松浦悠士が4度目の地元記念制覇!!
2024年12月15日
■□ 万博協賛 ひろしまピースカップ<玉野>決勝結果■□
【開催日】2024/12/15
後ろ攻めとなった太田海也が赤板で正攻法から突っ張ろうとする新山響平を、イエローラインの上まで上がっての山下ろしで一気に叩いて主導権をにぎる。単騎の3名が次々と切り替えて、新山響平を後方に置くとグングンとスピードを上げてレースを支配する。番手の松浦悠士は車間を空けて別線の状況を伺うと、最終バック手前からまくってきた佐々木眞也に合わせる形で番手から出る。後続の反撃を許さずそのまま押し切りゴールした。
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■□優勝者 松浦悠士選手インタビュー■□
(今の気持ちを率直に)嬉しい。スタートは菅田さんにはかかっていたけど、鈴木君にかかっていない感じだったので引く形に。赤板のところは太田君がうまかった。後ろは気にせずでした。周回中から山田さんがラインの後ろにいるのはわかっていた。あとは太田君に全て任せていた。駆けてからは状況を確認しながらで。風が強くて太田君も出てからのペースが準決よりも早くてどうかなと。バックで止まった感じで前へ踏ませてもらった。佐々木君がきたのが見えてて詰めながらどうしようかと。詰まった感じがあってあれ以上だと後ろの池田さんも死んじゃうので踏んだ。重かったですね。誰も来ないでくれって感じでした。最後は気配がなくて大丈夫と思ったけど、池田さんの気配を確認できずどうかなって。競輪祭前のことは忘れました。過去のことを考えても仕方ないので。立て直せたし自分らしいレースができるようになったからこれからの走りをみてもらえれば。1月は走れないけど、(来年に向けて)反撃態勢は整ったかなと。来年はタイトルを獲りたい。獲れていないタイトルが一番ですけど、まずは全日本選抜を獲れるように。1月は練習ができるのでそこに向けてやっていきたい。それで終わりじゃないですけど。(来年新しくなる)広島バンクは楽しみ。記念開催は日程的に走れるかわからないですけど、広島バンクが生まれ変わるので、広島の選手として盛り上げたい。
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決勝結果
松本貴治が2度目の地元記念V
2024年12月08日
■□ 大阪・関西万博協賛金亀杯争覇戦<松山>決勝結果■□
【開催日】2024/12/08
内枠の松本貴治がスタート争いを制して、四国勢が前受け。深谷知広は、単騎で追い上げた浅井康太との併走を嫌って車を下げ、5番手からの組み立てとなる。周回中の並びは、犬伏湧也-松本-橋本強、浅井、深谷知広-松谷秀幸-山賀雅仁、山崎芳仁-大槻寛徳の順。犬伏は山崎の上昇を赤板過ぎに突っ張る。山崎が4番手に降りると、浅井が追い上げて中団は併走。深谷は7番手に下がる。山崎が5番手に下げたとほぼ同時の打鐘3コーナー付近から、犬伏は徐々にペースアップ。深谷を後方に置いたまま、四国勢がレースの主導権を握る。深谷が最終2コーナーからまくり上げるが、前と車間を切っていた松本は冷静に対処。車間を詰めて行った3コーナーで深谷を張って、追いついた勢いのままにタテに踏み込む。松本は4コーナーの下りで再度加速して追いすがる深谷を振り切って通算4度目のGIII制覇、そして2度目の地元記念制覇となるVゴールを駆け抜けた。
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■□優勝者 松本貴治選手インタビュー■□
犬伏君が頑張ってくれて、最高の結果になった。それがうれしいです。前を取られて突っ張られるよりは、突っ張って力を出し切った方がいいだろうって思ってた。(犬伏が)ジャンぐらいからいい感じに踏み上げてくれて、うまかったと思います。犬伏君が掛かっている上を深谷さんが来て、(番手から)出て行く準備をしながら、張りながらでした。道中は余裕があったんですけど、気持ちの面なのか、(踏み込んでからは)重かった。ラインのおかげで一番いい結果になった。連日、たくさんの声援をいただいてたんで、それに応えられて良かった。今年(の地元記念)は、すごいリラックスして走れました。GIでは全然戦えていないんで、総合的に底上げしたい。GI優勝が目標なので、毎日頑張っていきたいです
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決勝結果
坂井洋が2度目のGIII制覇
2024年12月03日
■□ 開設72周年記念 水都大垣杯<大垣>決勝結果■□
【開催日】2024/12/03
関東勢がスタート争いを制し前受け。松浦悠士―中本匠栄が関東勢の後ろに位置を取り、6番手に山口拳矢―不破将登、8番手に中野慎詞―瓜生崇智で周回を重ねる。青板バックで中野が上昇すると山口がけん制しながら合わせて踏み、中野は4コーナーの下りを使って赤板で一気に先頭へ。山口に切られた森田優弥はすかさず追い上げて瓜生の内に切りこむと、打鐘で中野の後位は併走になる。前団の様子を伺う松浦は、2センターから一気に巻き返し、最終ホームで中野を叩いて出る。坂井は瓜生に入られ森田と連係を外していたが2コーナー手前から自力に転じてまくり上げる。逃げる松浦を最終3コーナーで捕えた坂井は、追った山口の追撃を最後まで振り切り、2度目のGIII制覇を達成した。
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■□優勝者 坂井洋選手インタビュー■□
「車番的にも後ろよりは前からかなと。どのラインも前々にくる中で、ジャン過ぎには引けないですし、想定していた展開になりました。ホームで少し口が空いちゃって、瓜生(崇智)君に入られて連結を外してしまって。ゴチャゴチャしてタテに踏むしかなくて、踏んでから一瞬森田(優弥)君が見えてどうしようかなと思ったんですけど、一生懸命ゴールまで全開でした。やっと優勝できたのもあるんですけど、連結を外して番手では一番やってはいけないことですし、もっと経験を積んでいかないとと思いました。最近は落車もなく、やっと調子も上がってきましたし、与えられた場所でしっかり一走一走頑張りたいですね」
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決勝結果
脇本雄太が難敵を退けて今年最後のG1を制す
2024年11月25日
■□ 競輪祭<小倉>決勝結果■□
【開催日】2024/11/24
スタートはライン3番車の荒井崇博が出て、犬伏湧也-松浦悠士-荒井の西日本勢が前受け。中団は菅田壱道-松谷秀幸で、単騎の浅井康太はその後ろ。寺崎浩平-脇本雄太-村上博幸は後方7番手の位置からレースを進める。寺崎は青板のバックで犬伏の横まで行き、赤板をめがけて一気のスパート。近畿勢が3車で出切ると、犬伏は中団に入る。打鐘で行きかけた犬伏だったが、仕掛けることはできずにタイミングを見送った。ひと呼吸を置いた後、最終ホーム線をめがけて再度の巻き返し。すると、脇本はすかさず合わせて番手から出て行き、脇本の後ろに犬伏が入って追いかける展開に。脇本は先頭に立ってからグングン加速して行き、そのスピードはゴール前まで落ちることはなく、犬伏を振り切って力強く先頭でゴール線を駆け抜けた。
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■□優勝者 脇本雄太選手インタビュー■□
(近畿勢として59年ぶりの競輪祭制覇となるが)どうしても意識してしまう大会だと思いますし、なんとか払拭したいなっていう気持ちはありました。去年のオールスターの大怪我からかなり時間は経ったとはいえ、自分の中で本調子ではない戦いが強いられているので、そのあたり少しづつですけど復調しているのかなって思います。最終ホームでいつでも行けるように構えてはいたんですけど、本当に来るとは思っていなかったので凄く焦りました。前回の失敗があるからこそ、今回は反応できたと思いますし。糧にできたのかなって思います。後ろに誰かはいるなって思っていたんですけど、どの選手かわからなかったので最後まで踏み続けることだけ考えていました。無我夢中だったので冷静ではなかったです。(優勝を確信したのは)ハンドル投げるまでは。古性君と2人でグランプリを目指すことができるのでしっかり頑張ります。(グランプリに向けて)去年の大怪我で、今年一年は苦労する一年だったんですけど、後輩たちのおかげで優勝することができたので、またしっかりこれをかみ締めながらグランプリに向けて頑張りたい。
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決勝結果
世界女王の佐藤水菜がタイトル獲得でグランプリへ
2024年11月22日
■□ 競輪祭女子王座戦<小倉>決勝結果■□
【開催日】2024/11/21
スタートは見合う形になったが、太田りゆが追いかけて誘導の後ろに入る。2番手の位置に石井貴子が入り、梅川風子、尾崎睦、佐藤水菜、當銘直美、久米詩の順番で周回を重ねる。残り2周まで隊列に動きはなく、赤板を過ぎたあたりから梅川が前の2人と距離を空け始める。5番手の佐藤も4番手と距離を空けて縦に長い隊列に。先頭の太田は後ろの動きを警戒しながら、最終ホームから巻き返してきた梅川を合わせて先行。梅川は合わされて不発になったが、その外を佐藤が仕掛けていく。逃げ粘る太田は最終4コーナーも先頭で通過して最後の直線は2人の争い。イエローラインを力いっぱい踏み込んだ佐藤の勢いが良くゴール前で太田を交わした。
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■□優勝者 佐藤水菜選手インタビュー■□
最終日は自力とまではいかなかったんですけど、ゴールまで長い距離を踏んで優勝することができてうれしい。結果自体は優勝することですごく良いものに収まったんですけど、内容だったりとか自分自身の調子だったりとかは、去年とか今年のオールスターだったりとかには全然及ばないような自分の力だったんで、あと1カ月でグランプリまでに仕上げたいなっていう風に、早く練習したいなっていう風に思いました。(決勝は)本当はSに行きたかったんですけど、初手でヨーイドンと出たときに2番車(久米詩)が自分の後ろを確保するような動きが見えたので。そうはさせないようにとしたので初手の位置は後方になってしまったんですけれど、あとは5番車(梅川風子)が中団だったので、そこをまくり切れたらっていう風にすぐ組み立てできたので。そのように思うようにうまくいけて良かったです。自分の直感としては世界選手権で一緒に決勝を戦った梅川選手は本当に強いというのは体感してるので、まずは梅川選手を乗り越えられるかどうかっていうのが自分自身の課題になっていたので、そこをまくり切れた後はゴールまで行くだけだと思えたので。本当に5番車をまくり切れたところで少し山を乗り越えたっていう風な感覚があって。その後はゴールまで外々だったんですけど、そういうのは得意だったので自分の持ち味を生かせたのかなと思います。(世界選のケイリンで金メダルを獲得して)世界女王というものになれましたが、自分がまだその地位に見合ったような人間だとは思っていないのが正直なところなので。オリンピックで競技を辞める、その前の年も辞めたいって思う時期もありましたし。オリンピックを終えて世界選で今後の競技人生をやるか辞めるかを決断しようと自分の中では決めていて、その中での世界選の優勝という結果だったので。自分としてはすごく難しい大会にはなりましたけど、結果はすごく良かった。色々思うことはありますけど。静岡グランプリまであと1カ月しかないので、しっかりと一から基礎を作り直して、また少しでも前の調子を取り戻せるように、そして(グランプリを)2連覇できるように。今年は競輪祭(女子王座)リベンジできたので、グランプリも2連覇できるように体を作り直して戦いたいと思います。
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