競馬場	：	名古屋競馬場
開催日時	：	2010年6月4日(金)
競走距離	：	1,900m

• 出馬表
• 競走成績

6月4日（金）に名古屋競馬場にて、第40回東海ダービー（3歳・1900メートル・16時25分発走予定）が行われます。今年もダービーウイークの最後を飾る大一番は、北陸・東海・中国地区の所属馬に出走資格があるダービー。今年も福山からその地区のダービー馬が参戦してきました。天候にはいまひとつ恵まれない感もある東海ダービーですが、天気予報どおりなら5年ぶりの良馬場で行われることになりそうです。

過去5年間の結果から傾向をみていく。3着以内に入った15頭のうち、名古屋所属馬が11頭と圧倒。笠松所属馬は昨年こそ2、3着に入り、3年前には勝利しているが、やや劣勢となっている。駿蹄賞で3着以下に敗れた馬が、毎年3着以内に入っているのも特徴的。ここ4年間は、当日の馬体重が460キロ台の馬が連対を続けているのも面白い共通項だ。

ヘイハチキング 敗れた3回は重賞とJRA遠征のみ。逆に言うと、一般戦では4戦4勝の成績だ。となれば今回の舞台は微妙。鞍上は頼もしいが、厳しい情勢といえそうだ。

オグリファイト 道営未勝利から笠松に転入し、徐々に成績を上げて3走前にJRA交流戦を勝利。ここ2走はJRA遠征で大敗も、この距離は悪くない条件だろう。

ラッキーサンライズ 道営未勝利から名古屋に転入して快進撃。スプリングカップでは名古屋で唯一となる大敗を喫したが、前走の駿蹄賞を完勝。ここも十分に期待できそうだ。

エレーヌ 通算8勝、そして重賞5勝は断然の成績。牡馬相手のスプリングカップでもアタマ差ながら内容的には完勝。重賞連勝記録を伸ばす公算は大きい。

ホウライオーカン 3走前にJRA遠征を経験したのが刺激になったか、駿蹄賞で2着に入り、前走を勝利。安定した差し脚も魅力的で、一発の可能性も考えられる。

フォーインワン 福山からの遠征馬。福山で重賞4勝、古馬A4級相手でも好走と力量は十分。あとは力関係だが、3年前に4着に入ったモモカプリンセスより実績は上だ。

アミーズホープ 4度の重賞では、3、9、7、9着といまひとつ。距離が延びると本来の走りができないような現状では、この距離でこのメンバーというのは厳しい。

ニューブラウン 道営で認定戦を快勝し、サンライズカップで3着という実績は互角以上。ただ、名古屋にきてからはいまひとつの成績。駿蹄賞も大敗では今回も苦戦必至だろう。

センゲンコスモ デビュー以来、前走が初の連対圏外だったが、約4カ月の休み明けでもあり見限るのは早計かも。とはいえ初重賞挑戦がダービーでは厳しいかもしれない。

メモリーキャップ ゴールドジュニアではラブミーチャンの2着。そして駿蹄賞では1番人気に支持されたが3着。距離は課題かもしれないが、巻き返しには注意が必要だろう。

そのほか、ミキノフォルテ、ゴールドスイングが出走する。

エレーヌはダートでは初距離となるが、今までの走りぶりなら問題なさそう。力量的にも上位に推せる存在だ。とはいえ伏兵は多数。駿蹄賞を快勝したラッキーサンライズ、上昇著しいホウライオーカンも侮れない。福山のフォーインワンも通用の余地は十分。メモリーキャップもマークしておきたい1頭といえるだろう。