レース展望・予想

安定感抜群のピンクビジョンが軸「兼六園ジュニアカップ」(金沢競馬)

2022/10/30

2歳チャンピオンシリーズ・未来優駿2022の「第24回兼六園ジュニアカップ」(2歳、金沢競馬場1500メートル)が、10月30日(日)の最終第11レースで争われます。地方全国交流として行われた昨年は北海道から参戦してきたエンリルが逃げ切りましたが、再び地元馬限定戦に戻った今年は例年通りの地元生え抜き組vs.北海道出身組の構図になっています。

◎3 ピンクビジョン(牝、加藤和宏厩舎)はデビュー2戦目でジャックトマメノキに競り勝って以降、3戦連続でショウガタップリの2着が続いていましたが、前走の2歳準重賞・くろゆり賞をしっかり勝って巻き返しました。好位策から4コーナー外を回って直線は3頭横並びの追い比べとなりましたが、ゴール前抜け出してきた脚色にはやはり素質の違いを感じました。今年の金沢2歳勢は6戦無敗のショウガタップリばかり注目されていますが、2番手評価でも地元生え抜き勢の中ではトップクラスの能力を秘めています。デビューからまだ連対を外していない安定感は軸馬として最適で、名古屋の名手・岡部誠騎手の導きなら重賞初制覇も飾れそうです。

○6 エムオージェネラル(牡、佐藤茂厩舎)は北海道からの転入馬で、白星はデビュー2戦目で2歳未勝利戦を勝っただけですが、2歳オープンでも3着と馬券に絡んでおり、デビューからまだ3着以内を外していません。今回人気を分けるノブノビスケッツやミオソフィアとは3戦目のJRA認定未勝利戦で一緒に走って先着しており、今年の北海道出身組の中では実績面で抜けています。追い切りでも併走した3歳馬を直線で突き放す迫力ある動きを見せており、直線でピンクビジョンとの叩き合いになるなら競り勝つシーンは十分に考えられます。

▲2 ノブノビスケッツ(牡、加藤和宏厩舎)はエムオージェネラルよりもひと足先に北海道から金沢へ移籍してきて転入初戦勝ちを飾っています。向正面で押し出されるように早めに先頭へ抜け出し、直線では2着だったカレイジャスに並ばれる危ういシーンはありましたが、ゴール前で伸び返して競り勝ちました。その後の金沢シンデレラカップでカレイジャズが最下位に沈んだため評価が微妙になりましたが、北海道で2勝を挙げている先行スピードから、ゴールまで後続の追い上げをしのげれば押し切りもありそうです。

△8 ダイヤモンドライン(牝、佐藤茂厩舎)は前走のくろゆり賞で勝負どころからピンクビジョンと併走して上がっていき、直線でも負けじと食い下がって2着に入りました。今回は約1カ月レース間隔を空けて鍛え直されており、上積みがあればさらに好レースが期待できそうです。

△4 ミオソフィア(牝、中川雅之厩舎)は北海道から移籍してきて、転入初戦で金沢シンデレラカップへ挑みましたが4着でした。初の1500メートル戦でも大崩れしなかったのは収穫で、コース2走目なら前残りが図れるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 3⇔6・2・8・4(8点)
3連単(フォーメーション) 3→6・2・8・4→6・2・8・4 6・2・8・4→3→6・2・8・4(24点)

兼六園ジュニアカップの出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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