決勝結果

徳島のニューエース犬伏湧也が地元記念を初制覇

2024年07月07日

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■□ 能支・万協 阿波おどり杯争覇戦<小松島>決勝結果■□
【開催日】2024/07/07

 スタートで単騎の深谷知広が前を取り、その後ろを新田祐大が追う。周回中の並びは深谷知広、新田祐大-佐藤慎太郎、犬伏湧也-小倉竜二、嘉永泰斗-山田英明、清水裕友の順で整う。赤板過ぎに嘉永が切って、清水が九州勢を追走。下げた深谷は、4番手で清水と位置がバッティングして併走になる。犬伏は後方まで下げ切って8番手。新田は、打鐘前から前と車間を切って犬伏を警戒する。泳がされた嘉永は、打鐘3コーナー付近からスパート。犬伏の仕掛けがないとみるや、新田は最終1センターから巻き返す。嘉永と車間を切っていた山田は、3コーナーで大きく外に張って新田をブロックする。北日本勢を追いかけるようにして仕掛けた犬伏は、新田のさらに上を踏み上げる。イエローラインよりもさらに外を踏まされた犬伏だったが、そこから爆発的な加速を見せると、直線で前団をまとめてのみ込んで、地元記念初制覇を成し遂げた。

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■□優勝者 犬伏湧也選手インタビュー■□
 地元っていうことで、重圧があって、いつもと違った緊張感で走ってて、優勝できて良かったです。取れた位置から、自分が行ける所から行こうと思ってました。(タイミングを)しっかり見極めて行った感じです。しっかり落ち着いて、タイミングだけ見て行こうと。吸い込まれる感じがあって、上を登ったんですけど、なんとか届いた。ゴール前はもう必死で、届いてくれと思いながら踏んでました。地元記念で決勝に上がれて、声援もすごかったんで、自分も興奮しましたね。今日(決勝)のレースは、イレギュラーなレースなんで、もっと自分の自力を出して、GIを狙っていきたい。
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決勝結果

吉田拓矢が関東の仲間の想いを受け地元記念初V

2024年06月30日

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■□ 能登半島支援 水戸黄門賞<取手>決勝結果■□
【開催日】2024/06/30

芦澤辰弘が号砲と同時に飛び出して5車で並ぶ関東勢が正攻法に構える。脇本雄太―山口拳矢の中近勢は脇本が6番手の位置にこだわる姿勢を見せるも、追い上げてきた守澤太志、松本貴治と単騎2人を入れて8番手の位置に。動きがなく赤板を迎えると関東の先頭を務める小林泰正が誘導をおろして一気にペースを上げる。残り1周を過ぎたところで番手の坂井洋が自力に転じると、守澤が内に入りすくわれた芦澤が外に浮く。煽りを受けた松本とともに反撃を開始した脇本も浮いてしまう。坂井を追走した吉田拓矢は、後ろでもつれる吉澤純平と守澤の動向、脇本が浮いてから自力に転じ勢いよく迫る山口の動向を確認しながら3コーナーで抜け出す。後続を寄せ付けず、そのままゴール線を一番に通過した。

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■□優勝者 吉田拓矢選手インタビュー■□
感無量でした。何度かチャンスがあったなかで優勝に届かなかったが、目標にしてやってきたのでうれしかった。辰弘さんがスタート取ってくれて泰正さんが他のラインを出させないように駆けてくれたのであの展開ができた。ビジョンをみて、守澤さんが入ってきているのがわかって待っていった分、後ろに勝負権なくなったのが申し訳なかったです。山口君がきているのも見えて、内を守澤さんがいかないように洋さんのすれすれをいったが内にいきすぎて守澤さんが落車しなくてよかった。(優勝は)先輩、後輩、仲間のおかげですし感謝の気持ちを忘れずにこれからも精進していきたい。去年、眞杉(匠)のために頑張って、あっせんが止まることにもなったがけっしてマイナスではなかったと、それがあるから今があるんだと思います。
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決勝結果

九州の結束力を示して山崎賢人がライン3番手回りから強襲V

2024年06月25日

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■□ 能支第30回中野カップレース<久留米>決勝結果■□
【開催日】2024/06/25

号砲とともに菅田壱道が飛び出して新山響平を迎え入れて新山-菅田-阿部力也の北日本ラインが正攻法に構える。1番車を生かした松浦悠士が中団取りに成功し田尾駿介を連れて周回を重ねる。九州ラインの先頭を任された伊藤颯馬は6番手の位置で前団の様子を窺うと、赤板手前から力ずくで踏み込んで、突っ張り気味に抵抗する新山を叩き切る。単騎の戦いとなっていた森田優弥は初手から九州ラインを追い掛けて4番手の位置をキープ。後方8番手に置かれた松浦が最終1コーナーから巻き返しを狙ったが、伊藤をリードしていた嘉永が最終2コーナー手前から番手まくり。森田が最終バック手前からすかさずその外をまくり上げると、真後ろからの仕掛けに対応できなかった山崎ではあったが、最終2センターで松浦を張りながら森田にスイッチすると、直線で鋭く伸びてゴール線を駆け抜けた。

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■□優勝者 山崎賢人選手インタビュー■□
もうしっかりラインとして機能しないといけないと思っていたので、内を締めてと思って。(伊藤は)しっかり新山君を叩き切ったのでとんでもなく強かったです。(嘉永が番手まくりをしたあと)すかさず(森田が)来たので、あっと思ったんですけど。その後ろをしっかりと思って。(切り替えたところの判断は)ちょっと迷ったんですけど、(嘉永と森田の)2人でモガき合っていたので。やっぱり周りが強い人ばかりなので、その時、その時で反応して判断しないといけないので。(5年7カ月ぶりの記念優勝となったが)ラインのおかげなので。昨日も今日も。ありがたいですね。(昨年の競輪祭以来となる久々のレースで結果がでたことは)ほっとしています。(ナショナルチームで)すごくいい環境で練習させてもらっているので。(レベルアップしている実感は)あります。もっともっと強くなって先頭で頑張らないと。今回は(自力で動いた初日、2日目と)勝ち上がりで1着を取れていないので、その辺はまだまだです。力をもっと上げていかないと。
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決勝結果

北井佑季が涙の初タイトル!

2024年06月16日

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■□ 高松宮記念杯競輪<岸和田>決勝結果■□
【開催日】2024/06/16

 号砲とともに飛び出したのは郡司浩平で北井佑季、和田真久留が続き、神奈川勢が正攻法に構える。中団には新山響平-桑原大志のラインが入り、単騎の小林泰正が6番手。脇本雄太-古性優作-南修二の近畿勢は後ろ攻めになった。レースが動いたのは赤板過ぎ。郡司は1コーナーから脇本の仕掛けに合わせて一気に踏み込んでペースを上げる。脇本は外を踏み続けるが、最終ホーム前に外に浮く。脇本の反撃を封じた神奈川勢だが、今度は新山が巻き返す。北井は新山を1コーナーで外に振って勢いを止めると、2コーナーの下りから自力に転じて前に踏む。北井は追走した和田や切り替えて内のコースを強襲してきた古性の追撃を振り切って先頭でゴール線を駆け抜けた。

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■□優勝者 北井佑季選手インタビュー■□
 本当に獲りたい、獲りたいと思って臨んだ宮杯でしたし、自分の中でも獲れると信じて臨んだ宮杯だったので獲れて良かったです。車番的には一番スタート(の位置を)選ぶのは不利な車番だったので取れた位置から仕掛けるっていう感じでした。前を取れて、カマされることもなく、脇本さんに出られたらなかなかチャンスはないと思うのでいいペースで(郡司が)踏んで行ってくれました。もう何が何でもっていう気持ちを背中から感じましたし、後ろについていて熱い気持ちを感じました。脇本さんが来るのが見えていて、外にフワッと浮いた状態になっていて(新山が)踏んでくるのも見えたので、そこで包まれてもと思って1コーナーで張りながら出かけていく感じになりました。前の郡司さんの思いだったり、3番手についている和田真久留さんの思いだったり、それ以外の同県の仲間の思いだったりを感じながら自分で精いっぱいできる走りで踏み切ろうと考えていました。ちょっと外線を外すような形になってしまって、真久留さんが内を締めてくれているのもわかった。隙があれば入ってくる選手も多いですし、いるのかなって。ゴール線目掛けてハンドルを投げてガシャンとなってよくわからなかったですけど、最後まで必死に走っただけでしたね。自分の力だけではもちろん獲れなかったですし、みんなの支えがあって、なおかつ競輪界のお客さんからも盛り立ててもらっているのがわかったのでそういう想いがあってつかみ取れたのかなって。(一番そばで支えてくれた師匠の高木隆弘に)本当に感謝の想いというか、ピストに乗れない頃から1から教えてもらって、師匠がいたから今の人生があるので、獲って欲しいと思っていたのは師匠だと思いますし、その思いにまず一つ応えられて安心しているのと、しっかり感謝の思いも伝えたい。
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決勝結果

石井貴子(千葉)が復活のGI制覇

2024年06月13日

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■□ パールカップ<岸和田>決勝結果■□
【開催日】2024/06/13

 号砲が鳴り吉村早耶香が周囲の様子を確認しながら誘導との距離を徐々に詰めるように追いかけていく。すると外から山原さくらが上昇して誘導の後ろに入る。山原、吉村の後ろは尾崎睦、當銘直美、奥井迪、石井貴子の順番に並び、柳原真緒は當銘の外で併走して周回を重ねる。打鐘で誘導が外れると、先頭の山原が押し出されるように徐々にペースを上げていくが奥井が4コーナーのくだりから猛スパート。奥井は1コーナーで前団をとらえ、最終バックを先頭で通過。追走したのは初手から追っていた石井。石井は4コーナーから外に持ち出して奥井を交わした。

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■□優勝者 石井貴子選手インタビュー■□
 信じられなくて、何回も(頬を)つねっているんですけど、ちょっと痛いので(夢ではなくて)大丈夫そうです(笑)。(スタート位置は)ただ、ただ、恵まれました。7番車でのスタートなので、7番手と思いながらでしたが、まさか奥井選手の後ろになるとは。後方だったので、比較的、早めにレースが動くと思いながら、自分の持ち場でしっかりとって。併走になったり、ごちゃごちゃしても勝負権のあるところは渡さないと思っていました。1コーナーで3車併走になって接触したような感じもあったけど(奥井の後ろを)取りきれて良かったです。必死だったので、(ゴール後は)差せていてほしいなとビジョンを見ました。私を映してくれているな、と(ゴール後の)3コーナーを回っていました。(大怪我を経験して)骨が折れても、くっつくので大丈夫ですけど、心が折れてしまって、走れないと思った日もある。また、こんな日がくるなんて信じられないです。(競輪の神様はいましたか?)私が聞きたいです。(グランプリ出場を決めたが)G1の出場が初めてで、ここでグランプリのことを聞かれることはなかったので、過ごし方は違うと思う。ケガして今日までに大きな目標を立てるよりも、その日できることを精一杯に、がテーマ。その先もちょっとずつやっていければいいなと。足りないこと、できないこともたくさんあるし、ちょっと前より今できることをどうしたらいいかを考えながらやっています。

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