レース展望・予想

実績断然ベニスビーチ「金沢クイーン賞」(金沢競馬)

2022/07/12

今週まで日曜、火曜日で開催されている金沢競馬。7月12日(火)のメインは第11レースで争われる牝馬限定の準重賞「金沢クイーン賞」(A級以下B1級以上牝馬、金沢競馬場1500メートル)になります。勝ち馬には8月2日に行われるグランダム・ジャパン古馬シーズンの読売レディス杯(地方全国交流、1500メートル)への優先出走権が与えられます。

トライアル戦にしては珍しくフルゲート12頭立てで争われますが、メンバーで唯一重賞勝ちがある◎11 ベニスビーチ(牝4、中川雅之厩舎)が実績面で抜けた存在です。前走の徽軫(ことじ)賞は、逃げたナーラックを直線半ばで交わして一旦は抜け出しましたが、外から猛追してきたネオアマゾネスにゴール前で並ばれてクビ差の2着に敗れました。金沢スプリングカップからの連闘だったため、その後は1カ月ほど小松温泉牧場へ放牧に出され、リフレッシュして戻って来ました。短期放牧明けになりますが、追い切りでは主戦の吉原寛人騎手が長めに追って感触を確かめており、出走態勢は整っています。読売レディス杯で地元代表として遠征馬を迎え撃つためにも、ここで勝ち切って弾みをつけたいところです。

○5 ジェネラルエリア(牝5、井樋一也厩舎)は金沢スプリングカップや徽軫賞では掲示板外でしたが、前走の百万石賞では離れた6番手追走から脚を伸ばして3着まで浮上してきました。勝ったハクサンアマゾネスには引き離されましたが、2着のファストフラッシュには1馬身差まで詰め寄っており、差しに回っても健闘しました。その後はレース間隔を空けてここ目標に調整を積んでおり、追い切りでは楽な手応えで前走以上の時計で動いています。前回1500メートル戦を走った徽軫賞では先手争いに巻き込まれて8着に失速していますが、今回も差しに徹するレースができれば、勝負どころから長くいい脚を使って混戦の次位争いから抜け出してきそうです。

▲9 ナーラック(牝5、金田一昌厩舎)は金沢入りしてから他馬にハナを譲ったことがないことから、前走の日本海スプリントでも2番人気に推されましたが、先手を奪えずに3番手からのレースとなり3着でした。敗れはしましたが、前に行った馬たちが総崩れとなる流れでも直線失速せずに伸びてきており、底力があるところを見せました。1500メートル戦は3走前の徽軫賞でベニスビーチと差のない3着に逃げ粘っており、今回も先手を奪って4コーナーを先頭で回ることができれば、際どい勝負に持ち込めそうです。

船橋から転入後4戦負けなしと快進撃が続いている△2 レッドエステーラ(牝6、佐藤茂厩舎)にも注目が集まります。格上馬相手に好勝負できるなら今後が楽しみな存在になります。

3月の転入初戦から5連勝した△6 コトブキレイア(牝5、川添明弘厩舎)もスピードがあります。前走のA2級二組でV奪回してリズムも取り戻しており、引き続き乗り込みも熱心なことから、準重賞初挑戦でも軽視はできません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 11→5・9・2・6(4点)
3連単(1軸流し) 11→5・9・2・6(12点)

金沢クイーン賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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