決勝結果

GP初制覇の松浦悠士が賞金王

2023年12月30日


■□ KEIRINグランプリ2023<立川>結果■□
【開催日】2023/12/30

正攻法に構えた新山響平が残り2周手前から誘導員との車間を空けて後続の様子をうかがう。8番手に構えていた脇本雄太は前との車間を空けて間合いをはかると、打鐘手前の2コーナー付近から車を外に持ち出して一気にスパート。気配を察知した新山響平が必死に抵抗したが、最終1コーナー付近で脇本が先頭に躍り出る。清水裕友は1センターから巻き返しを狙ったが、深谷知広が外を張り気味に合わせて踏み込む。清水が外に浮いたと判断した松浦悠士は深谷に切り替える。深谷は古性優作のけん制を乗り越えてまくりきったが追走した松浦が交わした。 

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■□優勝者インタビュー■□

(グランプリ優勝は)うれしいしかないですね。(観客の大声援は)5回目なので緊張感はなく、いい緊張感で走れました。(喜びは誰に?)まずは家族、あと師匠(脇田良雄)ですね。(師匠が)見にきてくれているし、家族もきてくれていた。(目標にしていた賞金王は)賞金王の実感はまだないですけど、グランプリ優勝は目標にしていたので決められてうれしい。
(レースは)スタートに失敗して深谷さんに入られてしまった。そこは反省ですね。新山君が駆ける展開で、(脇本と)踏み合いになればいいなと思っていた。(清水)裕友が浮いたのが見えて、待って、過去に失敗したこともあったので、「ごめん」と思いながら(深谷に)切り替えました。(優勝の確信は)深谷さんが近畿をとらえられるのか、そこを託して、深谷さんがのみ込んでくれれば、自分にもチャンスがあるかなと。苦しい一年だったので、最後に笑顔で終われて良かったです。
(来年は)タイトルはもちろん、今回裕友が前で頑張ってくれたので裕友のため、中四国の先輩、後輩に助けられているので、しっかりと恩返しできるように。(広島初の優勝に)意識はないですけど、優勝は目標にしていたのでうれしい。(グランドスラムを目標にしているが)グランプリを獲れたし、あとGIタイトル3つに、共同も獲れたら、ですね。そこ(グランドスラム)を視野に入れてチャレンジしていきたい。(来年は1番車のチャンピオンユニフォームになるが)スタートで体を痛めないように気を付けて(笑)。

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決勝結果

"最強"佐藤水菜が女王を襲名

2023年12月29日

■□ ガールズグランプリ2023<立川>決勝結果■□
【開催日】2023/12/29

 スタートは吉川美穂が出て前受け。佐藤水菜は3番手の位置を確保。赤板で動きはなく、佐藤は前の尾方真生との車間を少しずつ空けて後ろをけん制。打鐘過ぎ2センターで尾方が一気に飛び出して駆ける。佐藤が3番手の位置なのは変わらず、前との車間を空けたままで、何度も後ろを目でけん制して真後ろの久米詩、その後ろの児玉碧衣は動けない。2コーナー過ぎから前との車間をつめる勢いで踏み込むと、好スピードで逃げる尾方を3コーナー過ぎで捕らえる。さらに勢いは加速して後続を突き離すと圧勝劇で優勝を勝ち取った。

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■□優勝者インタビュー■□

 正直、攻める攻めると言いながら怖気づいたけど、(お客さんに)勇気をもらって強いレースができた。グランプリは自分の力だけでは勝てないので感謝を伝えたい。(去年のグランプリで落車して)グランプリってものは現役中に獲ることはできないと思ってて、だから攻める気持ちでいってゴール前で差されるかどうかって気持ちが良い方向に動いた。悔しい思いが今回につながった。(初手は)中団が大理想。この位置にいて良いのかってぐらい良い位置だった。尾方さんがコメント的に自力を出すだろうっていうのを頭に入れていて、良い位置を譲らないように後ろをけん制して守って最善のポイントでいけた。6番手の位置に梅川さんがいたので(仕掛けて)くるのかなって。世界でも国内でも競技の方で(梅川に)やられるので。誰がきてもおかしくないし、きても自分は準備していた。バック過ぎぐらいから踏んでいきました。前が尾方さんが駆けていて、吉川さんが車間を空けていたので、自分は脚を使わずにいいけるタイミングでいこうと、射程圏にはおいていた。後ろをけん制しながら届くかどうか不安もあったけど、いける位置を確保した。4コーナーを回ってビジョンで確認したら単独の先頭だった。ただ何かあるかわからないから一生懸命に踏んだ。嬉しかった。1着でゴールした瞬間、嬉しくてすぐに(お客さんの声援に)応えた。(副賞のレクサスは)今、車を修理に出していて車がないし、乗り換えたいと思っていたので次の車が決まって良かった。(賞金の使い道は)去年、親に車をプレゼントして、今年は家をあげたので、何を上げたらいいのかな。3匹目のワンチャンが欲しいですね。レースを勝ったときに親孝行と犬にプレゼントを上げるのが原動力になっているし、支えになっている。来年、競技のシーズンが2月からで世界との差は高い壁がある。自分より若い子がスプリントで10秒2のタイムとかを出すので、コンマ1でも縮められるように。ケイリンで3つの大会で金を3つ獲れるように。オリンピックで金メダルを獲って胸を張ってガールズケイリンに帰ってきたい。

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決勝結果

"怪物"太田海也がヤンググランプリ制覇!

2023年12月28日


■□ ヤンググランプリ<立川>結果■□
【開催日】2023/12/28

太田海也がスタートで前を取る。初手で7番手の位置となった犬伏湧也が青板周回で上昇して赤板で切る。すかさず単騎の中野慎詞が犬伏の前へ出ると打鐘を目掛けて吉田有希が一気に叩く。しかし打鐘2センターで犬伏が4番手の位置から反撃開始。犬伏は最終1コーナー手前で吉田を捕らえるも、前受けから車を下げていた太田が好スピードで犬伏と踏み合いに挑む。太田が2コーナー過ぎに犬伏より前へ出ると最終バックからさらに加速。そのままライバルたちの追撃を許さずヤンググランプリを制覇した。

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■□優勝者インタビュー■□

ヤンググランプリで強いメンバーの中で良い位置で自分の良い脚力を出せて優勝できて嬉しい。ゴール5メートル前までわからず。4コーナーを回って誰も近くにいなくて良かった。枠通り、スタートを取れば、吉田有希君が後ろから押さえる展開にと思って組み立てたけど、そうじゃなくて、作戦以外の動きになった。鐘前で志田龍星さんか北井佑季さんと被ってしまった。被らなければ、もう少し冷静にレースできたのかなと。自分が駆け始めて、犬伏湧也さんが出てきて、そこのラインには乗らずに犬伏さんの前に出るのが自分の仕事と思っていった。(後ろが離れていたことは)ゴールまでわからなかった。1コーナーで犬伏さんと目が合って出切れないかと思ったけど、力と力でぶつけ合わすしかないと。単騎が飛んできたとしても自力(選手)として譲れないと思って走った。優勝できたのは評価しているけど、もっと改善できると思う。ただ勝てて嬉しい。レベルが上がるにつれて優勝が減っているけど、この優勝は自信につながる。競技のほうはスプリントが得意だけど、スプリントでもケイリンでもメダルを獲るのが願い。来年、競輪を走る機会は凄く減る。オリンピック出場を賭けたネーションズカップに向かう。このヤンググランプリも来年のネーションズカップへの良い弾みになった。(今の気持ちを一番に伝えたいのは)師匠(藤田昌宏)も応援に来てくれていたし、中国地区や、岡山の先輩たちの身近な人たちに伝えたい。(今後、どういう選手像になりたいか)G1で活躍してタイトルを獲れる選手になりたい。(今回の獲得賞金の使い道は)今年はありがたいことに一杯、賞金をもらったので、来年の税金にそなえたい(笑)
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決勝結果

山田庸平が完全Vで3度目のG3制覇

2023年12月24日

■□ ひろしまピースカップ<玉野>決勝結果■□
【開催日】2023/12/24

地元記念制覇を狙う町田太我が山田庸平とラインを組んで正攻法で構える。単騎の稲川翔がその後ろで、同じく単騎の佐々木悠葵は4番手。皿屋豊が率いる中部勢は5番手からの組み立てとなり、野口裕史が8番手で初手の隊列が落ち着く。赤板めがけて野口が上昇し、町田を押さえるも、3番手へ下げた町田はすかさず巻き返して打鐘で叩き返す。町田が一旦ペースを緩めたタイミングを逃さず、皿屋が仕掛けて最終2コーナーで町田を捕らえる。山田は山内卓也をさばいて3番手に切り替えると、浅井康太が3コーナーでまくり迫る稲川をけん制した内を突く。直線で鋭く抜け出して無傷の4連勝で、3月の松山記念以来となる通算3度目のG3制覇を成し遂げた。

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■□優勝者インタビュー■□

「スタートは中団が欲しかったんですけど、前受けになった。(赤板で)踏み出して中団を取って、そこから仕掛けるのは想定通りでした。(町田が仕掛けた所は)ちょうど登ったところだったし、ものすごいきつかった。なんとか付いて行ったけど、皿屋さんが来た所で仕事をして(町田を)迎え入れたかった。そこでは(町田は)脚力が残ってなくて切り替えさせてもらいました。稲川さんが来ていたし、外も、内も、浅井さんの踏み込みも気にしていて余裕はなかった。きつかったんで、届く確信はなかったです。今年は松山(記念)で良いスタートが切れて、最後も良い締めくくりができた。G1の決勝にも乗れたので、結果だけならものすごく良かったけど、まだまだミスも多かった。(来年は)ちょっとずつ積み上げて、(グランプリを)狙っていきたい」

 

決勝結果

荒井崇博が移籍後初の地元記念制覇

2023年12月17日


■□ 開設73周年記念「九十九島賞争奪戦(GIII)」<佐世保>決勝結果■□
【開催日】2023/12/17

5車で結束した九州勢が、前団に構える。単騎の小川真太郎は九州勢を追い、小林泰正は7番手。青板前に小林が上昇し伊藤颯馬に併せ込むと、両者は赤板過ぎから主導権争い。小林は伊藤に突っ張られるが、1車下げて久島尚樹と併走になる。井上昌己は前を追えず、平原康多に降りられる。伊藤が先頭で最終ホームを通過し、井上が平原の外に追い上げる。番手併走の様子をうかがっていた荒井は1センターから車間を空けて後ろを確認し、バック手前から自力に転じる。井上を連れてまくり切った荒井が、通算17回目のGIII制覇を4連勝の完全優勝で決めた。

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■□優勝者インタビュー■□

「(井上)昌己とは、どっちが優勝でも良かった。ワンツーが決まって、それで俺が優勝でうれしい。昌己が追い上げてくれたからまくれたし、それでも抜かれるかなと思った。(長崎に)移籍して一発目の(地元)記念で優勝できるとは思わなかったね。俺が点数を持ってるし、わがままし放題で決勝の並びも決まった。わがままを言ったからには、絶対に1着を取らないといけないと思ったし、優勝できて良かった。どこにいっても、地元は地元。脚が落ちる前に移籍できて良かったね(笑)。今年一年、脚は仕上げていたけど、自分の不甲斐なさと運のなさを感じた。来年こそはどういう形であれ、グランプリに乗ってみたいね。」

 

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