急成長株につき要注目
2026年07月03日
デビューから15年が過ぎようとしている今、急成長を見せている選手がいる。飯塚の31期・森本優佑だ。
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デビュー戦は2着。しかし、5走目には初勝利を挙げた。そこからも決して悪くない成績を残し続け、2級車時代は重走路で特に好結果を出す印象があった。
1級車乗りになってからも徐々にスピードに磨きがかかり、ついには上位勢の仲間入りを果たした。そして、ここ数年は差しの鋭さが増していて、以前なら前を走る車を抜けないような状況でも、最近ではインから交わしていくシーンが多く見られるようになった。本人の中で何か変化があったのか尋ねてみた。
「いやあまあ、15年間積み上げてきたものが徐々にって感じで、特に変えたこともしてないです。毎年、いつも通りやっていて、変わったことはしていないです。まあ、周平(伊勢崎31期・青山周平選手)とかにアドバイスはよくもらいますけど、同期はみんな速いですし、でも、ちり積もっていうか自分で言うのもなんですけど、徐々に徐々に上がってきてるんで」。
何か強烈なきっかけがあって変化したわけではなさそうだが、ここ1、2年で急に走力上がったようにみえる。
「今年は特にいいですね。安定してます。エンジンがいいっていうのが第一前提で、エンジンが良くないとなかなか難しいので...」。
良好なエンジンの後押しもあるのだろうが、最近は特に攻めが鋭くなっている。
「ちょっと行きすぎる時もあるので、そこはしっかり様子を見ながら...。まだちょっと粗いので、そこ課題ですね。いいとこでもあるけど、その辺の塩梅をうまくしたいですね。今はそこですね。一杯では行ってなくて、引ける態勢も取りながらオーバースピードでバーンって行かないように走ってますけど、もうちょっとかなあって思います」。
明らかに攻めの強度が増したように思えるが、乗り方を変えたのだろうか。
「いやいや、それはずっと一緒ですよ。力を入れないように走っています。そこがたぶん、いいんじゃないかなって思います。バイクが行きたいところにって感じで、う~ん、難しいんですけど、バイクを操りすぎるとスピードダウンしちゃうんで。そこが自分はいいかなと思います。それが積み重なっているんだと思います。1級車に乗ってから思ってることをずっとやってるだけです。『これがっ!』っていうきっかけはないですけど、やっぱり成績がついてきているのが、ちょっとずつ自信につながっていってると思います」。
『継続は力なり』言葉では簡単に言えるが、いざ実践するとなるとなかなか難しい。しかし、そこに結果が伴ってくると最高の成長剤となるのだろう。近いうちに記念で優勝もあるんじゃないかと思う。
「そこですよね。優勝戦までいけることは年に1回くらいあるんですけど、記念だと厳しいのでやっぱりなかなか...。前回の優勝(6月9日・山陽オート一般開催)も久しぶりで、嬉しかったですし、やっぱり優勝っていいなあって思いながら。最近は練習ではちょこちょこいいスタートが切れてるんです。レースではなかなか出ないけど、前回はいいスタートが切れたし、少しずつムラをなくしていけるように頑張っています。スタート行ければレースに参加できると思うので、そこですよね。上との差があるのは、スタート力ですね。若手に必死についていってる感じなので、もう本当に。自分たちはもう中堅じゃないですか!?。歳的には若いですけど、期的にはもう中堅なので、若い子から吸収して、聞きながら、そこはプライドを持たずに」
スタートという課題に取り組みながら、16年目にしてまだまだ伸び代がありそうだ。
「まあ、自分も楽しみというか、まだやれるかなって感じで、ちょっとずつ目立たない感じで...。(いやいや、最近は目立ってますよ?)いやいやいや、まだまだ全然...。まあ、オートレースが好きだから、そこは絶対忘れちゃいけないポイントだと思うので。仕事ですけど、好きだからダメな時もやれますね。スタートと、もっと冷静に走れればって感じです」
31期といえば青山周平という絶対的存在がいる。しかし、森本優佑も存在感を増しつつある。足りない部分が埋めつくされ、更に全体的にパワーアップできた時、オートレース界の強豪の勢力図を変えてしまうかもしれない。
文/高橋


