２００５年以来２度目の名古屋開催。４年前は、クラシック、スプリントともに、同年春のかきつばた記念で上位に来た馬が好走しました。一周１１００メー トル、直線２００メートル弱の小回りコースだけに、好勝負するには、これをこなす器用さが求められます。同コースで行われる交流重賞での実績は、その対応 能力を証明するものと言えるでしょう。　

　ただし今年は、かきつばた記念を快勝したスマートファルコンがいません。３着馬リミットレスビッドがスプリントに、４着馬マルヨフェニックスがクラシッ クに出てきますが、１、２着馬とはかなり離されていました。４年前の再現とはいかないかもしれません。でもここは、やはり名古屋をはじめ小回りの地方競馬 場で好走例のある馬から買ってみたいと思います。　　　　

【クラシック】

　昨年の園田ＪＢＣクラシックからの連覇がかかるヴァーミリアンに逆らう手はなさそうなムード。でも、あえてここは、昨年の名古屋グランプリで優勝、今 年の名古屋大賞典でスマートファルコンの半馬身差２着に粘ったワンダースピードを狙ってみます。

　この馬、初勝利が福島のダート１７００メート ル戦。続く２勝目は笠松の１４００メートル戦でした。その他、中京の東海Ｓで好走例があるように、小回りコースと東海地区の競馬場でよく走っています。相 手は手強いですが、このへんの相性に賭けてみたいですね。

もちろん、ヴァーミリアンは強力なライバル。勝負はこの２頭と見て、こちらも両馬を１、２着にしての３連単フォーメーションを買います。３着の相手に は、去年の名古屋大賞典優勝など、コース実績のあるメイショウトウコン、地方の意地をかけて出てくるマルヨフェニックスにブルーコンコルドをピックアッ プ。連勝中のマコトスパルビエロは右回りと小回りに疑問を感じるので、買っても押さえまでとするつもりです。　　　　　

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