ラインの力で松井宏が3度目の記念制覇
2025年02月11日
■□ 大阪・関西万博協賛春日賞争覇戦<奈良>決勝結果■□
【開催日】2025/02/11
号砲とともに郡司浩平が飛び出して誘導員を追い掛ける。道場晃規を先頭に機動型3車で結束した南関ラインが正攻法に構え、地元勢を連れた古性優作が中団に構える。山崎芳仁を背に7番手で周回を重ねていた佐々木悠葵は残り3周を切った付近から上昇していったが、誘導員との車間を空けて間合いを図っていた道場が突っ張ってそのまま主導権取りへ、単騎の皿屋豊が内を掬って7番手に切り替えて佐々木は後方8番手に置かれてしまう。中団に構えていた古性が最終ホーム手前から車を外に持ち出すと、気配を察知した松井宏佑が自力に転じて一気に踏み込み。松井に合わされた古性は瞬時の判断で郡司を捌いて松井の後ろにスイッチ。最終2センターから追い込みを狙ったが、松井が8分の1輪差で力強く振り切った。
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■□優勝者 松井宏佑選手インタビュー■□
(決勝メンバーが出そろってから)道場君が前で頑張りたいって言ってくれて、郡司さんが後ろを固めてくれるって言ってくれたので、自分が番手を回させてもらって。各々がしっかり仕事ができたと思います。道場君がタレてきて、古性さんが仕掛けてきたのを見て前に踏んだんですけど、郡司さんが絡まれてしまって。迷惑をかけてしまいました。でもなんとかラインから優勝者を出せたのは良かったです。(後ろの状況は)わからなかったです。影は見えたので、誰かいるのはわかったんですけど。優勝した実感はまだないですけど、いいレースはできたかなって。(次走のG1に向けて)まだ納得できる調子じゃないので、ケアに集中して、体を叩いて少しでもいい状態に持っていけるように。今年は地元でグランプリがあるので、そこを目指して頑張りたい。
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