レース展望・予想

牡馬相手でもショウガマッタナシ「北日本新聞杯」(金沢競馬)

2025/05/18

金沢競馬は今週も日、火曜日の通常開催になります。18日(日)のメインカードは最終第11レースで争われる3歳馬による重賞「第33回北日本新聞杯」(金沢競馬場1700メートル)です。今年の金沢3歳勢は勢力図が目まぐるしく変わる大混戦となっている上に、中央未勝利から転入してきた新興勢力も加わって、どの馬が勝っておかしくない激戦ムードが漂います。

まず近況から人気を集めるのは◎2 ショウガマッタナシ(牝、高橋俊之厩舎)です。前走の3歳牝馬重賞・ノトキリシマ賞(1500メートル)はスタートから先頭に立つほどの勢いで、1コーナーを過ぎてから好位に控えて他馬に先手を譲りましたが、3コーナーで内から抜き返して再び先頭に立つと、そのまま後続を引き離して押し切ってしまいました。ネクストスター金沢に続く重賞2勝目で、どんな展開になっても対応できる操作性の高さを見せつけました。1700メートル戦は2歳冬の金沢ヤングチャンピオンで7着に崩れていますが、折り合い面がさらに安定した今の状態なら乗り越えられそうです。引き続き追い切りは順調で、前走マイナス11キロだった馬体重がこれ以上大幅に減らなければ、牡馬相手でも好勝負が期待できます。

○7 ダンナイ(牡、野田幸雄厩舎)も2歳時に1700メートルの金沢ヤングチャンピオンを快勝した実績から軽視はできません。初めて古馬との対戦となった前走のB2級二組(1500メートル)で6着に敗れるなど、3歳になってから伸び悩んでいる印象はありますが、同世代相手なら負けられないところ。ここに向けて2本の追い切りを消化して仕上げられており、直線で見せたシャープな伸び脚は好調時を彷彿させています。勝負どころから一気にコーナーを駆け上がって決め手の違いで直線抜け出せれば、後続を突き放せそうです。

▲5 クリノチャールズ(牡、加藤和宏厩舎)は重賞初挑戦になりますが、金沢でまだ連対を外していません。特に2番手抜け出しで中央勢を抑え込んだ前走のJRA交流加賀手取川賞(1500メートル)の勝ちっぷりには驚かされました。以前は追い切りで内へモタれる仕草を見せていましたが、今では最後まで伸びるようになっており、冬場に高知遠征でもまれたこともあって中央未勝利から転入してきた当初よりもかなり成長しています。初めての1700メートル戦でもしぶとい先行力を発揮できれば際どい勝負に持ち込めそうです。

△11 タルバン(牡、加藤和宏厩舎)も中央未勝利から転入後4戦して3勝とまだ底を見せていません。唯一2着に敗れた3走前の3歳A2組(1500メートル)でも先に直線抜け出したダンナイをハナ差まで追い詰めており、勝ちに等しいレース内容。こちらも1700メートル戦は初めてとなりますが、追い通しの手応えでもバテずに伸びてくるしぶとさがあり、直線の追い比べ勝負になれば競り勝つシーンがあるかもしれません。

△9 ゴールドパース(牝、佐藤茂厩舎)も末脚の良さには定評があります。3歳になってまだ勝ち星に届いていませんが、前走のノトキリシマ賞でも4コーナー内から脚を伸ばして3着まで追い上げてきました。脚質的にも1700メートルに距離が延びるのは良さそうで、前崩れの展開になれば上位進出のチャンスがありそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 2⇔7・5・11・9(8点)
3連単(フォーメーション) 2→7・5・11・9→7・5・11・9 7・5・11・9→2→7・5・11・9(24点)

北日本新聞杯の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑

地方競馬予想情報

地方競馬ならオッズパーク競馬