決勝結果

地元の小林泰正が記念初制覇

2024年06月04日

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■□ 能登支援・万協 三山王冠争奪戦<前橋>決勝結果■□
【開催日】2024/06/04

 号砲が鳴って8番車の佐々木悠葵が飛び出す。先頭から眞杉匠-小林泰正-佐々木、4番手の外に単騎の橋本強、内に森田優弥-平原康多-佐藤慎太郎、後方に窓場千加頼-村田雅一の順番で周回を重ねる。残り3周で窓場が上昇すると、眞杉は残り2周半から突っ張り、前に出させない。今度は森田が赤板をめがけて仕掛けてくるが、眞杉は全力で抵抗。森田は踏み続けるが前に出ることはできずに、最終1コーナーで佐々木の外までで一杯。その後すぐに平原がまくってくると、小林は平原の仕掛けに合わせるように番手から出ていき、ゴール線を1着で駆け抜ける。会心の勝利に、右手を高く挙げ、ファンの歓声に応えた。

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■□優勝者 小林泰正選手インタビュー■□
「本当にラインのおかげでここまでこれました。同期が活躍する中で、自分は記念を取れていなかったので、取れて良かった。森田君を張りながら番手から出て行きたかったけど、出るのが遅くなってしまった。それで佐々木君がからまれてしまった。出て行くときに反応が遅れました。そこだけ甘かったです。スピードは4日間の中ではイマイチでした。ファンの声援が多くて凄く緊張した。(4日間を振り返って)眞杉君や森田君と比べて自分の自力が劣るなって思ったので、もう一回しっかり逃げの決まり手をつけていって前後が逆になっても任せてもらえるようにしたいです」
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決勝結果

清水裕友がスーパープロピストレーサー賞を制す

2024年05月26日

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■□ 全プロ記念競輪in高知<高知>決勝結果■□
【開催日】2024/05/26

 号砲とともに深谷知広が勢い良く飛び出して南関勢が正攻法に構える。松浦悠士が車番を生かして中団取りに成功すると犬伏湧也-清水裕友を迎え入れる。単騎の荒井崇博は中四国ラインの後ろで周回を重ねる。後ろ攻めとなった寺崎浩平は赤板過ぎ1センターから動き出すと、単騎の荒井が脇本雄太の後ろへとスイッチ。犬伏は荒井に切り替えていきながら打鐘過ぎに先頭に立った寺崎を叩いて主導権取りへ。最終ホームで早くもライン3車で出切ると、そのまま軽快なピッチを刻んでレースを支配。2番手回りの清水は最終2コーナー付近から徐々に車間を空け始め、後続に睨みを利かせながら間合いをはかる。後方に置かれた深谷は最終3コーナーから外を踏み込んだが自転車が思うように進まず、最終2センターから空けた車間を詰める勢いで踏んだ清水が直線で突き抜けた。


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■□優勝者 清水裕友選手インタビュー■□
「とりあえず1番人気だったので勝ち切れてほっとしたというか、今年に入って勝てそう(で勝てない)っていうのがあって、力不足を感じていた。(高知記念は惜しくも優勝を逃しているが)高知は成績がいいのでネガティブなイメージはなかったんです。最初に出た共同(通信社杯)もそうですし、この前の高知記念も勝てそうで(勝てない)っていうのもあったのでほっとしています。初手はわりかし想定通りでした。一瞬、ちょっと踏み合いになりそうな雰囲気があったので構えたんですけど、(ラインで)出切れたので。(犬伏は)カカっていたとは思います。後ろもこられなかったんで。前に踏めたんですけど、結果、松浦さんと決まっていないので、自分の判断が悪かったのかなって思います。ちょっとライン決着が少ないような気がするので、精度を上げていきたい。(今シリーズは)調子がいいとかっていう感じはなかったですけど、昨日も思ったよりは出たので想像よりは良かったのかなって思います。(これから)調子自体はまだ上がるかなって思います。今年は、G1あと4つですかね。その中で獲れるように目標を高く持って頑張りたい。毎年、全プロあたりから暑くなってきてちょっと(成績が)怪しくなってくるんで。今回もちょっと怪しかったんですけど、ここからしっかり暑さの対策とかをしっかりしていきたい。毎年、『G1獲って(グランプリ出場)』って言って獲れていないので、たまにはG1を獲って(グランプリに)出たいかなって(笑)。(高松宮記念杯に向けて)暑さもそうですし、熱くなってくると、スピードが上がってくるので、その辺の対策もしていきたい」
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決勝結果

古性優作が今年3度目の記念制覇

2024年05月20日


■□ 能登半島支援・五稜郭杯争奪戦<函館>決勝結果■□
【開催日】2024/05/19

 号砲と共に三谷竜生が飛び出すと、古性優作を迎え入れて近畿ラインが正攻法に構える。中団には岩津裕介-棚橋勉の岡山コンビが入り、松井宏佑は6番手に構えて郡司浩平-佐藤慎太郎がその後ろに続く。単騎の小倉竜二が最後方となって周回を重ねる。中団に構えた岩津が不気味に車間を空けたが、赤板過ぎの1コーナー付近から松井が一気に前団を叩きにいくも、出切った所でペースを緩めると、正攻法に構えていた古性が番手に飛び付いて郡司と激しくもつれる。三谷が佐藤を押し上げたところでその外にいた小倉竜二が落車するアクシデントに。2番手、3番手がもつれたまま残り1周のホームを通過。松井が懸命に逃げ切りを狙うも、最終2コーナーで番手を取り切った古性が車間を空けながら松井との間合いを取って最終4コーナーから一気に踏み込んで1着でゴール線を駆け抜けた。

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■□優勝者 古性優作選手インタビュー■□
 「前を取れたら取れたで、車番的に後ろ攻めになると思っていたので。(三谷)竜生さんが早くて良かった。松井君が来るのが遅かったですし、自分の横で緩めたのでそこでスピードが合った。(郡司と併走になったが)必要最低限の動きでその位置を確保することを考えた。大きい動きで取るのではなく、技術で取りたかったので、重心の位置を考えながらでした。(2番手を取り切ってからは)岩津さんもバックで仕掛けてきたのが見えたし、(松井の番手から)踏んだら3人で決まるかなって思ったけど、竜生さんは見えていなかった。そこは自分の力不足です。(シリーズ振り返って)今回はしっかりトレーニングをした分、筋肉痛も残っていたし、2日目から徐々に筋肉痛はなくなっていった。また帰ってからしっかり疲労をためたいと思う。(高松宮記念杯までは)思い切りトレーニングして、獲ることを目標にするのではなく通過点にしたい。(3連覇がかかるが)当たり前にしたいです。G1を一個なら今のままでも獲れると思うけど、複数を普通に当たり前に取りたい。その為には相当レベルアップしないとダメだと思う」
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決勝結果

戦況を見極めて自力に転じた深谷知広が20回目のGIII制覇

2024年05月14日


■□ 大楠賞争奪戦<武雄>決勝結果■□
【開催日】2024/05/14

 号砲とともに8番車の阿部力也が勢いよく飛び出して根田空史-深谷知広を迎え入れて、その後ろに大槻寛徳が付けて4車ラインが正攻法に構える。後ろが地元の山田英明と稲川翔で競りとなった清水裕友が車番を生かして中団取りに成功し、浅井康太に任されていた志田龍星が8番手で周回を重ねる。青板周回から早くも上昇していった志田が誘導員を降ろして先頭にたったが、清水が間髪を入れず叩きに出て、番手を手に入れた稲川と2車で出切る。後方ではぐれてしまった山田は根田の番手で深谷と併走する流れとなり、打鐘4コーナーから巻き返した根田の駆け出しに遅れ気味になっていた深谷は最終1コーナーでは追いつくと、別線に抵抗されて減速し始めた根田の上を最終2コーナーから自ら踏み込む。最終ホームで清水の番手を奪い返していた山田は、深谷のまくりに対応できない。逃げる清水を最終2センターでのみ込んだ深谷がそのままゴール線を駆け抜けて阿部を1車身半差で振り切った。

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■□優勝者 深谷知広選手インタビュー■□
 (根田との並びの前後は)自分が前にいくつもりもあったんですけど、バック数だったり普段の走り方だったり含めて後ろになりました。(打鐘付近で山田が内から潜り込んできたが)その1車を見失っていて、少し対応が遅れてしまったんですけど。外を踏みながらって感じでしたけど、その中で内へ行ってくれたので。でもそこは甘かったですね。(根田は)行き切るかなっていうような感覚だったので、安心してついていたんですけど。止まった時に外に差し込んでいたので、遠回りにはなってしまったんですけど、なんとか超えられてよかったです。根田さんの頑張りのおかげでいい位置まで前に運んで行ってもらえました。次に根田さんと一緒のときは一緒に確定板に乗れるように。自分が前でも後ろでも。S班として優勝がなかったことは気になっていたので嬉しいですけど、その先にもっと必要な優勝があると思うので。そこに向けて練習していきたい。ダービーに向けていた気持ちだったりが遅れて出たと思うんですけど、そこのズレは修正だったりしてG1にピークを持っていけるように。
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決勝結果

夢を叶えた平原康多がダービー王

2024年05月05日


■□ 日本選手権競輪<いわき平>決勝結果■□
【開催日】2024/05/05

スタートは武藤龍生が取り、吉田拓矢-平原康多-武藤が正攻法に構える。4番手からは古性優作、清水裕友、山口拳矢の単騎の3名の順番になり、小林泰正-諸橋愛の上越勢が7番手で、岩本俊介は最後方からレースを進めた。小林が青板のバックで上昇すると、古性が中団から合わせて出て誘導を外す。小林が先行態勢に入り、古性、清水、山口の単騎3名が上越勢を追走。吉田は6番手の位置まで車を下げると、最終ホーム前から一気のスパート。小林を2コーナー付近で捕らえてライン3車で出切る。吉田をマークの平原が4コーナーから絶好の展開を生かして抜け出した。

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■□優勝者 平原康多選手インタビュー■□
「本当に20年以上やってきて、どんなに絶好調でも勝つことができなかった大会だったので。まさか大ケガから復調途上っていう段階で戦って優勝することができたのは、本当に、家族の支えだったり、ファンの支えだったり、練習仲間の支えだったり、今回一緒に戦ってくれた仲間の支えに尽きます。信じられない気持ちでゴール後を周っていて、(武藤)龍生が声をかけてくれて現実に戻ったような感じでしたね。もう(吉田)拓矢が一番強いって信じていたので、どんな状況で、どの位置に引いても力でねじ伏せてくれると思っていました。赤板からジャンあたりの単騎の人の動きを拓矢がどうするのか見ていて、ガシャガシャやっていたんで、どこで引くのかっていうのを待っていた感じですけど、もう一回踏める態勢に入ればどっからでもいっちゃうなって思っていました。(3人で出切ってからは)もうあそこをまくってこれる人っていうのはちょっといないだろうなっていうスピードだった。あとはもうゴール前勝負で拓矢のタレ具合とか伸び具合を判断しながら自分が踏んだ感じですね。車間を詰めながら。あの距離なら拓矢も押し切れる距離だと思ったので、最後は龍生と3人の勝負だなって感じていました。脇本(雄太)がでてきて、競輪界がスピード競輪になって。それを何年も追いかけてきたんですけど、それで体を壊した部分もあるし、落車でぶっ壊した部分もある。そういうのを含めて、もともとの自分を取り戻せた一年だったのかなっていう風に今は感じていますね。(これで全冠制覇まで残りオールスター競輪1つとなったが)自分の中では本当に日本選手権を獲るっていうのが一番の夢だったので。いまはグランドスラムがどうこうっていうのは考えられないですね。去年、左足が股関節から壊れてしまったので、脚力がもう少し戻れば、もう少し戦えるんじゃないかなって思っています」
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