◆南部杯とは
秋のダートマイル王決定戦!
マイルチャンピオンシップ南部杯は、岩手・盛岡競馬場で開催される統一Jpn1競走です。 1着賞金は4,500万円と、地方競馬でも最高峰の賞金が設定されており、 過去の勝馬には、ホクトベガ、メイセイオペラ、アグネスデジタル、アドマイヤドン、ユートピア、 ブルーコンコルド、そして今年も出走予定のエスポワールシチーなど、 錚々たるメンバーが名を連ねている。
南部杯の歴史
北日本マイルチャンピオンシップ南部杯として1988年に創設。当初は、地方競馬の北日本地区の交流競走であったが、1995年に中央・地方全国指定交流競走に指定され、「マイルチャンピオンシップ南部杯」に改名。地方所属馬に加えて、中央競馬所属馬も出走可能になった。
1996年には開催場を水沢競馬場から、現在の盛岡競馬場に変更し、1997年にダートグレード競走のGIに格付けされた。2002年からは優勝馬に、JBCクラシック・JBCスプリントへの優先出走権が与えられるようになる。
歴代記録
JRAとの交流競走となった95年以降、地方勢が勝利したのは、98年のメイセイオペラと、02年のトーホウエンペラーの2回となっている。メイセイオペラが勝利した南部杯のタイム1:35.1はいまだに破られていない盛岡1600mのレコードタイムとなっている。
連覇が目立つレースでもあり、93年、94年トウケイニセイ、04年、05年ユートピア、06年、07年、08年ブルーコンコルドが2連覇、3連覇を達成している。
歴代優勝馬
回数 | 開催日 | 優勝馬 | 性 | 齢 | 所属 | タイム | 優勝騎手 |
第13回 | 2000年10月9日 | ゴールドティアラ | 牝 | 4 | JRA | 01:38.3 | 後藤浩輝 |
第14回 | 2001年10月8日 | アグネスデジタル | 牡 | 4 | JRA | 01:37.7 | 四位洋文 |
第15回 | 2002年10月14日 | トーホウエンペラー | 牡 | 6 | 水沢 | 01:38.7 | 菅原勲 |
第16回 | 2003年10月13日 | アドマイヤドン | 牡 | 4 | JRA | 01:35.4 | 安藤勝己 |
第17回 | 2004年10月11日 | ユートピア | 牡 | 4 | JRA | 01:35.9 | 横山典弘 |
第18回 | 2005年10月10日 | ユートピア | 牡 | 5 | JRA | 01:36.7 | 安藤勝己 |
第19回 | 2006年10月9日 | ブルーコンコルド | 牡 | 6 | JRA | 01:36.6 | 幸英明 |
第20回 | 2007年10月8日 | ブルーコンコルド | 牡 | 7 | JRA | 01:36.8 | 幸英明 |
第21回 | 2008年10月13日 | ブルーコンコルド | 牡 | 8 | JRA | 01:37.3 | 幸英明 |
第22回 | 2009年10月12日 | エスポワールシチー | 牡 | 4 | JRA | 01:35.4 | 佐藤哲三 |
コース紹介
競馬場 | 岩手・盛岡競馬場 |
コースレコード | 【1:35.1】1998年10月10日 メイセイオペラ |
競走距離 | 1,600m(左周り・コース1周分) |
注目ポイント | 2コーナー奥のスタート地点から、ゴールまでの1周でレースは争われる。スタートから約800mの先行争いには要注目。 高低差が4.4mがあり、最後の直線にも上り坂があるため、白熱したレースが味わえる。 |