ダービー大予想 「日本ダービー」
赤見千尋さんの予想
- ◎ペルーサ
- ○アリゼオ
- ▲ダノンシャンティ
- △ヴィクトワールピサ
今年の『日本ダービー』は、かなりのハイレベル!例年だったら1強と呼ばれそうな能力を持った馬たちが、ここまで順調に駒を進めて来ましたね。
その中でも注目しているのがペルーサ!4戦無敗。ここまでのレースぶりがとにかく強いですね。特に前走は圧巻の内容でした。前々走でヒルノダムールを競い落としている辺りも、心強いです。
折り合いが鍵となるアリゼオには、ウィリアムズ騎手が騎乗。春の天皇賞では、トリッキーな京都3200メートル、そして乗り難しいと言われていたジャガーメイルを一発で乗りこなしてしまうんですからさすがです!!
皐月賞でも大きく負けていないので、巻き返しに期待してます。
斎藤修さんの予想
- ◎ペルーサ
- ○ローズキングダム
- ▲ヴィクトワールピサ
- △エイシンフラッシュ
- △ダノンシャンティ
青葉賞でのペルーサのレースぶりは圧巻だった。中団馬群追走から、直線を向いて余裕の手ごたえで前をとらえると、あとは独走。このレースを見た時点で、今年の日本ダービーの本命はペルーサと決めた。皐月賞には出走せず、本番と同じ東京2400メートルの青葉賞からダービーに狙いを定めてきた。
この世代が初年度産駒となるゼンノロブロイは、ダービーこそペルーサ1頭しか出走がないが、オークスにはなんと大挙6頭が出走予定(この原稿を書いている時点で結果はまだ出ていない)。かつてサンデーサイレンス全盛時代はこうしたこともめずらしくなく、今はあまたいるサンデーサイレンス二世が寡占状態となっているわけだが、初年度産駒からいきなりこれほどとは驚きだ。地方競馬でもゼンノロブロイ産駒のマグニフィカが昨年2歳時に活躍。一時期はちょっと落ち込んだが、東京ダービーに向けた5月4日の船橋・東京湾カップを圧勝した。ゼンノロブロイは1世代の産駒だけで、すでにサンデーサイレンス産駒の代表種牡馬の仲間入りを果たしそうだ。
相手筆頭にはローズキングダム。朝日杯FSまで3連勝で文句なく2歳チャンピオンとなったが、3歳になってスプリングステークス3着、皐月賞4着とちょっと物足りない成績。しかしその2戦ともそれほど負けているわけではない。展開次第では十分に逆転の目もあるだろう。関西馬ながら2歳時にすでに東京コースを経験しているのはプラス材料。ダービーではそれほど人気にならないだろうから、馬券的にも狙っておもしろそう。
ヴィクトワールピサの皐月賞でのレースぶりには驚かされた。直線、馬群を縫うようにして抜け出してきたのは、いかにも岩田康誠騎手らしい、彼にしかできない芸当かもしれない。当初、日本ダービーには武豊騎手が復帰する予定だったが、間に合わず、引き続いて岩田康誠騎手が騎乗することになった。
エイシンフラッシュは、皐月賞では直線で前に迫って3着。ヴィクトワールピサとはコンマ2秒差。ここでも十分上位を争える。
NHKマイルカップをコースレコードで圧勝したダノンシャンティはどうだろう。あのスピードが2400メートルでも生かせるかどうか。反動も心配で、あまり強気には推せない。
鞍上となるのは、ペルーサこそ横山典弘騎手だが、以下は印順に、小牧太騎手、岩田康誠騎手、内田博幸騎手、安藤勝己騎手。見事に地方出身騎手が並んだ。
※オッズパークでは東京優駿(日本ダービー)の馬券を販売しておりません。