5年ぶりの復活! ばんえい競馬×ガールズケイリン2024
2024年10月24日
9月29日(日)帯広競馬場では『オッズパークpresentsガールズケイリンDAY 2024 in帯広競馬場』と名打ったばんえい競馬とガールズケイリンとのコラボレーションイベントが行われました。
コロナ禍明け5年ぶりとなった本イベントに、ガールズケイリンからオールスター競輪3位の日野未来選手、今年はGI戦でも勝利を重ねた飯田風音選手、地元北海道の期待の星 蛯原杏奈選手と畠山ひすい選手の4選手に出演いただきました。
イベント当日は天候にも恵まれ、場内は多くのお客様で賑わっておりました。
選手たちは十勝毎日新聞社への表敬訪問後、競馬場内では記念撮影やサインなど、ファンの皆様に直接お会いすることができ、
また、表彰式やトークショー、CS放送にも出演し、場内を大いに盛り上げていただきました。
そして当日のレースプログラムも、4選手の名前を冠したレースなど、メインレースまでガールズケイリン一色で行われました。
その中でも、この日のイベントで最も注目を集めたのは、なんといっても4選手による「エキシビションレース」実際のレースコースで、現役の競走馬をサポート騎手とともに走るチーム戦が行われました。
レース前には、騎乗練習が行われ、初めて巨大なばん馬に騎乗した選手たちからは、馬が大きくて迫力があった(飯田選手)
思ったより馬との距離が近くてびっくりした(畠山選手)
馬の息づかいの大きさやパワーのある走りにびっくりした(蛯原選手)
またプライベートでも帯広競馬場によく足を運ぶほどのばんえい競馬ファンを公言する日野選手からも、実際のレースを見ているときよりも、障害を越えるときの迫力や衝撃がすごかったと、納得のコメント。
皆さんそれぞれ普段のガールズケイリンでのスピード感や緊迫感とは異なる、ばんえい競馬ならではの力強さと迫力を体感していました。
そしていよいよレース本番、号砲、4頭一斉にスタート。
序盤から飛び出し第1障害をトップで切り抜けた先行の蛯原選手(菊池騎手)のトカチヒロ号は、そのまま勢い止まらず、難関の第2障害もトップでクリア。
そのトカチヒロ号を第2障害後、猛烈にチャージする畠山選手(島津騎手)のリアンザハート号。
トップスピードでついに捉えるか!と思われたところ、そのさらに後位から、ソリから立ち上がって自ら手綱を引くという離れ業をやってのけた日野選手(渡来騎手)のタカラウンカイ号が2頭を急襲し、勢いそのまま、見事差し切って優勝しました!
悔しくも最後尾となったサカノスピード号も、飯田選手(松本騎手)が最後は力強く手綱を握って完走へと導きました。
4頭とも200メートルを見事熱走しました!
レース後、1着の日野選手は「タカラウンカイ号と渡来騎手と駆け抜けられてよかった」
レースを終始リードした蛯原選手は「事前練習もしていましたが、本番での迫力がとてもすごくて、自分自身とても楽しめた。スタート直前の馬の様子が印象的で、レースにピリッと集中して入っていくところは自分も参考にしたい。」
ガールズケイリン選手になる以前、乗馬の経験がある畠山選手も、「今回はじめてばん馬にのってみて、体の大きさと筋肉の太さと動かし方を見てびっくりした。エキシビジョンレースについては、いいペースで進んでいましたが、最後は少し(馬に)疲れが出てしまった(笑)」
見事完走した飯田選手は「ばんばのスタートからの初動が大きくてびっくりした。最後は応援してくださるお客様の声も聞こえて、
とても楽しく走ることができた。」と、それぞれが初めてのばんば騎乗を楽しく振り返ってくれました。
白熱のレースを競馬場で、そしてネットでお楽しみいただいたお客様・ファンの皆様、帯広競馬場のスタッフの皆様、そしてガールズ選手たちをサポートしていただいた松本秀克騎手、菊池一樹騎手、渡来心路騎手、島津新騎手、関係者の皆さま、
ご協力に感謝申し上げます。誠にありがとうございました!
文/オッズパーク編集部