落車を片づける裏方さん

2025年12月05日

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 レース中に起きてしまう落車事故...。


 その瞬間、一目散に選手と競走車を退避させ公正安全なレースを成立させる。


 落車があった次の1周16〜17秒で回ってくる間に、競走車が片付けられている。まさにプロフェッショナルな仕事です。


 今日はそんな、レースの成立に大事な裏方さん、競走会従事員の救護の方に注目します。


 従事員さん「競走会として色々な仕事ある中での一つがレース中の救護です。落車が発生したあとは、後続の競走車が来ないかを確認したあと、作業に入ります。まず第一は人命救助が最優先。選手が自力で退避できているようでしたら、競走車を撤去します。

 競走車が破損して撤去できないと見受けられた場合は、自分たちも退避します。その判断は瞬間的に個人個人でします。万が一のためにプロテクターをつけていますし、そのための研修を受けています」


 実際に作業ができる時間は10秒くらいなのではないでしょうか?その間に瞬時に判断して作業をする。尊敬してしまいますね。


 競走会従事員さんは、正社員ではなくアルバイトの扱いとの事。実際に競走会従事員からオートレーサーになった方もいらっしゃいます。現在は引退をした永井和幸さんもその一人です。


 永井さん「僕はオートレーサーになりたくて、競走会従事員の募集に申し込みました。幸いオートレーサーの方にアドバイスを頂く機会にも恵まれましたし、仕事の内容にも触れる機会があって大変参考になりました」。


 競走会従事員になる事が、必ず選手になれるとは限りませんが、この仕事に興味がある方は、従事員の募集もあるとの事ですので、一般財団法人東日本(西日本)小型自動車競走会へお問い合わせください。


文/金子


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