グランプリ王者の古性優作が鮮やかにコースを強襲
2025年05月26日
■□ 全プロ記念競輪in青森<青森>決勝結果■□
【開催日】2025/05/25
スタートは1番車の古性優作が出て、寺崎浩平-脇本雄太-古性-浅井康太の中部近畿4車が前受け。中団は清水裕友-松谷秀幸の2車となり、眞杉匠-吉田拓矢-武藤龍生の関東勢が後ろ攻めからレースを進める。青板のバックで寺崎は誘導と距離を空け始め、上昇してきた眞杉をけん制しながら、赤板をめがけて一気にスピードを上げる。眞杉は寺崎を叩けずに、脇本の外で止まり、2番手は併走に。前団の動きを見極めていた清水裕友は打鐘の2センターからスパート。前団がもつれていたところを2コーナーでまくりきる。すると、脇本は自力にシフトして踏んでいくが、スピードの乗りは一息。古性は脇本が止まったと見るや、2センターで内に入り、直線は清水と松谷の間を割って先頭でゴールした。
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■□優勝者 古性優作選手インタビュー■□
(初手は)一番目の理想はあの位置ではなかったんですけど、清水君が前を取りそうだったので前からっていう感じですね。眞杉君が前を取ったら中団かなみたいな感じでしたけど、清水君が前を取りそうだったので。すごい難しかったですね。寺崎君も出させる気も一切なかったですし、眞杉君も脇本さんの外勝負っていう感じだったんで。イレギュラーですけど、一回自分がジャンで(脇本と眞杉の)中に入ってどかそうかなって思ったぐらい、本当にどうしようかなってすごい迷う時間が長かったですね。ジャンからずっと併走になってからですね。難しかったです。清水君はああいう所ですかさず来る隙のない選手。出ていったときには勝負圏外になったなって思ったんですけど。でもやっぱりこう、自分は寺崎君、脇本さんの後ろなので、とにかく一回、脇本さんを迎え入れて、あとは脇本さんが力を出し切ってそこからは自分の判断だなって思った。本当に最後の最後まで待ってっていう感じでした。脇本さんもヨシタク(吉田拓矢)が来て被ったときに、完全に力が抜けていくのもわかりました。松谷さんに張られる感じで外に走っていっちゃったんで。ここはもう内へいくしかないなっていう感じでした。脚に余裕はあったので、コースが空いたら勝負できるなっていう感じで。寺崎君もあんだけ頑張ってくれたので。新しい自転車の感覚も最近の中ではいい方かなって思いました。練習でも乗らずに、ここで、ぶっつけで乗ったんです。いきなり初日の脚見せで乗った感じでした。あと、もうちょっと練習して煮詰めていって、岸和田(の高松宮記念杯)で投入できるなら投入してっていう感じです。
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