東スポ予想記事
(2) オーロマイスター(10月6日掲載)
11日、岩手・盛岡競馬場で「第23回マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnT)」が行われる。例年通りJRA勢の下馬評が圧倒的。 そこで本紙は今回参戦するJRA馬の中から優勝馬を探るべく、5日間にわたって特別企画で優勝候補をピックアップする。
(2) オーロマイスター 〜大久保洋調教師に聞く〜
GVエルムS2着で復調を示したオーロマイスターが勇躍、JpnT南部杯に挑戦する。 これまで重賞は前走2着が最高だが、強敵を前に陣営の感触はいかに?好戦の可能性を聞いてみた。
―大沼S10着、マリーンS8着と今夏は思わぬ大敗が続いたが
大久保: 普段の美浦から函館に場所が変わったことで、精神的な影響が少なからずあった。
Wコースも美浦に比べると小回りだし、運動量の違いが結果にも響いた感じだ。
―エルムSはこの馬らしい走りで2着した
大久保: 競馬を使われながら、本来の姿に近づいてきた。また天敵(過去3回の対戦でいずれも2着惜敗)のクリールパッションにやられたが、賞金を加算できたのは何より。まともなら重賞でもヒケを取らないことを確認できた。
―中間の調整は
大久保: レースの1週後に美浦に戻って、至って順調にきている。攻めの走りもいい雰囲気だし、月曜競馬だった前走同様に木曜(7日)に追い切る予定だ。
―今回は横綱エスポワールシチーと対戦
大久保: あの馬が勝った昨年フェブラリーSは、感冒で無念の取り消し。その意味でも気合が入る。強い馬相手にどこまでやれるか、先を占う一戦だね。
ただ、これまで東京で崩れたことが一度もない馬。左回りの千六は条件的にピッタリだし、シルクメビウスに離されたブリーダーズGC(4着)のようなことはないと思うよ。
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