吉本卓仁がGIII初優勝
2025年09月11日
■□ ウィンチケットミッドナイトG3<松阪>決勝結果■□
【開催日】2025/09/10
最内枠の岩津裕介がスタートを譲らず、先頭から立部楓真-吉本卓仁-岩津裕介-高原仁志の4車ラインとなり、小原太樹-永澤剛-香川雄介のラインは後ろ攻め。赤板で小原が押さえにいくも、立部は突っ張る。一度下げた小原だったが、打鐘をめがけて再び仕掛けると、立部もペースアップ。打鐘の3コーナーでは岩津が落車するアクシデントが発生。6人での競走となり、最終ホームは立部を先頭に通過。叩けなかった小原は吉本の外へ追い上げる形になるも、吉本が番手を守って最終バック。4コーナーを絶好の番手で迎えた吉本がゴール前で抜け出してGIII初優勝をつかみ取った。
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■□優勝者 吉本卓仁選手インタビュー■□
岩津さんがすごい気合で前を取ってくださって、それで自分も気持ちが入った。立部も、前が取れたら突っ張りだと思ってたんで、その気持ちを後ろの僕らが引き継がないとなっていう思いも、少しだけありました。正直脚を使ってなかったし、(小原との併走は)きつくはなかった。でも、自分の経験不足からくる気持ちの弱さで、遅れ気味になった。そんなんじゃだめだと、もう一回盛り返しました。岩津さんが落車したのは分かってたし、小原君が後ろに入ったのも分かってた。あとは誰が来るかなって感じだったけど、4番(永澤)が見えたので、これ以上(立部を)かばうのはと。抜かれたらだめなんで、勝ちにいかせてもらいました。9車立ての記念を獲りたいですね。今まで何回も取り損ねているんで。自力で獲りたいって思いもあったけど、この歳でそれは厳しい。今できることは、後輩の後ろで仕事をすること。それをやったなかで、記念を獲り切りたいです。
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決勝結果
S班コンビが貫禄示す!! 犬伏湧也に乗った清水裕友が差し切りV
2025年09月07日
■□ 長良川鵜飼カップ<岐阜>決勝結果■□
【開催日】2025/09/07
号砲が鳴ると清水裕友と単騎勢がS取りに動くが、最内枠を生かした清水裕友がスタートを取り切り、その後位を菅田壱道、村田雅一の順で追っていく。後ろ攻めとなった纐纈洸翔は青板2コーナーで上昇を開始。嘉永泰斗は中部勢を追っていくが、単騎の村田がそれを阻み中部勢を追走。纐纈が赤板で犬伏湧也を押えると、菅田も嘉永を掬って先手を追っていく。嘉永は5番手で立て直しを図るも、後方まで車を下げた犬伏が前との車間を空けて、打鐘4コーナーから一気のカマシを敢行。纐纈がそれに合わせて踏み上げるも、犬伏が最終2コーナー手前で叩き切って、清水がピタリ追走。志智俊夫が中四国勢に切り替え追っていくが、犬伏のカカリが良く前2人との差は詰まらず。最後は清水が後ろの様子を確認しつつ、犬伏を寸前で差し切った。
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■□優勝者 清水裕友選手インタビュー■□
(初手は)前か中団で、しっかり犬伏君の距離で行ってくれればと。(犬伏が)しっかりカマせば(2人で)決まるかなという感じでした。(今節は嘉永の動きの良さが目立ったが)嘉永君も犬伏君のことが気になっていたと思うので、そこは逆に良かったかなと。(初日特選は犬伏と別線で)初日にギャフンといわされていたので。強いのは知っていたし、付け切ってワンツーが決まって良かった。今日は交わすまでは(抜けるか)半信半疑で、やっと交わせた。犬伏君の踏み直しがすごかった。(今シリーズを振り返って)状態自体は悪くなかったけど、もう少し煮詰めたいところかなと。今は賞金ランキングを気にする位置にいないし、それより来年の防府のウィナーズカップの権利取りですね。(赤パンを)もちろん履ければいいけど、一回(S班から)落ちているので。目の前の一戦一戦ですね。GIを優勝しないと、(競輪グランプリに)出れないと思うし、どこかでGIを優勝できれば。人の後ろで優勝しても喜びは一緒だけど、まずは自力を上げて、自分でやっても優勝できるように脚を作っていきたい。今期の7月から良くなかったけど、仲間にも助けられた。またここから立て直せれば。(次回は共同通信社杯で、今回の結果を)無駄にせず、戦っていきたい。
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■【結果】長良川鵜飼カップ決勝の着順・払戻金
決勝結果
眞杉匠が単騎まくりを決めて当大会連覇!!
2025年08月31日
■□ ゴールド・ウイング賞<西武園>決勝結果■□
【開催日】2025/08/31
号砲が鳴り森田優弥、山口拳矢、南修二の3者が飛び出しスタートの取り合いになる。最内枠の森田がスタートを取り切るも、新山響平が先頭まで上昇すると森田がそれを受けて、新山-南ラインが前受けからレースを進める。後ろ攻めとなった山口は青板で上昇を開始し、赤板で新山を強引に押さえる。その動きに乗った森田が打鐘過ぎに山口を押さえて先頭に立ち、単騎の眞杉もそれを追っていく。先頭に立った森田は徐々にペースを上げて先行態勢に入る。5番手を確保していた眞杉は後ろの様子を確認しながら最終バックからまくり上げると、武藤龍生のけん制を越え、内を突いた宿口陽一も捕らえて先頭でゴール線を駆け抜けた。
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■□優勝者 眞杉匠選手インタビュー■□
(当大会連覇で)まぐれって続くものですね。地元が相手でやりづらさはあったけど、走りながら(プランを)考えていました。(山口)拳矢さんが後ろ攻めになった時点で新山さんと前で踏み合いになると思ったけど、(新山が)出させたので。森田も切り替えていったので、その流れにうまく乗っていけたかなと。みんなが脚を使ったところで、僕だけサラ脚だったので、前さえ乗り越えられればと。(宿口が)内にいたのは見えていたけど、何とか最後、伸びた。(ここまでは)記念が弱すぎだけど、積極的に走って次につながるように走れば記念も獲れるようになるかと。(9月は走れず)このあとは1カ月ぐらい空くし、合宿の予定もあるので、(寛仁)親王牌に向けてやっていきたい。
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決勝結果
岩本俊介が番手まくりで地元記念制覇
2025年08月27日
■□ 燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯<松戸>決勝結果■□
【開催日】2025/08/26
号砲とともに1番車の深谷知広が飛び出して正攻法の構えからレースを組み立てる。後ろ攻めとなってしまった北津留翼が青板周回手前から上昇していったが、深谷が誘導員との車間を空けながら突っ張ってペースをコントロール。園田匠と小川勇介に降りられてしまい7番手に下げる形となった鈴木竜士が最終1コーナーから巻き返しを狙ったが、中団で気配を察知した北津留が最終2コーナーからまくり発動。逃げる深谷を車間を空けてリードしていた岩本俊介はギリギリまで北津留を引き付けながら最終3コーナー付近から自力に転じて一気に抜け出した。
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■□優勝者 岩本俊介選手インタビュー■□
深谷がとんでもない気合で、すごいペースだった。あれは別線は誰も仕掛けられないですよね。スタートの早い雨谷(一樹)君がいたんで、中団からっていうのも考えたんですけど、前が取れて、それが全てでした。(深谷は)徐々にペースを上げていった感じですけど、その徐々にがとてつもないスピードなんで。気持ちと、気合がすごく伝わってくるレースでした。3番手を固めてくれた(三谷)政史さんにも感謝です。一回振ったんですけど、深谷の気持ちを受け取って踏ませてもらいました。松戸のファンのみなさんの声援がすごくて、他の地区の選手も、こんなに人が来るんだってびっくりしていた。松戸の競輪ファンのみなさんに感謝したいです。自力で獲った記念もあるんですけど、後半は前の自力選手が気持ちを入れたレースをしてくれたおかげで(松戸競輪場で行なわれた記念を)5回も優勝できた。感謝したいです。
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決勝結果
寺崎浩平がラインの力でGI初優勝
2025年08月18日
■□ オールスター競輪<函館>決勝結果■□
【開催日】2025/08/17
号砲が鳴りスタート争いを制したのは古性優作。脇本雄太-寺崎浩平を迎え入れ、古性-南修二の近畿勢が前受け。中団は吉田拓矢-佐藤礼文の茨城勢で、その後ろは単騎の松本貴治。太田海也-岩津裕介の岡山勢は後ろ攻めでレースを進める。太田は青板過ぎの2コーナーから上昇を開始。対する脇本は誘導との車間を空け、赤板を目がけて一気に踏み、太田を前に出させない。太田は寺崎の後ろに一瞬入ったが、古性が迂回してから付け直し、南も古性に続いた。松本が近畿勢を追いかけると、吉田も松本の後ろに追い上げ、内に詰まった太田は車を下げていく。吉田が最終2コーナー手前で6番手の位置から仕掛けていくが、寺崎がバック前に脇本の番手から出ていき吉田は外に浮く。4コーナーからは寺崎と古性の争いになったが、寺崎が押し切った。
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■□優勝者 寺崎浩平選手インタビュー■□
(GI初制覇は)素直にうれしいです。最初で最後のチャンスのつもりでしたし、これで取れないならたぶん自力でも一生取れないだろうっていう心構えで挑みました。スタートは太田君もすごく早いですし、すんなり前受けできるとは考えていなかったです。(脇本は)どこからでもタイミングをみて先手を取るっていう感じでした。(打鐘前に後ろがもつれたことは)全然わかっていなかったですし、僕はもう脇本さんと連結を外さないように。ジャンからピッチもどんどん上がっていきましたし、たぶん別線が来られるようなピッチじゃなかった。そこはもう後輪にだけ集中してついていきました。後ろはもう固めてくださっている古性さん、南さんがいるので、自分は前のことだけに集中して、行ける所から行こうって考えていました。赤板から体感したことのないようなピッチでどんどんペースが上がっていって、さすがにバック線ぐらいで脇本さんもスピードが鈍った感じがしましたし、別線の吉田君や太田君にまくりにこられたら、のみ込まれるよりは自分がしっかりタテに踏んで、ラインでしっかり決まるように走りました。全然、脚はたまっていなかったですし、4コーナーから直線がすごく長く感じました。(デビューからGIタイトルまで5年半経ったが)すごく長く感じましたし、今年タイトルに手が届きそうな手ごたえもあったので、実際にタイトルを取れて本当にうれしいです。しっかり近畿の先頭でやってきたことが実を結びましたし、しっかり脇本さんの番手っていう責任ある位置を回らせていただけたのは、日頃やってきたことが実を結んだ結果だと思います。この数少ないチャンスをモノにできて今はホっとしています。脇本さんは自力でタイトルを何個も獲っていますし、僕も続けるように。また、脇本さんの前をしっかり回れるように脚力をつけたい。グランプリに乗ることは目標でしたし、そこに向けて今までどおり一戦一戦、しっかりとGIで戦って積み重ねていきたい。本当にファン投票のおかげでオリオン賞からスタートできて、いい勝ち上がりを走らせてもらえたのはファンの応援があってのもの。しっかりそれをモノにできて良かったです。
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