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2025年10月 7日   レディスプレリュード (大井競馬)  

大井競馬   第11レース   秋初戦 テンカジョウが始動
全国公営競馬専門紙協会 事務局

14-1_ooikeiba.jpg【中央所属馬の評価】

 テンカジョウの前走スパーキングレディーカップは忙しい1600mで58キロを背負っての出遅れだけに巻き返しの余地は十分。オーサムリザルトを封じてV2決めたエンプレス杯の内容が光るし、JBCに向けて順調なスタートを切りたい。

 アンモシエラは昨年の佐賀JBCレディスクラシック勝ちなど1800m【3-3-0-1】。大井コースも羽田盃、東京ダービーで2・3着とマイナス要素はない。前走は斤量58キロに泣いた面もあり巻き返しに警戒だ。

 ビヨンドザヴァレーはヴィクトリアマイルこそ15着と大敗しているが、昨年暮れのターコイズS2着後は重賞路線で安定した走りをみせている。今回はダートに可能性を求めての参戦だけに、好走ならJBCに視界が開けるか。

 バスタードサフランは復帰戦のJRAアニバーサリーSをいきなり快勝してオープン入り。内容も2番手から抜け出して完勝だったし、馬体増もそのままパワーアップの評価でよさそうだが、勢いをぶつけてどこまで抵抗できるか。

 タクシンイメルはオープンに上がっての前走名古屋城Sが14着と厳しい結果。地方競馬のダートに活路を求めてきたか。距離はベストとしても今後にメドが立てられれば。

【地方所属馬の評価】

 フェブランシェは前走スパーキングレディーCでダートグレード制覇。マイル適性とJRA勢との斤量差を突いて最高の結果が出た。1800mでは少しトーンダウンするが地元の意地をみせたいところ。

 ラブラブパイロは門別、盛岡遠征から戻って地元のダートグレード競走。前2戦この馬なりに健闘といえるし、1800mもベストといえるが、ひとまず見せ場つくれれば上々。

 ベルグラシアスは3歳牝馬限定のマリーンCではなく、東京プリンセス賞を勝った地元1800mのこちらに照準。ここは古馬を相手に力試しというところか。

 高知のアンティキティラは読売レディス杯、秋桜賞ともに2着。地方馬同士なら存在感をみせているが、ダートグレード競走ではパンチ不足は明白。どこまで抵抗できるか。

 ローリエフレイバーの前走ビューチフルドリーマーカップは本来の勝負強さを発揮して巻き返したが、自分のかたちに持ち込めないとモロい傾向。ダートグレード競走では相手が強力でどこまで。

 シトラルテミニは大井在籍時にコンビ組んでいた矢野騎手と再タッグ。ただ、当時より地力強化していたとしても、ここは相手が強力で今後の糧になれば。

 マテリアルガールの前2戦は控える競馬でもコンマ差の圏内でまとめて掲示板。この馬なりの進境はうかがえるが、ここはさすがに相手がそろっている。

【解説者の予想】

 テンカジョウは今年上半期に牝馬ダートグレード競走を2勝、エンプレス杯では早めのスパートから直線オーサムリザルトの追撃を封じ切り、同馬の無敗記録を止める強い勝ちっぷりを披露した。重賞3連勝を目指したスパーキングレディーCは3着に敗れたが、初の1600m戦で斤量58キロ。いつも通りスタート後手もあったが、この条件ではさすがに挽回が利かなかった印象。今回大井1800mに舞台が変わるのは当然好材料。ここはきっちり巻き返して主役としてJBCへ向かう。

 アンモシエラは昨年の佐賀JBCレディスクラシック制覇後は4戦して2・16・3・5着。フェブラリーSでの大敗は度外視できるにしても、対テンカジョウとの戦績も分が悪い点は物足りなく映るし、今回もGI馬として唯一57キロを背負う点も微妙。とはいえ昨春の牡馬三冠路線を含め地方のダートグレード競走では大崩れがないのも事実。ここでも上位争いは間違いない。

 スパーキングレディーカップを勝ったフェブランシェはJRA勢との斤量差や適性の差を存分に生かしての勝利にも映るが、ハイペースの逃げ馬が失速し向正面で早めに単独先頭になるかたちながら、最後まで集中を切らさず押し切った点は高評価を与えていい内容。大井でも昨年暮れに転入初戦の東京シンデレラマイルを圧勝とコース不安もない。やはりカギを握るのはベストにはひと息長いと思われる1800m。これを克服なら連勝も。

 ビヨンドザヴァレーは今回が初ダート。重賞未勝利でも15着のGIヴィクトリアマイルを含めて前5戦すべてコンマ差は能力の裏付けだが、青葉賞勝ちヴァンキッシュランを筆頭にきょうだいは芝志向。父がディープインパクトからイスラボニータに変わって、秘めた砂適性があるかがカギ。バスタードサフランは逆にマジェスティックウォリアー×ゴールドアリュールのいかにもといった砂血統で初舞台でも地方適性もあるはず。3勝クラスを勝ち上がったばかりでも軽視は禁物。タクシンイメルもオープン昇格の前走は大敗したが、牝馬同士で前々をマイペースで運べれば残り目も。ラブラブパイロはダートグレード競走では善戦目標も、条件はベストだけに展開の助けがあれば入着も。

 ◎(7)テンカジョウ
 ○(3)アンモシエラ
 ▲(11)フェブランシェ
 △(12)ビヨンドザヴァレー
 △(10)バスタードサフラン
 △(4)タクシンイメル
 △(2)ラブラブパイロ

おすすめ買い目

馬単 7→3 3→7 7→11 11→7 7→12 12→7 3→11 11→3 7→10 7→4

 

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