レース場の特徴知れば、雨走路も怖くない!

2024年06月07日

走行写真①.jpgのサムネイル画像 まもなく梅雨入りシーズンとなりますが、オートレースは晴走路と雨走路では、ガラリと予想が変わる事が多いのは常識ですね。

 今回は川口、伊勢崎、浜松、飯塚、山陽の5場別にそれぞれの「雨走路」に注目し、その走路の特徴を考えたいと思います。降水量や乾き具合による差違はありますが、それぞれの場に個性があるので予想の参考にしたい所です。

 まずは埼玉県川口市にある「川口オート」の雨走路。2022年11月に走路改修が終了して、新走路となりましたが、1年半を経過してやっと落ち着いてきました。走路改修が終わった当初は、「黒潮がついていない」「走路上の油分が落ち着いていない」などの理由で軽ハン勢の頑張りが目立ちましたが、現在ではまずまず食い付く雨走路に変化してきてた印象です。食い付くコースですが、インかアウトと一概には言えず、「インコースのやや外目」が利く印象です。
雨の鬼・加賀谷優勝.jpg

 次に群馬県伊勢崎市にある「伊勢崎オート」の雨走路。2023年5月に走路改修が終了して、約1年が経ちました。新走路になった当初からきっちり追い込みも決まるイメージで、新走路特有の軽ハン勢が有利という印象はないです。食い付くコースは「中バンク」といわれる中間コースからやや外がいいと聞きます。また、特に伊勢崎は地元の選手が連に絡んでくるイメージがあります。

 続いて静岡県浜松市にある「浜松オート」の雨走路。近年、走路改修は行われておらず、それまでは蓄積したデータが使えるので特徴がかなり見えやすいレース場です。食い付くコースはズバリ「インコース」です。雨走路では軽ハン勢が残りやすい環境になります。そして雨巧者がいないレースでは、雨の実績がない選手でも、ハンデが軽いという理由だけで絡む割合が高くなります。また、グレードレースの短ハンデ戦では、スタートで先行した体系のまま勝負が決まるケースもよくあります。

 次は福岡県飯塚市にある「飯塚オート」の雨走路。ここも近年、走路改修は行われておりません。データ的にもここの食い付くコースはズバリ「アウト」です。選手それぞれに雨走路でも走る得意なコースが違いますが、ここは大外ブン回しと言われるライン取りが有効です。他場では雨走路が苦手な選手も、「飯塚では外が食い付くから乗れる」と言う選手も多いです。近況はインコースも全く利かないわけではなくなってきたようですが、雨走路なのにタイムが速いという一面もあります。

 最後に山口県山陽小野田市にある「山陽オート」の雨走路。2023年12月に走路改修が終了して、新走路となりました。まだ、改修をして約半年という事もあり、若干インコースが有利に感じます。ミッドナイトの雨走路の状況は捲っての追い上げが利きづらい印象で、前残りの選手が穴を提供しているイメージ。地元山陽の選手がミッドナイト出走が多いため、自然と地元選手の活躍が目立つようです。

 全国のオートレース場の雨走路の特徴を頭に入れて、ぜひ車券推理の参考にしてもらいたいです。

文/金子

 

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