単騎の阿部将大が強烈まくりで別線を粉砕して3度目のGIII制覇!!
2024年06月09日
■□ 万博協賛ミリオンナイトカップ<函館>決勝結果■□
【開催日】2024/06/09
4車ラインとなった大川剛が正攻法に構える。5番手に単騎の阿部将大が入り、酒井雄多-櫻井正孝のライン、後方に菊池岳仁が率いる関東勢となった。後方となった菊池は青板周回で上昇すると誘導員後位で大川と併走。それでも大川は怯むことなく、赤板で突っ張り、菊池を下げさせて隊列は鐘前では一本棒に戻る。ハイペースで大川が駆けると最終ホーム過ぎに番手の坂本貴史は車間を空けて間合いを取る。5番手に構えていた阿部は2コーナーからまくると、合わせて坂本も番手からまくり出る。阿部は一度は坂本に合わされるも外併走で耐えて直線で加速すると坂本を捕らえてゴールした。
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■□優勝者 阿部将大選手インタビュー■□
(大川は)4車だったので前受けなら引かないだろうと思ってスタートはあの位置でした。思った通りの展開になって良かった。仕掛けたときはどこまでいくのかと思って踏んだ。コーナーで坂本さんと合ってしまって、直線勝負に切り替えた。直線勝負ができるように脚を溜めた。2センターぐらいで出られるなと。あとは酒井さんがどれぐらい迫ってくるかなと思っていた。シリーズで4日間、全てまくりなので何とも言えない。準決勝も二次予選も自分が九州勢を連れていけなかったのは技量不足ですね。ラインを連れ込めることを意識していきたい。優勝できて良かった。GIとかで準決勝、決勝に乗れる選手になりたい。今回は小さいレースばかりだったので、もっと大きいレースをしていきたい。
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決勝結果
大矢崇弘が33万超えの特大配当を演出してGIII初制覇
2024年06月09日
■□ 大阪・関西万博協賛競輪<奈良>決勝結果■□
【開催日】2024/06/09
号砲とともに元砂勇雪が飛び出して、中井太祐を迎え入れて地元コンビが正攻法に構える。松岡辰泰が自ら中団の位置を取り、松川高大-三宅達也が続いて周回を重ね、その後ろに単騎の佐藤一伸、大矢崇弘が陣を取る。後ろ攻めとなった々木眞也は先輩の菅原大也を連れて青板周回のバック過ぎに誘導員を降ろして先頭に立つ。正攻法に構えていた中井は神奈川勢を見送り、後方の松岡の動きに注視する。最後方となった大矢はガラ空きの内へと潜り込み、地元勢の後ろにスイッチ。残り2周過ぎの1コーナーで車を外に持ち出した松岡が2コーナーの下りを使って一気に反撃を開始。中井は佐々木の隙を突いて内へと切り込み松岡の番手で粘る形に。松川は最終ホームで強引に中井を締め込み番手を死守したが、元砂が三宅を張った動きを見逃さなかった大矢が元砂を掬いながら最終1コーナーから車を外に持ち出し、力ずくでまくり上げる。中井との競りで脚力を消耗していた松川の上を乗り越えると、直線で中を迫る元砂を振り切って先頭でゴール線へと飛び込んだ。
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■□優勝者 大矢崇弘選手インタビュー■□
(S級初優勝がFIよりもGIIIになって)ちょっといいのかなって。これからもっと頑張らないとなっていう緊張感がありますね。プレッシャーもかかるかなって。昨日(準決)もそうですし、ここ最近は状態も良かったんですけど。でもまさかっていうのはありますね。(レースは)そんなに作戦は考えていなくて、前々にいこうと。内でも外でも空いたら行こうと思っていました。結構、残り1周で前の方にいられたので。脚にはきていたんですけど、とりあえず仕掛けようと。(最終)1コーナーぐらいから踏んでいってみながら。2コーナーからは覚悟を決めて踏んだんですけど。(最終1コーナーでは)まだ全開ではなかったです。(競輪祭の出場権を獲得できたがGIという舞台は)すごく遠いものだったんですけど、急に現実に高いものがきてしまったので頑張らないとなって。(今後の目標は)そんなに高い目標は言えないですけど、一戦一戦プライドを持って戦っていきたい。
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決勝結果
地元の小林泰正が記念初制覇
2024年06月04日
■□ 能登支援・万協 三山王冠争奪戦<前橋>決勝結果■□
【開催日】2024/06/04
号砲が鳴って8番車の佐々木悠葵が飛び出す。先頭から眞杉匠-小林泰正-佐々木、4番手の外に単騎の橋本強、内に森田優弥-平原康多-佐藤慎太郎、後方に窓場千加頼-村田雅一の順番で周回を重ねる。残り3周で窓場が上昇すると、眞杉は残り2周半から突っ張り、前に出させない。今度は森田が赤板をめがけて仕掛けてくるが、眞杉は全力で抵抗。森田は踏み続けるが前に出ることはできずに、最終1コーナーで佐々木の外までで一杯。その後すぐに平原がまくってくると、小林は平原の仕掛けに合わせるように番手から出ていき、ゴール線を1着で駆け抜ける。会心の勝利に、右手を高く挙げ、ファンの歓声に応えた。
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■□優勝者 小林泰正選手インタビュー■□
「本当にラインのおかげでここまでこれました。同期が活躍する中で、自分は記念を取れていなかったので、取れて良かった。森田君を張りながら番手から出て行きたかったけど、出るのが遅くなってしまった。それで佐々木君がからまれてしまった。出て行くときに反応が遅れました。そこだけ甘かったです。スピードは4日間の中ではイマイチでした。ファンの声援が多くて凄く緊張した。(4日間を振り返って)眞杉君や森田君と比べて自分の自力が劣るなって思ったので、もう一回しっかり逃げの決まり手をつけていって前後が逆になっても任せてもらえるようにしたいです」
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決勝結果
清水裕友がスーパープロピストレーサー賞を制す
2024年05月26日
■□ 全プロ記念競輪in高知<高知>決勝結果■□
【開催日】2024/05/26
号砲とともに深谷知広が勢い良く飛び出して南関勢が正攻法に構える。松浦悠士が車番を生かして中団取りに成功すると犬伏湧也-清水裕友を迎え入れる。単騎の荒井崇博は中四国ラインの後ろで周回を重ねる。後ろ攻めとなった寺崎浩平は赤板過ぎ1センターから動き出すと、単騎の荒井が脇本雄太の後ろへとスイッチ。犬伏は荒井に切り替えていきながら打鐘過ぎに先頭に立った寺崎を叩いて主導権取りへ。最終ホームで早くもライン3車で出切ると、そのまま軽快なピッチを刻んでレースを支配。2番手回りの清水は最終2コーナー付近から徐々に車間を空け始め、後続に睨みを利かせながら間合いをはかる。後方に置かれた深谷は最終3コーナーから外を踏み込んだが自転車が思うように進まず、最終2センターから空けた車間を詰める勢いで踏んだ清水が直線で突き抜けた。
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■□優勝者 清水裕友選手インタビュー■□
「とりあえず1番人気だったので勝ち切れてほっとしたというか、今年に入って勝てそう(で勝てない)っていうのがあって、力不足を感じていた。(高知記念は惜しくも優勝を逃しているが)高知は成績がいいのでネガティブなイメージはなかったんです。最初に出た共同(通信社杯)もそうですし、この前の高知記念も勝てそうで(勝てない)っていうのもあったのでほっとしています。初手はわりかし想定通りでした。一瞬、ちょっと踏み合いになりそうな雰囲気があったので構えたんですけど、(ラインで)出切れたので。(犬伏は)カカっていたとは思います。後ろもこられなかったんで。前に踏めたんですけど、結果、松浦さんと決まっていないので、自分の判断が悪かったのかなって思います。ちょっとライン決着が少ないような気がするので、精度を上げていきたい。(今シリーズは)調子がいいとかっていう感じはなかったですけど、昨日も思ったよりは出たので想像よりは良かったのかなって思います。(これから)調子自体はまだ上がるかなって思います。今年は、G1あと4つですかね。その中で獲れるように目標を高く持って頑張りたい。毎年、全プロあたりから暑くなってきてちょっと(成績が)怪しくなってくるんで。今回もちょっと怪しかったんですけど、ここからしっかり暑さの対策とかをしっかりしていきたい。毎年、『G1獲って(グランプリ出場)』って言って獲れていないので、たまにはG1を獲って(グランプリに)出たいかなって(笑)。(高松宮記念杯に向けて)暑さもそうですし、熱くなってくると、スピードが上がってくるので、その辺の対策もしていきたい」
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決勝結果
古性優作が今年3度目の記念制覇
2024年05月20日
■□ 能登半島支援・五稜郭杯争奪戦<函館>決勝結果■□
【開催日】2024/05/19
号砲と共に三谷竜生が飛び出すと、古性優作を迎え入れて近畿ラインが正攻法に構える。中団には岩津裕介-棚橋勉の岡山コンビが入り、松井宏佑は6番手に構えて郡司浩平-佐藤慎太郎がその後ろに続く。単騎の小倉竜二が最後方となって周回を重ねる。中団に構えた岩津が不気味に車間を空けたが、赤板過ぎの1コーナー付近から松井が一気に前団を叩きにいくも、出切った所でペースを緩めると、正攻法に構えていた古性が番手に飛び付いて郡司と激しくもつれる。三谷が佐藤を押し上げたところでその外にいた小倉竜二が落車するアクシデントに。2番手、3番手がもつれたまま残り1周のホームを通過。松井が懸命に逃げ切りを狙うも、最終2コーナーで番手を取り切った古性が車間を空けながら松井との間合いを取って最終4コーナーから一気に踏み込んで1着でゴール線を駆け抜けた。
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■□優勝者 古性優作選手インタビュー■□
「前を取れたら取れたで、車番的に後ろ攻めになると思っていたので。(三谷)竜生さんが早くて良かった。松井君が来るのが遅かったですし、自分の横で緩めたのでそこでスピードが合った。(郡司と併走になったが)必要最低限の動きでその位置を確保することを考えた。大きい動きで取るのではなく、技術で取りたかったので、重心の位置を考えながらでした。(2番手を取り切ってからは)岩津さんもバックで仕掛けてきたのが見えたし、(松井の番手から)踏んだら3人で決まるかなって思ったけど、竜生さんは見えていなかった。そこは自分の力不足です。(シリーズ振り返って)今回はしっかりトレーニングをした分、筋肉痛も残っていたし、2日目から徐々に筋肉痛はなくなっていった。また帰ってからしっかり疲労をためたいと思う。(高松宮記念杯までは)思い切りトレーニングして、獲ることを目標にするのではなく通過点にしたい。(3連覇がかかるが)当たり前にしたいです。G1を一個なら今のままでも獲れると思うけど、複数を普通に当たり前に取りたい。その為には相当レベルアップしないとダメだと思う」
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