レース展望・予想

移籍2連勝なるかニホンピロポート「オイラー特別」（笠松競馬）

2023/11/07

11月7日（火）の笠松競馬メイン第10レースは「オイラー特別」（B級1組、笠松競馬場1400メートル）。

中央からの転入初戦をともに完勝で飾った◎2 ニホンピロポート（牝4、川嶋弘吉厩舎）、○3 マルメラーダ（牝3、笹野博司厩舎）が二強を形成する。差はわずかだが、中央1勝馬とキャリア上位で、インパクト大の大差勝ちと豪快さで勝るニホンピロポートを上位視するのがベターだろう。難なく先制を決めてマイペースの逃げに持ち込んだ前走だが、少し気合をつけた3コーナーから後続を一気に引き離して一人旅。最後まで流したまま悠々ゴールに飛び込み、終わってみれば2着馬に2秒9差をつけるぶっ千切りのランでアピールした。芝ながら中央時に1勝をマークした能力、スピードの高さを示すものだった。中間は馬なりながら追い切りでシャープな脚さばきを見せ、反動も感じられない。好調なライバルぞろいの1組参戦も移籍2連勝に当然期待が高まる。

同様に転入戦で好センスぶりを披露したマルメラーダが最大のライバル。スタートこそいまいちで中団からのレースになったが、勝負どころ手前の向正面半ばから上昇を開始し豪快にひとまくり。直線は流したが、シャープなフットワークが光り、追えばさらに伸びる感触があった。しかもデビュー以来初のダート戦での高パフォーマンスに、将来性を感じさせた走りでもあった。コースや環境、ダート慣れが見込め、上積み材料に事欠かない移籍2戦目。直線勝負に持ち込んで打倒ニホンピロポートを目指す。

二強とは差はあるが、一角崩しを狙うのが▲4 アイリーライフ（牝5、後藤佑耶厩舎）。2走前のマイル戦では大きく崩れたがB級昇級後、1400メートルでは3戦オール連対の巧者だ。

一方、もう少し距離がほしいのは△6 フルフォース（牝4、水野善太厩舎）。きっちり伸びる末脚がセールスポイントで、直線勝負に持ち込みたい。

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馬単　2→1・3・4・6（4点）
3連単（1軸流し）　2→1・3・4・6（12点）

オイラー特別の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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