Odds Park 競馬

　メインは今回で63回目を迎える伝統重賞六甲盃。全国交流になって今年で7年目、これまで地元馬3勝、他地区3勝と全くの五分となっている。どこからでも狙えそうな好メンバーが揃ったが、本命には昨年の兵庫優駿馬マルカイグアス。年明けからの2走はやや消化不良の内容に終わっているが、休養を挟んで立て直し、直前の追い切りでは抜群の動きを披露。状態は戻ったとみて良さそう、主戦鴨宮Jに戻り反撃へ。相手はメイショウハクサン、昨年同様前哨戦を快勝しての参戦。前走は馬体が大きく絞れたことでレース振りが一変。スローのレース展開に泣かされた昨年のリベンジを誓う。遠征勢ではゴールドレガシーが有力か。休み明けだった前走が圧巻の内容でV。重賞は初挑戦になるがハイレベル南関東で崩れなく走れている点は評価できる。展開のカギを握りそうなのはアキュートガールと昨年の覇者ラッキードリーム、自在に動けるフラフも圏内。

◎（3）マルカイグアス…昨年の兵庫優駿馬で暮れの園田金盃では古馬もねじ伏せ、24年の園田競馬を牽引した1頭。今年に入って新春賞、白鷺賞とやや精彩を欠いているが、前走後に休養を挟んで立て直し、直前併せ馬で行われた追い切りでは騎乗していた鴨宮Ｊを唸らす動きで状態は戻ったとみて良さそうだ。何よりこの馬のクセを知り尽くす主戦戻りは心強いし、ここから反撃へ。

○（9）メイショウハクサン…昨年同様前哨戦を快勝してここへ参戦。昨年は道中スローの展開に泣かされ自身の力を発揮できなかったが、今年はひと味違う。休養明けで大きく馬体が絞れた前走がこれまでの後方一辺倒とは違い、馬込での競馬。抜群の手応えで抜け出すと2着に2馬身差の快勝と収穫の多い内容。そのレース振りから昨年のような展開泣きすることはなさそう。リベンジ誓う。

▲（11）ゴールドレガシー…ＪＲＡ4勝、南関東に移籍してからも安定した走りを続けており、12戦して掲示板を外したのは転入初戦の一度のみ。今回が重賞初挑戦になるが、実績的には全く遜色はないし、鞍上にも仕事人吉原Ｊ。小回り園田馬場に対応なら。

△（7）アキュートガール…佐賀ヴィーナスＣを除外になり、前走は少し間隔が開いていた中でも出走。勝ち馬の決め手には屈したが、うまく自分のペースを刻み3着には4馬身差と力はしっかり示した。今回も外ラッキードリームとの先陣争いになりそうだが、再度単騎逃げに持ち込めれば粘り込みも十分。

△（10）ラッキードリーム…連覇を狙ってここへ。前走の内容を見る限り少し年齢による影響も感じたが、昨年も前哨戦3着から巻き返してのＶ。やはりこの馬がフルに力を発揮できる形は逃げ、出脚付けてハナを叩いて行けるかがカギに。

△（5）フラフ…これまで兵庫では14戦して（12.1.0.1）唯一の馬券外は2走前の新春賞のみ。自在に立ち回れる脚質は魅力のひとつだし、重賞挑戦2度目の今回は注意が必要。