脇本雄太が難敵を退けて今年最後のG1を制す
2024年11月25日
■□ 競輪祭<小倉>決勝結果■□
【開催日】2024/11/24
スタートはライン3番車の荒井崇博が出て、犬伏湧也-松浦悠士-荒井の西日本勢が前受け。中団は菅田壱道-松谷秀幸で、単騎の浅井康太はその後ろ。寺崎浩平-脇本雄太-村上博幸は後方7番手の位置からレースを進める。寺崎は青板のバックで犬伏の横まで行き、赤板をめがけて一気のスパート。近畿勢が3車で出切ると、犬伏は中団に入る。打鐘で行きかけた犬伏だったが、仕掛けることはできずにタイミングを見送った。ひと呼吸を置いた後、最終ホーム線をめがけて再度の巻き返し。すると、脇本はすかさず合わせて番手から出て行き、脇本の後ろに犬伏が入って追いかける展開に。脇本は先頭に立ってからグングン加速して行き、そのスピードはゴール前まで落ちることはなく、犬伏を振り切って力強く先頭でゴール線を駆け抜けた。
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■□優勝者 脇本雄太選手インタビュー■□
(近畿勢として59年ぶりの競輪祭制覇となるが)どうしても意識してしまう大会だと思いますし、なんとか払拭したいなっていう気持ちはありました。去年のオールスターの大怪我からかなり時間は経ったとはいえ、自分の中で本調子ではない戦いが強いられているので、そのあたり少しづつですけど復調しているのかなって思います。最終ホームでいつでも行けるように構えてはいたんですけど、本当に来るとは思っていなかったので凄く焦りました。前回の失敗があるからこそ、今回は反応できたと思いますし。糧にできたのかなって思います。後ろに誰かはいるなって思っていたんですけど、どの選手かわからなかったので最後まで踏み続けることだけ考えていました。無我夢中だったので冷静ではなかったです。(優勝を確信したのは)ハンドル投げるまでは。古性君と2人でグランプリを目指すことができるのでしっかり頑張ります。(グランプリに向けて)去年の大怪我で、今年一年は苦労する一年だったんですけど、後輩たちのおかげで優勝することができたので、またしっかりこれをかみ締めながらグランプリに向けて頑張りたい。
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