2026年度前期適用ランクを考察
2026年02月20日
2月13日に2026年度前期適用ランクが発表された。これは2025年7月1日から12月31日までの間における競争成績によって順位が付くもの。そして、2026年4月から9月開催分において適用される。上位勢にランクの変動はあったのか。また、各地区のランク最上位者などを取り上げたい。
全国ランク1位は青山周平(伊勢崎)。3期連続12度目のナンバー1となった。採点期間に9回の優勝と2回の準優勝がある。更に全67走中、車券に絡めなかったのは6走だけ。その内3走は重走路で、重走路に関しては多少の不安要素を残しているが、良走路に関しては抜群の安定感を示し続けている。1位になるのも納得の成績内容だ。
2位は黒川京介(川口)。2025年度後期に続いて連続での2位となった。黒川も採点期間に7回の優勝を誇り、優出回数は15を数えた。全82走中、車券に絡めなかったのは4走だけ。以前と比べて成績に安定感が出てきている。武器のスタートは全国トップと言ってもいいだろう。今後は青山周平に代わってトップの座を狙ってくるか。
3位は鈴木圭一郎(浜松)。2025年度後期と同じく3位となった。採点期間の優勝は4回だが、その中にはSG、G1、G2、一般開催と全てのグレードが含まれている。全77走中、車券に絡めなかったのは15回。上位2名と比べるとその回数は多いが、それでもそれ以外は全て車券に貢献できており、ハイレベルの走りを見せている。かつては6期連続で1位に鎮座していた時期もある鈴木圭一郎。ここから更にランクアップを目指して精進してくるだろう。
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2025年度後期から2つランクアップし4位になったのは佐藤励(川口)。採点期間の優勝は6回で、その中にはSG競争の最高峰『日本選手権』が含まれている。2025年は佐藤励にとって大きな飛躍の年になったのは間違いない。長らく続いた青山周平、鈴木圭一郎の2強時代に、黒川京介と共に割って入ってきているのは佐藤励だ。
2025年度後期のS39位から大幅にランクが上昇したのは長田稚也(飯塚)で、次期はS8位となった。採点期間中に記念レースでの優勝はないが、一般開催で6度優勝している。おおむね上位着が続いていたが、特に11月に入ってからは高い1着率を誇っている。元々、さばきには定評があったが、スタートが改善されたことが成績アップにつながったと思われる。
先述のとおり、伊勢崎のトップは青山周平。川口は黒川京介、浜松は鈴木圭一郎だが、飯塚の次期は篠原睦(S6位)がトップになった。飯塚地区の近年は荒尾聡と有吉辰也がトップになることが多かったが、今回は篠原が2016年度後期以来2度目のトップに返り咲いた。オールラウンダーの篠原は安定感に定評あるが、特に今回の採点期間はそれがより際立っていたと言える。
山陽のトップは松尾啓史(S26位)。山陽地区は絶対的なエースが不在で、期ごとにトップが入れ替わる印象。しかし、今回の松尾啓史は2024年度後期以来となる13度目の山陽トップ。エースとしての格は十分で、山陽勢を引っ張っていく存在になる。
文/高橋


