レース展望・予想

秋に向けて備えてきたベストオブラックが主役「十五夜特別」(園田競馬)

2022/09/16

16日(金)の園田競馬メイン第11レースに「十五夜特別」(A2、園田競馬場1870メートル)が行われる。

◎9 ベストオブラック(牡4、柏原誠路厩舎)は兵庫転入後8連勝中。前走から2カ月近く間隔が空いているが、暑い夏場にレースを使わず、秋に備えてじっくり乗り込んできた。A2昇級戦で骨っぽい相手がそろったが、これまでのレースぶりを見る限り距離延長でも問題なくこなせる。外から一気に先行集団を飲み込んで押し切る。

○6 カキエモン(牡4、諏訪貴正厩舎)とエイシンアンヴァルは8月24日のB1特別で1、2着になり、2頭とも昇級して再戦になるが、今回はカキエモンを上位に見る。前走はエイシンアンヴァルにうまく逃げ切られたが、最後はしっかり差を詰めており力は示している。エイシンアンヴァルはイチゴチャンなど同型馬がそろってうまくさばけるかどうかが鍵を握るのに対して、こちらは中団から脚をためる従来通りの競馬に徹するだけ。流れが味方しそうで連争い筆頭と見る。

一方の▲8 エイシンアンヴァル(牡5、森澤友貴厩舎)は前走からハミを替えた効果で最後まで手応え良く走ることができ、力を出し切れた。今回は調教パートナーの川原正一騎手がナナカマドカに騎乗するが、5回騎乗してすべて連対している田中学騎手なら心配はいらない。序盤の位置取り次第では勝利まで見えてくる。

☆4 ナナカマドカ(牝6、田中範雄厩舎)は2走前の兵庫サマークイーン賞こそ2走目のポカが出たが、道悪馬場も合わなかった。強豪牡馬がそろっているが、内で脚をためる従来通りの競馬ができれば大きく崩れることはない。

△1 デンコウハピネス(牝6、尾林幸二厩舎)は名古屋・秋桜賞で強敵相手に4着と調子の良さを示した。夏馬が得意で好調が続いており、今回も侮れない。

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馬単 9→6・8・4・1(4点)
3連単(1軸流し) 9→6・8・4・1(12点)

十五夜特別の出走表はこちら

(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)


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