2026年2月を振り返る

2026年05月08日

 2026年2月の開催は伊勢崎デイレース(優勝は浅倉樹良)と飯塚ミッドナイト(優勝は桜木公和)で始まり、続いて前年10月ぶりに川口レース場で昼夜ダブルヘッダーが実施された。
 川口デイレースの方は、高橋義弘が前年12月ぶりの優勝。ここで膨らんだ蕾は翌月に大きく花開く。
 ナイトレースは36期の牧野竜人がデビュー4年目、通算6度目の優出で初Vを決めた。牧野竜はデイレースの方は優出できなかったが、ナイト優勝戦の数時間前に走ったデイ最終日の特別一般戦は1着。ナイトの準決勝戦・優勝戦と合わせて2日間で3連勝したことになる。
 
 牧野竜.JPG
 ↑牧野竜人選手
 
 牧野竜の初優勝から4日後、今度は38期の壷井亜羅汰が自身3度目の優出で初優勝した。当時はデビューして丸1年が過ぎたばかりで、乗車する相棒はまだ2級車。そしてこの飯塚ミッドナイト優勝戦は1月から1級車へ乗り換わった1期先輩の石橋啓士にレース中盤で追い付かれて執拗に追撃を受け続けるタフな展開となったが、からくも執念を実らせた。


 壷井初Vの翌日には山陽デイレース『G1スピード王決定戦』の優勝戦がおこなわれて、長田稚也がこの年2度目のG1制覇。飯塚『G2オーバルチャンピオンカップ』優勝戦で1着失格となった次の節に最高の結果を出してみせた。優勝選手コメントでは「チャンピオンになりたい」と宣言した。
 なお同優勝戦には37期の森下輝がG1開催での初優出にして3着と健闘した。石橋啓と同様、森下も1級車に乗り換わったばかりで、しかも今回は準決勝戦~優勝戦と最重ハンで走って活躍できたことは、能力の高さと順調な成長を証明・確信させるものだった。


 13日には2026年度前期(4月~9月の開催で適用)ランキングが発表されて、青山周平が3期連続・通算12度目のS1、全国ナンバーワンとなった。
 黒川京介は2期連続のS2で3期連続の川口トップにも輝いた。鈴木圭はトップ奪還ならず前期に続いてS3、佐藤励は初めて初めて全国トップ10入りした2025年度後期から更に躍進してS4。前年はSGタイトルを2つも獲得して、この4名をもって全国4強とする見方も生まれ始めた。
 長田稚也は2025年度後期のS-39から大きくジャンプアップしてS-8と初のS級シングルに。次期ランキングの成績審査機関にあたる2026年1月以降の大活躍を鑑みると、今後さらにランキングを上げてくる可能性が大いにありそうだ。


 17日の伊勢崎デイレース優勝戦は高橋絵莉子が藤本梨恵・田崎萌とのガールズ対決を制して自身2度目のV。
 20日の川口ナイトレースは小里健太が8年ぶりにV。1999年にデビューして2002年に川口レース場で初優勝。その後2026年3月までの通算6Vのうち3Vが川口でのもので、隠れた川口巧者といえるかもしれない。


 18日~23日には『SG第39回全日本選抜』が浜松デイレースとして開催された。
 6日制の初日予選から5日目の準決勝戦まで黒川京介と鈴木圭一郎が無敗の5連勝。枠番選択となった優勝戦はこの両名が1枠・2枠を選び取り、青山周平は2~5日目に4連勝したが初日の3着がたたり選択順が後になって3枠。しかしレースでは鈴木圭一郎を抑えて2番手に付けると、黒川京介の逃げペースが上がる前に2周で捕えて、その後の8周回を押し切り大会2連覇と通算3度目の制覇、そして高橋貢が記録を持つ史上最多21Vにあと1つと迫る20度目のSG優勝を決めた。
 長田稚也は自身5度目のSG優出で最高着順となる3着。暮れのスーパースター王座トライアル出場権獲得へ大きく近づいた。しかし今、真に狙うのはSG出場ではない。オートレースの頂点を極めることだ。
 
文/鈴木
 

 

最新記事

月間アーカイブ