山田庸平が完全Vで3度目のG3制覇
2023年12月24日
■□ ひろしまピースカップ<玉野>決勝結果■□
【開催日】2023/12/24
地元記念制覇を狙う町田太我が山田庸平とラインを組んで正攻法で構える。単騎の稲川翔がその後ろで、同じく単騎の佐々木悠葵は4番手。皿屋豊が率いる中部勢は5番手からの組み立てとなり、野口裕史が8番手で初手の隊列が落ち着く。赤板めがけて野口が上昇し、町田を押さえるも、3番手へ下げた町田はすかさず巻き返して打鐘で叩き返す。町田が一旦ペースを緩めたタイミングを逃さず、皿屋が仕掛けて最終2コーナーで町田を捕らえる。山田は山内卓也をさばいて3番手に切り替えると、浅井康太が3コーナーでまくり迫る稲川をけん制した内を突く。直線で鋭く抜け出して無傷の4連勝で、3月の松山記念以来となる通算3度目のG3制覇を成し遂げた。
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■□優勝者インタビュー■□
「スタートは中団が欲しかったんですけど、前受けになった。(赤板で)踏み出して中団を取って、そこから仕掛けるのは想定通りでした。(町田が仕掛けた所は)ちょうど登ったところだったし、ものすごいきつかった。なんとか付いて行ったけど、皿屋さんが来た所で仕事をして(町田を)迎え入れたかった。そこでは(町田は)脚力が残ってなくて切り替えさせてもらいました。稲川さんが来ていたし、外も、内も、浅井さんの踏み込みも気にしていて余裕はなかった。きつかったんで、届く確信はなかったです。今年は松山(記念)で良いスタートが切れて、最後も良い締めくくりができた。G1の決勝にも乗れたので、結果だけならものすごく良かったけど、まだまだミスも多かった。(来年は)ちょっとずつ積み上げて、(グランプリを)狙っていきたい」