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2025年12月19日   尾張国(おわりのくに)特別A4サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   叩き2走目で粘闘する スキピオ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-1_nagoya.jpg 2日目のメインはA4組で行われる尾張国特別。先行有利な1400mが舞台というのを考慮すれば、前回の同鞍で4着のスキピオ、前回の同鞍で2着のラブリーサインあたりの逃げ切り、逃げ粘りというのが有望だろう。いずれも控える競馬でも連対経験があってハナに固執することはなさそうで、強い馬が前で楽をすれば自ずと差し込むのは困難な状況に。ただし、僅かでも競りが生じれば好位~中団で機をうかがうカラヲヤブレユウトザアシゲ、あるいはカミルレあたりにも浮上の目は出てくる。まあ、展開のシミュレーションをした結果で記者は印を振り分けたが、結果や如何に。ちなみに、寒くなって末脚の切れ味を増してきたバウブロッサムにも印を入れたが、やはり1400mの最内枠で一旦後方に控えて外を追い上げる形ではロスが大き過ぎると判断。力は認めても3着の押さえというのが現実的なところか。

◎(11)スキピオ…前走は放牧明けで3カ月半ぶり。4角で内をすくわれて4着止まりだが、1500mを1分35秒台で駆けたのだから及第点の内容だろう。元中央3勝クラスで、兵庫ではA1A2で2勝の実績はこのクラスなら威張れるもの。中9日の日程だけに大きな上積みはどうかだが、時計になるケイコを消化できたし反動はなさそうだ。4角まで先頭を守れば直線の粘りも違ってきそうで、今度は勝ち負けの期待を寄せたい。

○(12)ユウトザアシゲ…夏休み放牧明けの4走は8着→6着→3着→4着と若干良化の度合いがスローな印象だが、一方で一戦ごとに良くなっているのは窺える。前走の馬体では幾らか余裕があったのでひと絞りが理想だが、ハナ候補のラブリーサインやスキピオの番手が取れるようなら好走確率がグンと上昇する。少々勝ち味薄の嫌いはあるが、追ってからの渋太さが身上で、そろそろ連対あるいは久々の勝利が見えてもいいか。

▲(8)ラブリーサイン…中央で2着が2回、3着が3回の戦績だが、兵庫では初戦のC2を1勝のみ。C1では2着2回、3着1回と善戦止まりで当地A級では?と思われたが、うまく調整して初戦のA5組で3着、2走目のA4組で2着と軌道を修正。川西厩舎の手腕だろう。2走前の内容ならハナに固執することはなく、兵庫では格上的存在のスキピオとの兼ね合いは付くはず。体調面の上積み幅ではこちらに分があり、侮れない。

△(2)カミルレ…苦手の夏場を休養に充てて10月末に戦列復帰。B級に降りれば力上位とばかり、叩き3走目でB1特別勝ちと年齢的な衰えがないことを証明した。A級でも4組あたりなら十分やれそうな感触はあるが、現状で1400mは若干忙しい印象がある。的確な脚は繰り出すものの、やはり有力処の先行勢が止まらないと差し込み切れない面はあるだろう。外めの枠ならともかく、内めの枠だと一枚割り引いた方がいいかも。

×(9)カラヲヤブレ…格上げ戦の前走でまさかの12着大敗を喫したが、これは鼻出血が影響したもの。再検査を経て仕上げに問題はなさそうだし、気のいいタイプで1400mも合っている。ラブリーサインやスキピオといった目標になる馬がいるだけにレースはしやすく、道中でためを利かせて好位ひと伸びが利けばA級でも十分にやれそうな感触はある。難敵シルクニードルを撃破した11月10日戦を想起したい。

×(1)バウブロッサム…夏場はケイコでも鳴りを潜めていたが、気温の低下とともに動きが活発化。そのあたりが10月戦、11月戦の連勝に繋がったようだ。色気を出して前付けすると切れ味が鈍ってしまうが、直線勝負に徹すればなかなかの末脚を発揮するタイプ。格上げ戦の前走ではさすがにA級では展開が向かないと厳しいかの印象を受けたが、ペース慣れすればまた違っていいだろう。ただ、1400mは若干距離不足かも。

おすすめ買い目

馬単 11→12 12→11 11→8 8→11 11→2 2→11 11→9 11→1

 

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