9月7日 そのだ金曜ナイター

◆Mr. Friday Nightを探せ!　◆『摂津盃』展望

9月7日は、歴史的な第一歩。関西初のナイター競馬がスタートする日です。兵庫県尼崎市にある園田競馬場は、大阪の中心部から最も近い位置にある競馬場。にもかかわらず、平日開催ということもあり、知名度はそれほど高いものではありません。しかし、このナイター競馬を機に、多くの方に園田競馬場の存在を知っていただきたいところです。通常火、水、木に開催されていたものを、水、木、金に変更し、金曜日だけをナイター開催をします。今年は11月までの10週間の開催。花金ならぬ、"その金"で新しい競馬スタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか!

◆Mr. Friday Nightを探せ!

まだ始まっていないナイター競馬で、誰がナイターに強いのかを予想するのは難しいところ。それでも、決まっていないからこそ、何かをヒントにある程度答えを見つけ出したくなるのは、競馬にどっぷりハマった者の性分かも知れません…。

ヒントとなるのは、ナイター競馬は賑わうということ。ということで、今年行われた園田、姫路開催で、正月や祝日などの賑わいを見せる日を限定に、ジョッキーたちの成績をまとめ、ランキングを作りたいと思います。つまりそれは、お客さんが多く入って歓声が大きくなると、それに合わせて調子づく、「お調子者ランキング」とも言えるのかも?

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※データ採取日は1月2、3、4日、3月20日、4月30日、5月2、3、4日、7月16、8月14、15、16日の計12日間

■勝ち鞍ランキング
1位 川 原 15勝
1位 木 村 15勝
3位 下 原 11勝
3位 田 中 11勝
5位 瀬 沢 5勝
5位 坂 本 5勝
5位 大 山 5勝
8位 寺 地など6騎手 4勝

さすがにリーディングトップ3である木村、田中、川原騎手は上位。そこへ下原騎手も差のない追走をしているのが優秀。

■勝率ランキング
1位 下 原 21.6%
2位 川 原 21.4%
3位 瀬 沢 20.8%
4位 木 村 18.3%
5位 田 中 17.5%
6位 寺 地 14.8%
7位 板 野 12.9%
8位 松浦政 12.5%
9位 松 平 11.8%
10位 小 谷 10.7%

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下原騎手は、実は勝率ではトップ!確かに重賞レースでも勝負強さをよく発揮するジョッキーとして定評があり、Mr.FNに最も近い存在か!?瀬沢騎手の20%超えも特筆もの。騎乗機会にそれほど恵まれているとは言えない中での好成績は立派。金曜の夜に注目が集まりそう。

■連対率ランキング
1位 木 村 39.0%
2位 板 野 35.5%
3位 田 中 34,9%
4位 川 原 34.3%
5位 松浦政 29.2%
6位 下 原 27.5%
7位 笹 田 26.3%
8位 寺 地 25.9%
9位 北 野 25.6%
10位 瀬 沢 25.0%

木村騎手がここでトップ。勝ち鞍を上回る17回の2着で、連対率をおよそ4割までに。そして、板野騎手がここで躍進。4勝も2着7回で2位。笹田騎手も少ないチャンスをものにしている印象。

■3連率ランキング
1位 木 村 52.4%
2位 田 中 50.8%
3位 松浦政 50.0%
4位 川 原 47.1%
5位 寺 地 40.7%
6位 板 野 38.7%
7位 松 平 38.2%
8位 下 原 37.3%
9位 山 崎 36.4%
10位 永 島 35.7%

やはり木村騎手は凄い!5割以上が3着以内なんですから。田中騎手も5割超えはさすが!このふたりは当たり前のように馬券に絡みます。松浦政宏騎手の5割ちょうども素晴らしい!現在ケガで戦線離脱しており、来年のMr.FNを狙ってもらいましょう。

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■メイン、最終レース勝利ランキング
1位 川 原 5勝
2位 田 中 3勝
3位 木 村など5騎手 2勝

目立つ日の、一番目立つところで勝ってこそ花形ジョッキー。川原騎手は、まさにそれを体現する形。内訳はメイン3勝、最終2勝。田中、木村騎手は残念ながら遅れをとってしまった。

◇まとめ

押しも押されもせぬトップジョッキー木村騎手は、どんなところでも目立つ存在で、鮮やかなオレンジ色の勝負服は夜こそさらに映える。馬券貢献度はトップで、やはりこの人を外して馬券は買えないでしょう。川原騎手のメイン、最終で5勝というのはかなりの注目ポイント。勝ち鞍もトップで、52歳とは思えぬ元気さ。夜の園田も制してしまいそう。田中騎手も安定味は抜群で、存在感は十分に示しています。下原騎手の勝率トップも注目。ここ一番の集中力は見もの。一方で瀬沢、寺地、笹田騎手などがランキングで上位に顔を出しており、皆さんの声援でさらに好成績を上げる、いい意味での"お調子者"かも知れません。

Mr.FN 2012 予想

◎木 村
○川 原
▲下 原
△田 中
△瀬 沢
△寺 地
穴笹 田

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◆『摂津盃』展望

なんといっても注目なのは、木村騎手の同一重賞4連覇なるかというところ。兵庫県史上初の快挙が懸かります。

騎乗馬は、おそらく1番人気になるであろう(12)ホクセツサンデー。実績は断然で、58.5キロのトップハンデも仕方ないところ。他の各馬の動きを見ながら動ける大外枠。被せられる心配がないのもありがたい。木村騎手の偉業達成濃厚か。

(8)ニシノイーグルは同世代に前記のホクセツや、オオエライジンがいて重賞勝ちがないものの、確実に力をつけている。磨いてきた末脚は完成の域に。展開向けば逆転まで。

(4)エーシンアガペーも絶好調で臨む。3走前にニシノに完勝で、そのときと同じく斤量差3キロは有利。前走は勝った相手の決め手を褒めるべき。気配は当時より上向きとのこと。

牝馬ながらに『兵庫ダービー』を制した(10)メイレディの参戦もレースを盛り上げる。夏場に一度調子を落としたものの、立て直して臨む。今回はメンバー考えると、差し脚を活かす戦法で吉と出ないか。

逃げたときには8戦8勝の(11)クニユメオーは、ハナを奪えるかどうかがカギ。スタート後すぐにコーナーを迎える1700mでは、11番枠が影響しそう。ただ、やはり逃げれば怖い。(6)リジョウクラウンの無欲の差し脚も気になる。

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