阿部拓真がGI初決勝で優勝
2025年11月25日

■□ 朝日新聞社杯競輪祭<小倉>決勝結果■□
【開催日】2025/11/24
初周は松本貴治-荒井崇博、吉田拓矢-阿部拓真、古性優作-山田久徳、松井宏佑-渡部幸訓で単騎の山田英明が最後方からレースを進める。松井が赤板過ぎに誘導を外しにいくが、そこを古性が押さえ、吉田もすかさず前に出て打鐘を迎える。前受けから後方まで下げた松本の巻き返しは早く、関東勢の勢いに乗って仕掛けていき、最終ホーム前に吉田を叩いて主導権を握った。3番手の位置に入った吉田は2コーナーから仕掛けていくが、荒井が合わせて踏み込むと、吉田は失速し、阿部は荒井の後ろに入った。4コーナーで先頭に立った荒井を阿部がゴール前で交わしてGI初優勝を決めた。
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■□優勝者 阿部拓真選手インタビュー■□
自分でも驚きですね。本当に緊張感なくリラックスして臨めたので。みんな自在性のある選手なので、内を空けないようにとか、しっかり追走しようと。バックでは掛かりが良くて、追走に集中していました。荒井さんが出ていったので、まずそこに切り替えて、内からドンってもらったのがあるんですけど、何とかしのげたのがよかったですね。荒井さんを差せたのが分かったので、普段、優勝してもガッツポーズとかしないんですけど、興奮して勝手に出ていましたね。同県の和田(圭)さんとは、今期、一回失格しているので(S級)1班の点数が勝負だなと話していたんですけど、まさかですね。本当に今日は心から楽しめました。(実感は)ないですね。ここからS班の重圧とかがかかってくると、みんな言ってくるんですけど、分からないですし、自分らしく頑張りたいです。宮城の人たちも、まさか自分がと思っているでしょうし。ただ、自分がこうやって優勝できて、いい雰囲気にしていければなと思います。妻と子供が一人いるんですけど、本当に喜んでくれると思います。いつも家事全般を任せていて、自分が好きなように競輪のことに集中させてもらっているので、本当に感謝ですね。
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