2026年1月を振り返る
2026年04月17日
この月のオートレースは、初物づくしとなった。
2026年オートレース最初の優勝戦は、1月4日の浜松デイレース。初笑いを決めたのは菅野仁翔。浜松では初めての優出でいきなり優勝してみせた。
同日の夜、山陽ミッドナイトでは田中崇太が初優勝。4戦4勝の完全Vで1番人気に応えた。
10日の飯塚ミッドナイトでは、福岡鷹が1級車では初めてのV。2級車を相棒に修行した2年間に8度も優勝してきた素質の高さで、1級車へ乗り換えてわずか2節目で実戦を乗りこなして最高の結果を出した。
12日のG1『シルクカップ』は長田稚也が伊勢崎では一般開催も含めて初めての優勝。全国ランキングS2の黒川京介と、シルクカップ6連覇のかかっていたS1青山周平を相手に完勝といえる内容だった。
18日の飯塚ナイターでは石橋啓士が自身6度目となる優勝戦への挑戦で初V。こちらも、若井友和・永井大介・岩見貴史といった全国トップレーサーを破る、価値ある勝利となった。
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↑木山優輝選手
25日の飯塚デイレースG2『オーバルチャンピオンカップ』では、木山優輝が自身4度目であったグレード開催への優出で初めてタイトルを獲得した。このレースは大きなアクシデントに見舞われたが、木山にとってはスタートをしっかり決めたことと8周回の最後まであきらめない走りを見せたこと、勝利への執念が勝利に結びついたといえよう。
同日夜の川口ナイトレース優勝戦は、金山周平がデビュー25年目にして川口では初めて頂点に立った。通常マフラーを含めれば川口での優出は通算4度目だが、消音マフラーの川口では初の優出でもあった。
28日の山陽デイレースは、浅倉樹良が山陽での初優出にして初優勝。1級車へ乗り換わって以降では初の山陽出場だったが、アウェーの不利をものともせず成果を挙げて、能力の非凡さを改めて印象づけた。
同日の伊勢崎アフター5ナイターは佐藤智也がデビュー6度目の優出で初V。この日は、浅倉とともに伊勢崎37期がオートレースを席巻した。
そして3日後には、彼らと同期の村田光希が飯塚では初優勝。この月にVを飾っており好調であった福岡や石橋啓、年明けからこの開催まで2節連続で準優勝していた栗原佳祐といった若手ホープたちを打ち破った。
8日には、前年の4月から訓練を積んできた39期選手候補生13名が養成所の卒業式を挙行。晴れて39期生としてオートレーサーへ仲間入りすると、全13名がそれぞれ配属されたレース場において1月中に実戦デビューを果たした。
男子レーサーは9名。落合春翔と且原朋弥のデビュー節はいずれも3日制開催で、揃って3戦2勝と見事に好走。3月末の時点では落合春が4勝を挙げて、39期の中で勝ち星トップだ。中村翔汰と廿樂歩もデビュー節に初勝利。廿樂は次の節に落車したあと大敗が続いたが、3月に入ってリズムを取り戻し2勝目を挙げた。青木大輔はデビュー戦で落車してしまってから休養が続いており、早い復帰と成長を待ちたい。
女子レーサー4名のうち唯一、松尾亜生理が早くも2連勝を決めている。阿部優美は通算1勝、浦眞知子は未勝利ながら、松尾亜と同様にデビュー1~2節目から速い本走タイムを計時していることは将来性を感じさせる。
※注:当欄39期生の記録は2026年1月~3月のもの
『オーバルチャンピオンカップ』優勝戦で1着入線しながら反則失格になった長田稚也は、2月以降に巻き返しを見せることとなる。
文/鈴木


