Odds Park 競馬

　1700ｍ適性・近走で差しに回っている馬が多い展開がポイントも、どう見ても大半の馬が３着圏内で、印を打つのは難儀した一戦。中間気配も加味した結論は、コース形態上やや不利な外枠でも好位置も取れると見て３歳(9)タルバン中心視。夏を過ぎて上昇気配、前々走で３着止まりの古馬Ｂ１でも今の態勢で1700ｍなら期待できる。この距離は問題なく中央実績も十分の藤田厩舎(5)ポッドボレット、(1)セラフィナイトにも要注目。４連勝中(8)メイショウヒメゴゼは上がり目がない点と距離・展開で少し割引。顔ぶれ的に面白いのは先行しそうな馬と見て(3)ライズタイガ、(7)メイショウゴルシに印を打った。

　◎は(9)タルバン。当地1700ｍは７着・５着だが、共に重賞。しかも北日本新聞杯７着は先行裏目、百万石かがやきナイター賞は暑さで状態下降と敗因もハッキリ。2000ｍの石川優駿とサラ大賞典で３着なら距離延長むしろ歓迎、まして当時は心身共に未完成。転入後一番の追い切り消化して臨んだ前走・ＭＲＯ金賞は距離不足の1400ｍでも２着を確保し、この世代上位の走力と状態上向きを実証。古馬Ｂ１で通用する時計の裏付けこそないが、引き続き攻めて臨んで適距離なら前々走３着のようなことはないはずで、ポジションも悪くならないはずの顔ぶれ。期待すべき一戦。

　○は(5)ポッドボレット。芝2000ｍ前後で３歳オープン勝ち・３勝クラス２着２回。仕上げに苦労した前々走1700ｍは凡走したが、前走は初の短距離1400ｍでも叩き２走目で力を実証した２着。更に上昇気配で改めて適距離に臨む一戦。目下の課題である「出脚」と「息」の強化があれば、勝利も不思議ない。

　▲は(1)セラフィナイト。転入前５月の兵庫Ｂ１での２着は1400ｍだが、２勝クラス好走の中央時は1600・1800ｍで良績。距離延長むしろ歓迎か。厩舎浸水被害明けで硬さのあった３走前は攻めもセーブしており最下位だったが、追い切りなどを強化していって着実に上向いて３着・２着、今回は本馬場追いで更に負荷アップ。ここ２走が自分でレースを作っていない差し込みだけに、その点がどうかだけ。

　△は(3)ライズタイガ。７月は暑さの影響で調子も落ちていたが、厩舎浸水被害で２開催中止後は持ち直して渋太く２着・１着。復調は確かな反面、ゲート駐立難が再燃してきて、前走も好発を切れず不本意な展開になった４着だったし、経験のない発走地点になるのも不安はあるが、１開催パスして好追い切りを消化して臨むし、スタートを決めて中央時も含め初の1700ｍさえ克服できれば好レースになっていい能力値。

　注は(8)メイショウヒメゴゼ。１勝の中央時も前向きさが足りずに伸び悩み、兵庫Ｂ１好走時も砂を被ったり揉まれたりすると良くなかった馬だけに、恵まれたＣ２出発でも２度の崩れはあったが当地７戦５勝、逃げやマクりで好時計や強い内容の４連勝中。その走りなら通用していいものの、中央時も良績ない距離、そして１開催パスしても追い切りなしで臨むように上がり目が見込めない点が今回はどうかだ。

　穴は(7)メイショウゴルシ。厩舎浸水被害後の調子を落として使い出しも遅れたし、跳び自体も小さくなっていて攻めもセーブしていたここ２走の結果。一転して今回しっかり追い切り消化。どのくらいの上積みがあるか、中央時大敗以来の距離もどう出るかは分からない面はあるものの、先行タイプが少ない組合せで本来の積極策が打てるようなら、一変して不思議ない能力あり。