夢を叶えた平原康多がダービー王
2024年05月05日
■□ 日本選手権競輪<いわき平>決勝結果■□
【開催日】2024/05/05
スタートは武藤龍生が取り、吉田拓矢-平原康多-武藤が正攻法に構える。4番手からは古性優作、清水裕友、山口拳矢の単騎の3名の順番になり、小林泰正-諸橋愛の上越勢が7番手で、岩本俊介は最後方からレースを進めた。小林が青板のバックで上昇すると、古性が中団から合わせて出て誘導を外す。小林が先行態勢に入り、古性、清水、山口の単騎3名が上越勢を追走。吉田は6番手の位置まで車を下げると、最終ホーム前から一気のスパート。小林を2コーナー付近で捕らえてライン3車で出切る。吉田をマークの平原が4コーナーから絶好の展開を生かして抜け出した。
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■□優勝者 平原康多選手インタビュー■□
「本当に20年以上やってきて、どんなに絶好調でも勝つことができなかった大会だったので。まさか大ケガから復調途上っていう段階で戦って優勝することができたのは、本当に、家族の支えだったり、ファンの支えだったり、練習仲間の支えだったり、今回一緒に戦ってくれた仲間の支えに尽きます。信じられない気持ちでゴール後を周っていて、(武藤)龍生が声をかけてくれて現実に戻ったような感じでしたね。もう(吉田)拓矢が一番強いって信じていたので、どんな状況で、どの位置に引いても力でねじ伏せてくれると思っていました。赤板からジャンあたりの単騎の人の動きを拓矢がどうするのか見ていて、ガシャガシャやっていたんで、どこで引くのかっていうのを待っていた感じですけど、もう一回踏める態勢に入ればどっからでもいっちゃうなって思っていました。(3人で出切ってからは)もうあそこをまくってこれる人っていうのはちょっといないだろうなっていうスピードだった。あとはもうゴール前勝負で拓矢のタレ具合とか伸び具合を判断しながら自分が踏んだ感じですね。車間を詰めながら。あの距離なら拓矢も押し切れる距離だと思ったので、最後は龍生と3人の勝負だなって感じていました。脇本(雄太)がでてきて、競輪界がスピード競輪になって。それを何年も追いかけてきたんですけど、それで体を壊した部分もあるし、落車でぶっ壊した部分もある。そういうのを含めて、もともとの自分を取り戻せた一年だったのかなっていう風に今は感じていますね。(これで全冠制覇まで残りオールスター競輪1つとなったが)自分の中では本当に日本選手権を獲るっていうのが一番の夢だったので。いまはグランドスラムがどうこうっていうのは考えられないですね。去年、左足が股関節から壊れてしまったので、脚力がもう少し戻れば、もう少し戦えるんじゃないかなって思っています」
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決勝予想
日本選手権競輪<いわき平>最終日
2024年05月04日
日本選手権競輪も5日目が終了し、いよいよ決勝メンバーが出そろいました。
準決勝を勝ち上がった山口 拳矢(岐阜)選手、岩本 俊介(千葉)選手、清水 裕友(山口)選手ら9人による熱い戦いに最後までご注目ください。
【準決勝VTR(05月04日結果)】
◆9R
鐘で眞杉匠が先行態勢に入るが、寺崎浩の巻き返し早くホームは雁行状態に。眞杉が自ら振って牽制すると寺崎は失速、煽りを食らった南修が落車のアクシデント。平原康-諸橋愛で抜け出しワンツーかに見えたが、B過ぎ捲りの山口拳が前をとらえて1着。
◆10R
深谷知が先行に入ると、古性優が坂井洋を決めて4番手確保。その古性がバックから捲って出るが、思ったように車は出ず。番手の岩本俊が空けていた車間を詰める勢いで抜け出した。前との連結を外していた吉田拓が内掬い外伸び2着。古性が渋太く3着。
◆11R
新山響が代名詞の突っ張り先行。前中団に関東勢、後ろ中団は人気本線の中国勢。中近勢は後団で進行。2角から小林泰が先捲りを放つが、スピード勝る清水裕がその上を捲って頭。清水マークの松浦悠は踏み出しで離れてしまい小林-武藤龍の2着3着。
【11レース決勝(5月5日)】
1 古性 優作 100 大阪
2 平原 康多 87 埼玉
3 清水 裕友 105 山口
4 吉田 拓矢 107 茨城
5 山口 拳矢 117 岐阜
6 諸橋 愛 79 新潟
7 武藤 龍生 98 埼玉
8 小林 泰正 113 群馬
9 岩本 俊介 94 千葉
■決勝インタビュー
古性優作=単騎で自力自在。脚力が急に上がる訳ではないし成る様にしか成らない。欲しいタイトルだし獲って帰りたい
平原康多=別になったので吉田君。これだけ関東の選手が多く嬉しい悩みだった。G1の決勝は西武園オールスター以来
清水裕友=単騎で。何れ古性さんとの連係があるかもしれないけど中四国で走っているので。優勝出来る様に頑張りたい
吉田拓矢=上越勢と別で自力勝負。準決は坂井さんのスピードを借りる事ができた。脚は悪くないと思うので勝てる様に
山口拳矢=単騎で自力。ダービーの連覇は意識していない。ずっと悪かったし、やっとスタート位置に立つ事ができた。
諸橋愛=小林君。前を1車も抜いていないけど決勝に乗れたので。今の泰正は仕上がっているしチャンスあると思う。
武藤龍生=平原さんの後ろで3番手。まだ脚力も技術も足りないけど、ラインには貢献したい。まずは表彰台を目指して
小林泰正=自力。今年、一番のデキ。自分の脚力がどれぐらいあるか試してみたい。もちろん特別競輪の決勝は初めて。
岩本俊介=自力。G1の決勝は初めて。運、不運もあるし今回は噛み合った結果。やはり深谷君の頑張りが大きかった。
■レース展開
主導権は3車構成の4か。最後は捲り合戦に
427・1・3・5・86・9
■激戦必至
単騎でも古性の安定感は◎。勝負圏からタテ脚を発揮してV。自力の威力と充実度は清水だし、息を吹き返した山口も怖い。
■1着信頼度35%
1=3-5・2・9
1=5-3・2・9
1-2-7・3・5
1-9-3・5・2
3-5-1・2・9
3-2-1・5・7
■狙い目
好回転捲りで準決を首位突破の清水に勢いを感じる。3から1・2・7・8の絡み。
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