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2025年12月23日 冬至梅(とうじばい)特別A2サラ系一般 定量 (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第11レース 出来重視のスタンスで サノプリ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"
4日目のメインはA2組で行われる冬至梅特別。フルゲート12頭のうち、掲示板すら難しいと苦戦が予想されるのは僅かに1、2頭だけで、3着圏内であれば大半の馬にチャンスがありそうな難解な一戦と言えよう。ただ、やはり勝ち負けのレベルとなるとある程度は限られそうで、内からパピタ、カサデガ、サノプリ、アルティメットサガあたりに絞られるか。出来の良さが目立つのはサノプリとアルティメットサガ、展開面で優位なのはパピタ、一発大駆けの魅力はカサデガといった塩梅。サノプリは直近5走で崩れたのは距離不足の前走のみ。2走前の直線の伸びは一皮むけたかの内容で、1500mあれば不足はなく、勝ち負けの勘定だろう。末脚の確実さではアルティメットサガも負けていない。とにかく1400~1500mなら堅実で、外から無理なく普段より一列前で運べれば際どい勝負に。一方で、パピタはいつになく徹底先行型が不在の構成ですんなりハナが描けるのがいい。おそらく直後でマークするのは安部勢の転入新馬(コスモルージュとスティールストーム)あたりで、これらがまだ本調子には至らぬと思われるだけに、良い風除けになる? これに対して差しタイプのカサデガは前走A2b組が見所十分の内容だった。1開催あけてじっくり調整して、鞍上に若きリーディングの望月騎手を迎えた。4走前と同様にロスなく捌いて一発を狙う。その他ではやはり実績のある転入新馬フレスコバルディとスティールストーム。フレスコバルディは今春4月まで名古屋に在籍してA級を3勝と実力はよく知る所だ。スティールストームは道営A1で6勝は評価できるが、全て1200mで周回競馬でどうかの不安はある。まだ良化途上といった調整内容だけに力は認めても押さえにとどめるのが正解かも。ただ、いずれも実力馬で無視、軽視は危険だろう。
◎(10)サノプリ…直近5走で崩れたのは920mと距離不足だった前走だけ。同レースはA2a組だが、距離選択で実質オープンのメンバーで、最内枠とあって苦しい競馬を強いられたもの。1500mあれば不足はないし、この中間の攻め馬の掛かりも良好。他馬の出方を見ながら運べるいい枠を引いたし、自分のタイミングで仕掛けていける。加藤聡騎手で(3417)だがここにきて完全に手の内に入ったか。2走前の再現を描きたい。
○(11)アルティメットサガ…前開催の同鞍で最先着の3着。勝ち馬の切れ味には屈したが、この馬自身もよく伸びていた。1400~1500mならコンスタントに差し脚を繰り出すが、最近は若干ズブさが出て位置取りが後ろになりがち。外枠から無理なく一列前で運べれば更に際どい勝負に。12月・1月で(4121)とこの季節が稼働期だけに要注目。
▲(1)パピタ…7月にA3組を勝ったが、以降はA1組、昇竜戦、あるいはA2組で(0116)と足踏み状態。とはいえ、直近5走のうち4走は1秒未満の着差で大きく負けていない。加えて、徹底先行型が不在ですんなりハナに行けそうな構成でもある。ベテランらしく状態は安定しており、いつ走ってもおかしくない状況にある。
△(6)カサデガ…金沢B級で掲示板止まりでは名古屋A級では厳しいかと思われたが、転入4走目のA3組で9番人気1着の激走。ロスなく立ち回ったとはいえ見事な勝ちっぷりだ。その後は7着、6着、4着と弾け切れないが、悲観するような内容ではない。前走後はひと息入れてここ目標にいい調整。望月騎手に託したのも期待の表れか。
×(12)フレスコバルディ…今春4月まで名古屋に在籍してA級で3勝、A1a組で2着の実績。道営では(0129)と案外だが、掲示板を外したのは3回のみ。大崩れせずまとめていた。再転入後は順調に乗り込んで、追い切りでは3ハロン36秒台の好時計をマーク。ただ、好調時の猛々しさがない様子。その辺りが実戦でどう影響するか。
×(7)スティールストーム…道営A1で6勝の実績は秀逸だが、道営、南関東を通じて1200m中心のローテ。60戦を超すキャリアながら片手で余る程度しか周回競馬の経験はない。まだ入厩してそれほど間がないとのことで手探りの仕上げ。追い切りもサッと流すにとどまった。力は認めても大きな肩入れはしづらい。ただ、地力は相当なので。
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