態自体は悪くなかったけど、もう少し煮詰めたいところかなと。今は賞金ランキングを気にする位置にいないし、それより来年の防府のウィナーズカップの権利取りですね。(赤パンを)もちろん履ければいいけど、一回(S班から)落ちているので。目の前の一戦一戦ですね。GIを優勝しないと、(競輪グランプリに)出れないと思うし、どこかでGIを優勝できれば。人の後ろで優勝しても喜びは一緒だけど、まずは自力を上げて、自分でやっても優勝できるように脚を作っていきたい。今期の7月から良くなかったけど、仲間にも助けられた。またここから立て直せれば。(次回は共同通信社杯で、今回の結果を)無駄にせず、戦っていきたい。
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■【結果】長良川鵜飼カップ決勝の着順・払戻金

■【レース映像】長良川鵜飼カップ決勝

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