競馬入門BAR
競走馬って何?
近くで見ると、競走馬ってすごい美しいですね。
毛並みもキレイだし、ものすごい筋肉…。つい、見とれてしまいますね。
より速く走るために品種改良された競走馬たち
主に競馬場で見られる馬、サラブレッドは「勝つためのスピード」を目的として品種改良を繰り返されてきたんだ。サラブレッドが走るスピードは、だいたい時速60〜70kmといわれているんだぜ。
標準的なサラブレッドの体高は160〜170cm、体重は450〜500kgといわれている。頭はほかの品種と比べて小さいが、代わりに4本の脚はとても長く、脚の付け根の筋肉は非常に発達しているんだ。まさに速く走るのに適した体つきといえるだろうな。
すらりと伸びた長い脚を使って、大きく地面を蹴り上げる仕草や、さっそうとたなびくたてがみなど、一種の芸術品といえるだろうな。
鍛え抜かれた競走馬の姿にうっとり
やっぱり、すごいんですね競走馬は…。あれ、じっくり見ていると、競走馬の見た目って、馬ごとにそれぞれ違うんですね。茶色のほかにも、黒や灰色の毛色をした馬までいますし。
体毛や肌の色、模様は馬によってそれぞれ異なる
馬の毛色には、さまざまな種類があるんだが、日本軽種馬登録協会が認めているサラブレッドの毛色は、鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、芦毛、栗毛、栃栗毛、白毛の全部で8種類だ。
また、ほとんどの馬の顔や脚には白い模様が付いているんだけど、この模様も馬ごとに違うんだ。岩手競馬で活躍したトレジャースマイルは額にハート型の模様がある珍しい馬で、多くの競馬ファンから注目を集めていたんだ。たくさんの馬の中から特定の馬を見つけるには、こういった特徴を覚えておくといいんだ。
どんな模様の競走馬がお好みですか?
そういえば先輩、そりを曳いて走っている馬を見たことがあります。
同じ競走馬なんですか?
それはきっと北海道の帯広で走っているばんえい馬だね。
サラブレッドとは違うんですか?
ばんえい競馬で走っているのはばんえい馬
いや、ばんえい競馬で走っている馬は、ばんえい馬(ばん馬)という別の品種の馬なんだ。古くから農耕馬として利用されてきた品種の馬で、その体重は800〜1,000kgにもなるんだぞ。
ばんえい競馬は、馬が騎手と500〜1,000kgの荷物を鉄製のそりに載せて引っ張りながら、2つの障害物を乗り越えて進む、牽引力と持久力が問われる過酷なレースだ。
だから、ばんえい馬は、サラブレッドと比べるととても脚回りがガッチリしているんだ。
世界でも北海道の帯広だけでしか行われていないんだよ。
パワフルな走りを見せる、ばんえい馬