佐藤水菜が年間グランドスラム達成
2025年11月21日
■□ 競輪祭女子王座戦<小倉>決勝結果■□
【開催日】2025/11/21
号砲とともに6番車の坂口楓華が飛び出して誘導員の後ろにつける。その後ろは那須萌美、仲澤春香、尾崎睦、梅川風子、佐藤水菜、大浦彩瑛の順番で周回を重ねる。赤板前に梅川が上昇して尾崎の前に入り隊列に変化が動く。3番手にいた仲澤が前との車間を空け始めて後方を警戒すると、梅川も仲澤との車間を空ける。打鐘手前の2コーナーで車を外に持ち出した佐藤は2センターから巻き返しを狙った仲澤を追いかける形で踏み込むと、最終ホーム過ぎには早くも叩いて先頭に踊り出る。後ろに収まった仲澤が空いた車間を詰めていったが、最終2センターで佐藤の後輪と接触して落車。坂口、尾崎、大浦の3名が乗り上げてしまう。落車を避けて内へと進路を取った梅川が直線で迫ったが、佐藤が4分の1車輪差で振り切った。
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■□優勝者 佐藤水菜選手インタビュー■□
「(年間グランドスラム達成で)うれしくもあり、悔しくもありっていうところです。(落車があって)理想的なゴールにはならなかったので、ゴール前まで一生懸命戦いきりたかった悔しさが残っていますね。2センターの一番大事な勝負所で接触があって、落車があって、そこで力が抜けてしまったので、自転車の感覚を確かめることはできなかったです。すぐに切り替えてゴールまで走りきらなきゃっていう風に気持ちが切り変わって、逃げ切れた。気持ちの切り替えの早いところは自分の最大の特徴だと思っていたので、切り替えられてよかったんですけど、グランプリまでは自転車はどうしようかなという感じです。(地元の平塚グランプリに向けて)そのために、今回グローブを着用して3日間走ってみました。ちょっとあったかくして挑めるんじゃないかっていうのと、グランプリ前に各自のフリートレーニングになるのでそこで寒さ対策ができればいいなと思っています。いつもは素手なんですけど寒さ対策としてグローブをつけてみようと思いました。12月のクリスマス近くになると、(ナショナルチームの)コーチが自分のホームに帰ってしまうので自分で考えてトレーニングをするのは不安だけど、そこでしっかりと練習を積めたらと思います。(初日から声援があって)今回3日間、発走機に着く前の敢闘門が空いたところから名前を呼んでもらったり、応援をしてもらえてすごくうれしかったし、頑張らないといけない気持ちになって前を向くことができた。グランプリでもしっかりと勝てるように去年の反省を生かして優勝できるように頑張ります」
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