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2025年10月 9日   東京盃 (大井競馬)  

大井競馬   第11レース   難解な一戦 ドンアミティエが混戦を制する
全国公営競馬専門紙協会 事務局

14-1_ooikeiba.jpg【中央所属馬の評価】

 ドンアミティエの前走函館スプリントSは初芝でつまずく不利がありながらも3着は、能力の高さを示した。その前ダート1200mでオープン3連勝。地方ダートの適性が焦点になりそうだが、あっさり突破の可能性も。

 ヤマニンチェルキは北海道スプリントC、サマーチャンピオンとダートグレード競走連勝と勢いに乗る3歳馬。前走はハンデ差もあったとはいえ、古馬を相手にすでに結果を出しているのは心強い。ダート短距離路線で楽しみな存在なのは確かで、ここも軽くは扱えない。

 サンライズアムールは前走クラスターCで重賞制覇。斤量54キロは恵まれていたが、昨年暮れのカペラSでも好走していたし、順当勝ちといえる結果。本来この距離なら自在に構えられるし、スタートさえ決めれば。

 クロジシジョーの前走サマーチャンピオンは久々に掲示板を外す7着も、0.6秒差と崩れてはいない。東京スプリント2着もある大井1200mの方が合いそうだし斤量も楽になる。タイトル奪取の期待もてる条件で巻き返しに力が入る。

 コンティノアールは3勝クラスで伸び悩んだが、オープン入り2戦目でリステッド勝ち。復帰戦の前走も太め残り考慮なら及第点か。初の地方ダートで1200mも初めて。適性みせれば今後に楽しみも。

【地方所属馬の評価】

 シアージストはJRAで重賞勝ちこそないが、南関重賞連勝中のファーンヒルを京葉Sで完封勝ち。JBCも視野に入れての地方移籍なら、転入初戦から力が入る。鞍上にも矢野騎手を配してきた。

 イグザルトはフジノウェーブ記念が圧巻だったが、続く東京スプリントでも0.1秒差4着とあわやの場面。ただ、今回は東海Sで大敗後と当時ほどの勢いない点がどうか。

 エンテレケイアは昨年の4着馬。今春の東京スプリント3着からも、ダートグレード競走でも走れる条件なのは間違いない。先手を奪えず大敗した前走の影響が残っていなければ巻き返す余地は十分。

 マックスは昨年のこのレースでチカッパ、シャマルに割って入る2着。8歳の今年は夏にオープン快勝も当時ほどの勢いを感じないのがどうかだが、人気的にも気楽な立場になっての怖さ秘める。

 アームズレインは大井1200mでは昨年の東京スプリントで結果8着だったが、1番人気に支持されていた。重賞勝ちこそないが根岸S2着の記録。地方に腰を落ち着けてひと花の期待もあるか。

 ウインリブルマンのJRA3勝は芝の2000m以上。いきなり重賞挑戦だが、ダート1200mで勝負気配は感じないし、ひと叩きしてから。

 オメガレインボーは南関東限定なら重賞でも入着ラインと健闘できているが、さすがにダートグレード競走では厳しい。

 ジョンソンテソーロは連闘で使えるし、大井の外コース短距離も走れる条件だが、ダートグレード競走では相手が強い。

 トーセンサンダーの前走テレ玉杯オーバルスプリントは条件不向きで、転入初戦のアフター5スター賞は勝ち馬が別格だったが、展開も向いて好時計の2着。JRA勢相手にはどうかも、もつれて混戦になれば怖さも。

 ドリームビリーバーは前走の重賞アフター5スター賞でも見せ場は作れたし、近況この馬なり充実。さらに相手が上がって微妙だが、無欲の差しでどこまで迫れるか。

 マースインディは順調には使えているが、それ以上の強調材料には乏しい。狙いが立たない。

【解説者の予想】

 ドンアミティエは昨年12月以降ダートのオープン特別を3連勝。前走の函館スプリントSは初芝もあってか10番人気の評価だったが、それに反発して3着、しかもスタートつまずく不利を挽回したのだから能力の高さが垣間見える。地方ダートは初だが、半妹にライトヴェールのいる母系に父アジアエクスプレスなら血統的な不安はなし。ここは勝機十分。
 3歳馬ヤマニンチェルキの勢いに注目。北海道スプリントCを好位から抜け出す正攻法の競馬で勝ちきると、続くサマーチャンピオンも制して重賞連勝。ハンデ戦で3.5キロの斤量差があったとはいえ、エンペラーワケアを破ったのは価値ある。まだ3歳馬ながら先自在の競馬センスの高さが売り。兵庫チャンピオンシップ、天保山Sはスタートで後手を踏んでいるだけにスタートがカギも、前走からは不安払拭か。1200m【3-1-0-0】、大井初コースも門別の走りから心配ない。
 サンライズアムールは3走前ドンアミティエに大敗も、スタートがすべて。前々走で即巻き返すと続くクラスターCで重賞初勝利。今回コンビを組む池添騎手とは【2-0-1-1】と相性の良さにも注目。単騎マイペースで飛ばすようなら逃げ切りも。

 サマーチャンピオン7着のクロジシジョーは、斤量差よりも小回り1400mが合わなかったか。それでもヤマニンチェルキとは0.6秒差でベスト1200mに戻って斤量差も縮まれば逆転の期待も。ここまで重賞未勝利でも2着3回、今春はドバイゴールデンシャヒーンで0.2秒差4着。ここで待望のタイトル獲得の期待も。コンティノアールは今回が初の1200m、初の地方競馬。UAEダービー3着なら環境の変化には影響されないだろうが、スプリント戦の流れにのれるかがテーマ。シアージストも魅力は十分。条件戦とはいえ同じ砂を使っている姫路競馬場で地方実績があり、何より5走前のリステッドでファーンヒル撃破の星が光る。東京スプリントでエンテレケイアと同タイム4着のイグザルトは、前走のJRA挑戦は厳しい結果に終わったが、地元に戻れば見直し。とはいえ、本質的には1400mベターで、今回1200mスペシャリストのそろった点がどうか。実績的には今春の東京スプリント3着、南関東重賞4勝の実績光るエンテレケイアは前走の習志野きらっとスプリント12着大敗をどう判断するか。デキ落ちではなく自分の競馬ができない時のモロさをみせたのなら度外視可能。あるいは本来の競馬で反発も。

◎(8)ドンアミティエ
○(12)ヤマニンチェルキ
▲(7)サンライズアムール
△(16)クロジシジョー
△(4)コンティノアール
△(14)シアージスト
△(13)イグザルト
△(1)エンテレケイア

おすすめ買い目

馬単 8→12 8→7 8→16 8→4 8→14 8→13 8→1

 

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