史上最速で青山周平が1000勝達成!

2025年10月24日

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 先日の伊勢崎オート10月20日に完全優勝を果たした青山周平選手。この優勝が史上34人目(現役19人目)の通算1000勝及びデビュー最速1000勝(デビュー後14年83日)となり、飯塚将光選手(船橋・9期)が1989年11月2日に達成したデビュー最速1000勝(18年223日)の記録を大幅に更新しました。

 青山周は2011年7月30日にデビューを果たしてから、負けなしで2節間で9連勝(デビュー2節は勝ち上がり権利なし)と手が付けられない状態。勝ち上がり権利を得た3節目に4日間開催で優勝。ところが、この優勝戦でフライングを犯しており連勝は12でストップとなってしまった。

 ロードレーサーからの転身で全日本チャンピオンの経歴を持っており、資質は折り紙つきだった。オーバルコースで周回を重ねるのは思いのほか難しいのだが、彼は着実に力を付けて行った。ただ、SG優勝戦に乗ってもなかなか優勝できないジレンマはあったと思う(G1は獲ってる)が、ついに2015年のスーパースター王座でその栄冠を手にする。

 翌年、2016年のオールスターも制してSG2冠とすると、2018年グランプリ、同年の選手権も優勝。スーパースターにいたっては2019年から3連覇を成し遂げ、2021年に全日本選抜を取ってデビュー最短のSGグランドスラマーとなる。

 デビュー100Vも最短で達成しており、現時点では数々の最短記録を保持しているのだが、青山周平の1期後輩に鈴木圭一郎が現れて、その後はNo.1の座を争うライバルとなったのは皆さん周知の通り。その鈴木圭も着々と1000勝に近づいており、青山周平の最速記録を上回る勢いがある。オートレース界は黒川京介ら新しい勢力の台頭もあるが、まだまだ青山周平にはトップレーサーとして引っ張っていただきたいものだ。

(文/中村)

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