山田庸平が強烈まくりで地元G3初制覇!
2024年03月31日
■□ 大阪・関西万博協賛競輪<武雄>決勝結果■□
【開催日】2024/03/31
スタートけん制が入るも山田庸平―山口敦也の地元勢が前受け。単騎の菅田壱道が3番手に入り、4番手に浅井康太―朝倉佳弘の90期ライン。6番手は中四国勢で、後方は菅原大也率いる南関勢で隊列が落ち着く。青板周回のバックで菅原が上昇すると町田太我の横で止まる。併走を嫌った町田は下げて8番手の位置となり赤板を通過。1コーナーから菅原が再び始動して前受けの山田を叩くと、その上を町田が打鐘で強引に叩く。一本棒でレースは進み、5番手になった山田は2コーナーでまくり発進。一気に前団に迫ると逃げる町田を4コーナーで仕留めてゴールした。
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【優勝者・山田庸平選手インタビュー】
ここに向けてやってきて、3日間走って昨日までは良くなくて。ダービーを見据えて通過点と思って臨んだ。優勝できたのでいままでやってきて良かった。3日間反応が遅く、良くするためにイメージトレーニングとかをして上向いた。スタートは町田君か菅原君に取ってほしかったので様子をみたけど、誰もいかなかったので前でいいかなと。今日は緊張せずに周回中から余裕があった。赤板から鐘までに立ち遅れていたのでそこは集中した。それで中団が取れたので脚に余裕があった。3番手を取った菅原君は余裕がなさそうで前の雰囲気を見て町田君のカカりも良くて目標にしてまくり切った。ペダリングが崩れそうになったが慌てずにうまく踏み込めました。5月は地元記念とダービーが重なるからそこが目標。高松宮記念杯も相性が良いですしそこを目標にしていきたい。(G3だから)地元の記念を優勝した感はないけど、最終日の1着は次につながる。九州のみんな、佐賀じゃない人も待っててくれて胴上げしてくれたのは嬉しかったし、次もまた頑張ろうって思いました。
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決勝結果
脇本雄太がラインの力でV
2024年03月24日
■□ 能登半島支援 ウィナーズカップ<取手>決勝結果■□
【開催日】2024/03/24
スタートは古性優作が勢い良く出て、近畿勢が正攻法からレースを進める。その後ろに清水裕友-河端朋之の中国勢。北井佑季-深谷知広が6、7番手。単騎の伊藤颯馬が8番手、同じく単騎の坂井洋は一番後ろからのレースになった。近畿の先頭を走る窓場千加頼は、赤板の1センターから誘導を外して先行態勢に入る。北井は猛然と巻き返しを図るが、前に出ることはできずに脇本雄太と併走。窓場の番手で併走が続くと、伊藤は最終ホームから勢い良く仕掛けて2コーナーの出口で窓場を捕らえる。すると、脇本は伊藤の後ろにスイッチ。北井も同時に踏んでいき、両者の併走が続くが、3コーナーで北井が古性に張られて外に浮くと、単独で2番手の位置を確保した脇本が一気に抜け出した。
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【優勝者 脇本雄太選手インタビュー】
今回の決勝は後輩の2人がすごくいい動きをしてくれたので、本当に感謝しかないですね。途中まで緊張で自分の中でどうしたらいいのか、わからない状況だったんですけど、スタートで位置取りが決まってからは意識というか、やるべきことに集中できたかなって思っています。併走は当たられたら返そうとは思っていたんですけど、そのあたりはしっかり我慢できたのかなって。(伊藤が最終ホームから巻き返してきたが)そのあたりは被っていたっていうのもありますし、慌てずにしっかり対処してからと思っていました。自分の中では不慣れな動きだったと思うんですけど、これも経験として積んでいきたい。横に並ばれた時の対処の仕方だったりは今回経験になったと思うので。(最終2コーナーで伊藤に切り替えていきながら北井と併走になったところは)勘というか感性で動いた感じです。ちょっと前に(伊藤)選手もいましたし、抜けるかどうか心配だったんですけど、4コーナーを回ってからは直線勝負できるかなって思っていました。本当に今開催はラインの力に助けられてのレースだったと思っています。まだ不調の中での戦いだったんですけど、ラインの力があれば不調の中でも優勝できるっていうのも思いましたし、今後はそういうことも含めて経験を積んでいきたい。
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決勝結果
坂口楓華が悲願の初タイトルを奪取
2024年03月24日
■□ 能登半島支援 ウィナーズカップ<取手>決勝結果■□
【開催日】2024/03/24
スタートはややけん制が入り、久米詩が誘導員を追いかけて正攻法に構える。その後ろに石井寛子が入り、一番人気に推されていた坂口楓華が吉川美穂の前へと入り3番手となる。5番手の位置で児玉碧衣と山原さくらが併走していたが、内の児玉が譲らず、その後ろに柳原真緒、山原が最後方となり青板バックでようやく隊列が落ち着く。打鐘手前から久米が誘導員との車間を空けて間合いを取っていたが、最終ホーム手前の4コーナーから踏み込んでいった山原の気配を察知しピッチを上げて主導権取り。久米の真後ろにいた石井が半車身後ろの外で併走していた児玉を警戒しながら最終バックからまくりを発動したが、2センターで車を外に持ち出した坂口が直線で一気に抜け出した。
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【優勝者 坂口楓華選手インタビュー】
「率直な気持ちはやっと獲れたかっていう感じです。走る前の方が泣きそうだったんで、獲ったら絶対に泣くだろうな思っていたんですけど。案外、泣かなくて良かったです。最後まであきらめずに、冷静に走れたんで良かったです。(レースの組み立ては)Sは絶対にないなって。Sを取ったら勝てないから、そこだけは注意していた。ただ、中団は絶対にほしかった。中団がしっかりと取れたんで、そこでは覚悟を決めていた。私の横に(児玉碧衣が)並んでからは、そこから行くには早いしと思っていたら包まれてしまった。あとは絶対に自分にはチャンスが向くって信じていた。そこだけ信じて最後は踏みました。石井さんが(まくって)進んだ時点で、イケるって思っていた。脚も全然、余っていたし、そこの辺りで(優勝を)確信はしました。1年間、今年は本格的に自力をしっかりと出しだした。1年たってまだレース内容とかには全然、納得してない。一番大外をまくって勝ったら本当にうれしいと思う。そこを目指して、もっと力をつけていきたいです。1周を行けるくらいの脚力をつけて、物おじせずに駆けたい。(今後の目標は)まずはしっかり自力でタイトルを獲りたいっていうのが1つと、グランプリを優勝するっていう夢があるので、そのためにもっともっと強くなれるように頑張ります」
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決勝結果
南関4車の番手から岩本俊介が完全V
2024年03月17日
■□ 花と海といで湯賞 万博協賛<伊東>決勝結果■□
【開催日】2024/03/17
1番車の岡村潤がスタートを制して、南関勢が前受け。茨栃勢が中団に収まり、川口聖二-井上昌己の西日本ラインが8、9番手で初手の隊列が整う。青板周回から誘導と車間を空け始めた道場晃規が、残り2周半の誘導退避のタイミングで川口を突っ張る。吉田拓矢が5番手をキープして、川口は8番手に戻る。道場は後ろを確認しながらも、赤板ではすでにハイペースに入れて駆けていく。別線は仕掛けられず、一本棒のままで最終周回を通過。1センターで一度外に振ってけん制を入れた岩本俊介は、2コーナーから番手まくり。そのままゴールまで一切失速しなかった岩本が、初日特選からの4連勝で完全Vを決めた。
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【優勝者 岩本俊介選手インタビュー】
道場君が頑張ってくれて、ラインでワンツーが決まったと思います。とにかくラインから優勝者を出そうとみんなが力を出した結果、たまたま僕の優勝だった。枠の良い岡村さんにスタートを取ってもらって、突っ張りの方がラインが壊されないなと思ってた。他が早めに来ることも想定していたし、道場君もいろんなところで注意して駆けてくれていた。とてつもない気合で、赤板のタイムもすごいんじゃないかな。(1コーナーでけん制したのは)自分のタイミングでした。(吉田が)初日に(最終)ホームですごい勢いで来てたのも覚えていたし、そのタイミングで振ってみて。(番手)らしいこともちょっとはできたかな。自力で走ったのは1走だけで、3走は番手だった。前が頑張ってくれたおかげだし、連勝は関係ないです。立ち回りは難しくなってるんですけど、動ける内は自力でやりたい。でも、勢いのある若手もいるんで、うまく立ち回りたい。(ラインの)前でやってきて、自力の気持ちはわかるので。ラインとしてまとまっていきたい。
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決勝結果
ルーキーチャンピオン結果&インタビュー
2024年03月10日
■□ ルーキーチャンピオン<松山>決勝結果■□
【開催日】2024/03/10
前受けが青木瑞樹率いる岡山勢、その後ろに単騎の棚瀬義大、浮島知稀を先頭にする上越ライン、7番手に黒瀬浩太郎、松崎広太、最後方に長松空吾の初手となった。赤板で松崎、黒瀬が次々に前団を切り、それを打鐘で同じく単騎の長松が叩くと青木も追い上げる。戦況を冷静に見ていた浮島は隊列が短くなった打鐘で一気に叩いて出て、ライン3車できっちりと出切って最終ホームを通過。単騎の面々が後方から巻き返しを図るも浮島ラインを脅かすほどではなく、最終バックを通過する。3コーナーから過ぎに番手の篠田幸希が前へ踏み込むとそのまま後続を振り切ってゴールした。
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【優勝者 篠田幸希選手インタビュー】
作戦通りはまった。鐘で叩いてだったので。(踏み出しで浮島に)離れちゃって付け切れて良かった。状況を確認して誰もこなくていけるかなって。後ろの動きもあったのでそこをみて前へ踏む判断をした。踏んだ時の感じが良くていけるなと思った。ゴール後は嬉しかったですね。後ろじゃなかったら勝てていなかったし浮島君にも感謝です。まだ後ろの仕事は完璧にできないけど、戦法の幅は広がったのかなと思う。ラインの先頭で引っ張れるように先行力をつけたい。S級に上がってS級で先輩と走れるように頑張りたい。応援してくれている人がいたので緊張しました。
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