レース展望・予想

距離延長でもオヌシナニモノの中心揺るがず「金沢スプリングカップ」(金沢競馬)

2023/04/23

今週の金沢競馬は日、火曜日の通常開催に戻ります。23日(日)のメインカードは第11レースで争われる古馬オープンによる重賞「第33回金沢スプリングカップ」(金沢競馬場1500メートル)になります。

今年は9日に1900メートルで金沢競馬移転50周年記念の重賞が実施された関係で距離が1500メートルに短縮され、スピードに自信があるメンバーが顔をそろえました。

◎1 オヌシナニモノ(牡6、佐藤茂厩舎)はハクサンアマゾネスを直線入口で突き放した開幕週の勝ちっぷりの良さから、前走の1400メートル戦でも断然の1番人気に推されました。手綱を抑えたままで3コーナー過ぎから先頭に立つと、外から並びかけようとするガムランを寄せ付けずに4コーナーを先頭で回って、直線4馬身引き離す快勝劇でした。予定通りに連勝を飾っての目標にしていた金沢スプリングカップ挑戦で、追い切りでは馬なりで前走以上に直線で好タイムを叩き出しており、連戦の疲れは感じられません。1500メートルに距離は延びますが、直線に入ってさらに後続を突き放す強い勝ちっぷりから問題はなさそうで、初の重賞タイトルを手するチャンスです。

○7 ハイパーステージ(牡6、加藤和義厩舎)は昨夏に大井から転入してきて鋭い末脚を武器にここまで3着以内を外しておらず、今回が重賞初挑戦となります。冬休み明けとなった前走の1700メートル戦でも後方で脚をためながら追走し向正面半ばから仕掛けると、一気にコーナーを駆け上がって4コーナー外から先頭に立ち、そのまま直線抜け出す快勝劇でした。今回は距離が1500メートルに短縮され、末脚で勝負するこの馬にとって不利に映りますが、昨年末には1400メートル戦で追い込み勝ちを決めており、距離が短くなる方が末脚の切れ味が増す印象があります。直線入口でどこまでオヌシナニモノに迫れるかがポイントで、並びかけることができれば、直線のたたき合いに持ち込めそうです。

▲8 ガムラン(牡5、佐藤茂厩舎)は再転入初戦となった前走の1400メートル戦で、3コーナー過ぎでオヌシナニモノに並びかけて見せ場を作りました。直線で引き離されてしまい2着でしたが、金沢コースだと走りが一変することが再認識されました。追い切りでは前走以上に直線で反応の良さを見せており、あと100メートル距離が延びることでオヌシナニモノに詰め寄れるかもしれません。

△2 フラッグアドミラル(牡9、中川雅之厩舎)は中央2勝クラスから転入してきて、いきなりA2級の1700メートル戦を逃げ切るスピードを見せました。今回は重賞に組まれましたが、スタートダッシュの良さで先手を奪うことができれば、前残りが図れそうです。

△4 ネオアマゾネス(牝6、井樋一也厩舎)は前走の金沢競馬移転50周年記念でも4着と入着を外さない走りが続いています。引き続き追い切り気配は悪くなく、オヌシナニモノが後続を大きく引き離す展開になれば、堅実な差し脚で混戦の次位争いから抜け出してくるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 1→7・8・2・4 7→1(5点)
3連単(フォーメーション) 7→1→8・2・4(3点)
3連単(1軸流し) 1→7・8・2・4(12点)

金沢スプリングカップの出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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